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2018年度第5回CFPランキング発表

2018年度第5回CFPランキング発表

今シーズンもいよいよ今週末の各カンファレンス優勝決定戦でレギュラーシーズンが終了となります。そして12月2日にはカレッジフットボールプレーオフ(CFP)に出場できる上位4チームを決定するファイナルCFPランキングが発表されることになっています。この4チームが栄えある全米制覇に向けて準決勝戦に臨むわけです。それに先駆けて本日(11月27日火曜日)今季第5回目のCFPランキングがリリースされました。残された時間はあと1週間。上位チームは悲願のプレーオフ進出を目指して最後のアピールのために今週末を迎えます。

それでは今日発表された最新のCFPランキングを分析してみたいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

上位4チーム

1位 アラバマ大
2位 クレムソン大
3位 ノートルダム大
4位 ジョージア大

先週4位だったミシガン大がオハイオ州立大に完敗したため、ここに来て上位4チームに変動が見られました。

1位のアラバマ大はライバル・アーバン大を一蹴。2位のクレムソン大は同じくライバル・サウスカロライナ大を退け、そして3位のノートルダム大はサザンカリフォルニア大に苦戦するも最終的には突き放して勝利。この3チームは無敗を守って最新ランキングでも先週の順位を維持しました。

そして4位には敗れたミシガン大に代わり先週5位のジョージア大が順当に繰り上がり。彼らはジョージア工科大を45対7と全く寄せ付けずに11勝目を挙げ、いよいよプレーオフ進出候補の一角に食い込んできました。


第2集団

5位 オクラホマ大
6位 オハイオ州立大

ミシガン大敗退の恩恵を受けたのがオクラホマ大。彼らは順位を先週から一つ上げて5位に上昇。またミシガン大を完膚なきまでになぎ倒したオハイオ州立大は10位から一気に6位にまで飛び越してきました。

オクラホマ大は今週末行われるBig 12カンファレンス優勝決定戦でテキサス大との再戦、そしてオハイオ州立大はBig Tenカンファレンス優勝決定戦でノースウエスタン大と激突。当然ながら彼らが最終ランキングでトップ4位に入るにはそれぞれが今週末の試合に勝つことが最低条件となります。

第3集団

7位 セントラルフロリダ大

セントラルフロリダ大は先週から順位を更に一つ上げ、「グループオブ5」出身チームとして史上最高位を更新しました。ただ彼らは先週のサウスフロリダ大戦でチームの要であるQBマッケンジー・ミルトン(McKenzie Milton)が膝に大怪我を抱えて今季絶望。彼がいるのといないのとではチーム力が格段に変わってくるでしょうから、誠に非情ながらもCFP選考委員会がこの事をどうランキングに反映させるのかが注目されます。

今後の展開

ご覧の通りミシガン大とワシントン州立大(先週8位)が敗れたため、上に挙げた7チームにプレーオフ進出の可能性が残されていると言っていいと思います。

今週末最大の注目ゲームは1位のアラバマ大と4位のジョージア大の激突。実質的にプレーオフの準々決勝戦だなんていう声も聞かれますが、クレムソン大がピッツバーグ大、ノートルダム大はすでに全行程を終えていることを考えると、このアラバマ大対ジョージア大戦の結果で最終ランキングの上位4チームが決まるといっても過言ではありません。

ジョージア大が敗れた場合

もしアラバマ大がジョージア大を倒すと、ジョージア大は2敗目となり彼らのプレーオフの夢は閉ざされることになるでしょう。そうなると彼らに代わる第4のチームが誰になるのか、という問題が出てきます。当然ながらこの椅子を巡って争うのはオクラホマ大、オハイオ州立大、そしてセントラルフロリダ大ということになるでしょうが、この3チームが順当に勝てば、実質的にはオクラホマ大とオハイオ州立大の一騎打ちとなるでしょう。

そこで生まれるのは、果たしてオクラホマ大とオハイオ州立大、どっちが4番目の椅子に座るのにふさわしいか?という議論です。

オクラホマ大はここまでコンスタントに高得点を挙げて勝ち進んできたチーム。唯一の敗戦は3点という僅差で負けてしまったライバル・テキサス大戦。彼らはディフェンスが足を引っ張っていると言われていますが、それを補うのに十分すぎる活躍をするQBカイラー・マレー(Kyler Murray)のお陰でここまで11勝1敗という成績を残してきました。

一方のオハイオ州立大は先週ミシガン大からまさかの勝利を奪い、チームのポテンシャルの高さを全米中に知らしめてくれました。しかしやっぱり見逃せないのはシーズン中にパデュー大に大敗したこと、そしてミネソタ大、インディアナ大、ネブラスカ大、メリーランド大に勝利を挙げながらも僅差のゲームを演じてしまったことです。

現時点で言えばもしジョージア大がアラバマ大に敗れた場合には彼らに代わって4位に滑り込むのはオクラホマ大のほうがオハイオ州立大よりもチャンスが高いのではないでしょうか。しかし彼らにはCFP選考委員会にアピールする最後のチャンス(カンファレンス優勝決定戦)が今週末残っています。もしオクラホマ大が敗れてオハイオ州立大が勝てばオハイオ州立大が4年ぶりのプレーオフ進出の確率がぐっと上がることになるでしょう。そしてまたその逆もしかりです。

もしセントラルフロリダ大にチャンスが有るとすれば、ジョージア大、オクラホマ大、オハイオ州立大が全滅する場合です。こうなると単純計算ではセントラルフロリダ大にチャンスが回ってくるということになりますが、もし今挙げた3チームがそれぞれ2敗目を喫したとしても、無敗ながら格下チームとばかり対戦してきたセントラルフロリダ大がその3チームを追い抜けるのかと言えばちょっと分かりません。ひょっとしたら無敗のセントラルフロリダ大よりも2敗のジョージア大のほうが評価が高くなるかもしれませんし。それだけ「ストレングス・オブ・スケジュール」がCFP選考委員会で重要視されているということです。

アラバマ大が敗れた場合

このシナリオはファイナルランキングを発表する選考委員会にとって一見難しい選択を迫るものになりそうですが、現実的に考えてみると選考委員会としては最も簡単なシナリオとなる可能性があります。

もしSEC優勝決定戦でジョージア大がアラバマ大を倒し、アラバマ大に今季初黒星が付いたとします。この場合の最大の注目点はアラバマ大がこの1敗によりどこまでランクを下げるかにあります。アラバマ大はここまで誰もが認める全米ナンバーワンチームとしてシーズンを渡り歩いてきました。その彼らが最後の最後に被った敗戦のせいで上位4チーム入りにふさわしくないチームとなってしまうのか?ここに至るまでのチーム力を考えた時、彼らはその1敗のせいでナショナルタイトルを狙えないチームという判断を下されてしまうのか?

個人的にはアラバマ大はたとえジョージア大に負けたとしても全米トップ4位以内にとどまるのではないかと考えます。そうなればクレムソン大(ピッツバーグ大を倒すことを前提として)、ノートルダム大、SEC優勝チームとなったジョージア大、そしてそのジョージア大に負けてしまったアラバマ大がプレーオフ進出を果たすことになると踏んでいます。つまりアラバマ大が勝ってしまうと5位以下のチームがどうあがこうと彼らにプレーオフ進出のチャンスはなくなってしまうということです。

今週末どんなドラマが待っているのか・・・。今から待ち遠しくてたまりませんね。

 

第5回目のCFPランキング

順位チーム勝敗先週
rankstay1アラバマ大 12-01
rankstay2クレムソン大12-02
rankstay3ノートルダム大12-03
rankup4ジョージア大11-15
rankup5オクラホマ大11-16
rankup6オハイオ州立大11-110
rankdown7ミシガン大10-24
rankup8セントラルフロリダ大11-09
rankup9フロリダ大9-311
rankdown10ルイジアナ州立大9-37
rankup11ワシントン大9-316
rankstay12ペンシルバニア州立大 9-312
rankdown13ワシントン州立大 10-28
rankstay14テキサス大9-314
rankstay15ケンタッキー大9-315
rankdown16ウエストバージニア大8-313
rankstay17ユタ大9-317
rankstay18ミシシッピ州立大8-418
rankup19テキサスA&M大8-422
rankstay20シラキュース大9-320
rankdown21ノースウエスタン大8-419
rankup22ボイジー州立大10-223
rankup23アイオワ州立大7-425
ranknew24ミズーリ大8-4NR
ranknew25フレズノ州立大10-2NR
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