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2018年度シーズン総括

2018年度シーズン総括

カレッジフットボール2018年度シーズンも終わり早3週間。2018年度のネタでまだ引っ張るか!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、シーズンを締めくくるという意味で昨年度を振り返り総括してみたいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

 

マイヤー監督・ダーキン監督の謹慎処分

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2018年度は開幕前からオハイオ州立大アーバン・マイヤー(Urban Meyer)監督の謹慎処分の話で持ちきりでした。そういった意味ではこのニュースがシーズンを迎えるに当たり大きく水を差した形になりました。

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要約すれば彼のアシスタントコーチが元妻に働いていたという暴力事件を隠蔽しようとしたのではないかという疑惑です。プレシーズンのメディアデーでこのことに関して質問されたマイヤー監督は「そんなことは知らない」といっていましたが、後に詳細が明らかになり彼がその事実を把握していたということで結果的にプレシーズン中のコーチング禁止、そして開幕から3試合の謹慎処分に処されたのです。

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またメリーランド大D.J.ダーキン(D.J. Durkin)監督はというと、5月のトレーニング中に起きたジョーダン・マクネアー(Jordan McNair)選手の死亡事故に関して沸き起こったチーム内のパワハラ疑惑で彼もまた謹慎処分に。ダーキン監督の場合は10月末まで謹慎が続き、10月30日に謹慎処分が解けチーム復帰が許されますが、これを不服とするキャンパス内の批判の声に押され翌日に大学長がダーキン監督を解雇するというゴタゴタに発展していました。

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いずれにしても華やかなカレッジフットボールの開幕は二人の監督の謹慎処分というニュースに少なからず影響を受けてしまったのでした。


新レッドシャツルールの影響

2018年からレッドシャツルールがかわり、シーズン中4試合までならばレッドシャツを使うことなく試合出場できるようになりました。これまではレッドシャツ選手になると試合に出場できなくなる代わりにその年の出場資格を将来にとっておけたのですが、その代わりレッドシャツ選手は実戦経験を積むことは許されず、コーチ陣がルール改正をNCAAに要請していたのです。そしてルール改正によりレッドシャツ選手も4試合までならば実戦経験を積むことが出来、なおかつその年のプレー資格をセーブすることが出来るようになったのです。

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もともとは若手に経験を積ませるために生み出された新ルールですが、いつの時代でもルールは狙いとは異なった目的に使用されるもので、このルール改正を逆手に取って4試合プレーした後にトランスファー(転校)する選手が現れたのです。

それを使用して注目を浴びたのがクレムソン大ケリー・ブライアント(Kelly Bryant) です。彼は先発QBの座を1年生のスーパールーキー、トレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)に奪われてしまい、出場機会を求めて転校することにしたのですが、それを可能にしたのがこの改正されたレッドシャツルールでした。彼は4試合目まで試合に出ていましたが、5試合目を迎える前に先発交代を言い渡されてしまいました。今までだったらブライアントはローレンスのバックアップとして4年生最後のシーズンを過ごさなければなりませんでしたが、新ルールのおかげで5試合目以降をクレムソン大でプレーしなければもう1年のプレー資格を保有することになるため、これを利用して新天地へ旅たったのです(のちにミズーリ大にトランスファーすることが明らかになりました)。

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思わぬ副産物によりレッドシャツを使用していない選手のトランスファー戦略が改められることになりましたが(レッドシャツには1回しかなれないため)、一方でアラバマ大ジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)はブライアントと同じように先発の座をトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)に奪われましたが、彼はチーム残留を決意。結果的に残留したことはハーツにとっては良い方向へ動いたと思われますが(後述)、来年以降この新レッドシャツルールを利用して転校していく選手が増えることになるかも知れません。もしくはそれを阻止するために新たなルール改正が行われるとか・・・。

先発QB争い

昨年度は前年の先発QBがその座を脅かされるというケースが目立ちました。上にあげたクレムソン大のブライアントとローレンス、アラバマ大のハーツとタガヴァイロアをはじめとして、ノートルダム大ブライアン・ウィンブッシュ(Brian Wimbush)とイアン・ブック(Ian Book)、マイアミ大マリク・ロズィアー(Malik Rozier)とヌコシ・ペリー(N’Kosi Perry)、テキサスA&M大ニック・スターケル(Nick Starkel)とケレン・モンド(Kellen Mond)など。またジョージア大でも一時期ジェイク・フローム(Jake Fromm)に代えてジャスティン・フィールズ(Justin Fields)の出場を熱望するファンも現れていました。

そのうちクレムソン大、アラバマ大、ノートルダム大はしっかりとプレーオフに進出を果たしましたから、QB交代という大きな決断が吉と出たことになりますが、マイアミ大の場合はロズィアーとペリーを取っ替え引っ替えするような起用法が裏目に出てチームは撃沈。なんだかんだ言ってQBというポジションがチームの動向に大きく影響を及ぼすものであることを再確認させられました。

タイラー・ストロング

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時にカレッジフットボールでは勝敗とは関係ない、人々に感動を呼び起こすようなサイドストーリーが生まれるものです。今年はパデュー大のスーパーファンで末期の癌に侵されたタイラー・トレント(Tyler Trent)さんの話。

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丁度彼の話がアメリカ大手スポーツネットワークのESPNに取り上げられたのが第8週目のオハイオ州立大戦で、パデュー大のこの試合は全米のプライムタイムに生放送され、ホームチームだったパデュー大が全米2位のオハイオ州立大を42対20で敗る大金星を挙げたのです。

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またこの試合を放送したESPNが試合の隙間にトレントさんの話を挟んできて、ムード的にはパデュー大が勝つべくして勝ったと言っても過言ではない様相でした。カレッジフットボール、さらに言えばスポーツ全体がただ単に勝ち負けにこだわるだけではなく、人々の人生に勇気を与えてくれるようなものであることを再認識させてくれたのです。

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トレントさんは余命幾ばくもない状態ながらパデュー大を応援することを辞めず、また自分の意思とは違うところではあったと思いますが、置かれた環境にも屈せず人生を全うしている姿に勇気をもらったという人が数多くサポートの声を上げたように、人々に希望を与え続けました。そして年が明けた1月2日、20年という短い人生に幕を閉じました。が、彼が人々に与えた影響は長く語り継がれていくことでしょう。

Pac-12の凋落

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パワー5」カンファレンスと呼ばれる上位カンファレンス群がカレッジフットボール界を風靡する中、その中でもPac-12カンファレンスの不振は目に余るものがありました。開幕前からプレーオフ進出候補と言われていたワシントン大は開幕戦でつまずいた後さらに2敗を喫してしまいましたし、昨年のチャンピオンであるサザンカリフォルニア大は5勝7敗と負け越し。オレゴン大スタンフォード大は結果的に9勝を上げましたが、ナショナルランキングで上位に食い込むことはありませんでした。

アリゾナ州立大は昨季からNFLでも指揮をとった元ESPNアナリスト、ハーム・エドワーズ(Herm Edwards)氏を新監督に起用。予想外の成績を収めはしましたが(7勝6敗)、大成功というには程遠いレコード。コロラド大も2年前には大躍進を遂げ地区優勝を果たしましたが、今年はシーズン終盤にマイク・マッキンタイヤー(Mike MacIntyre)監督が解雇される始末。そしてもっともがっかりさせられたのはおそらくUCLAでしょう。昨季から元オレゴン大チップ・ケリー(Chip Kelly)監督を招聘し、オレゴン大時代のような旋風を巻き起こすかと思われましたが、結果は3勝9敗と惨敗。初年度から成功を期待するのは酷すぎるかもしれませんが、ファンのため息が漏れたことには変わりはありません。

そんな中唯一の光明となったのはワシントン州立大。彼らは4戦目に喫したUSC戦での1敗を終盤まで守り続け、CFPランキングでも8位にまで上り詰めましたが、肝心要のレギュラーシーズン最終戦でライバルのワシントン大に敗れ地区優勝すら獲得することはできませんでした。CFP進出にもっとも近かったPac-12チームがワシントン州立大でしたから、結局共食いの末に2年連続カンファレンス出身チームをプレーオフに送り込むことができなかったのです。

SECの台頭

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SEC(サウスイースタンカンファレンス)の台頭なんて見出しをつけたら「そんなの恒例のことだろ?」と思われる方も多いかもしれませんが、ほんの数年前まで「SECの時代は終わった」という声が聞かれたものです。2006年から7年連続でSECチームが全米制覇を成し遂げ、まさにSECが一斉を風靡していましたが、それ以降はアラバマ大が2度ナショナルタイトルに輝いた他ではランキングトップに絡んでくるチームが極端に減ったため、ついにSEC一辺倒の時代に終焉が訪れたという声が聞かれたのです。

しかし一昨年のナショナルタイトルゲームはアラバマ大ジョージア大というSEC対決となり、同カンファレンスの存在感を示すには十分でした。そして今年はフロリダ大ダン・マレン(Dan Mullen)氏、ミシシッピ州立大ジョー・モアヘッド(Joe Moorhead)氏、テネシー大ジェレミー・プルイット(Jeremy Pruitt)氏、テキサスA&M大ジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)氏らが相次いで新監督として就任。それがカンファレンスのレベルを底上げすることに貢献。また今年はケンタッキー大が驚きの快進撃を見せるなどし、結果的にファイナルランキングトップ20以内にSECチームが全部で6チームがランクインするほどの存在感を見せつけました。

SECの時代が終わったという声もしばらくは聞かなくなりそうですね。

ハイズマントロフィーレース

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今年のハイズマントロフィーレースは序盤からレギュラーシーズン後半までアラバマ大QBタガヴァイロアvsその他の選手という構図が出来上がっていました。タガヴァイロアは10試合目のルイジアナ州立大戦までINTパスがゼロというとんでもなく正確なパサー。トロフィー授賞式の時点でもINTパス数は4つのみと全米でもトップを行くQBレーティングを誇る選手としてトロフィーレースで最有力候補と言われ続けてきました。

それに対抗すると見られていたのがオクラホマ大QBカイラー・マレー(Kyler Murray)、オハイオ州立大QBドゥウェイン・ハスキンズ(Dwayne Haskins)、ワシントン州立大QBガードナー・ミンシュー(Gardner Minshew)、ウエストバージニア大QBウィル・グリアー(Will Grier)などの選手でした。そしてそこから抜け出したのがオクラホマ大のマレー。マレーはその類まれなる運動神経で貧弱なチームのディフェンス陣の穴を埋める大活躍を見せ、QBレーティングではタガヴァイロアを上回る出来を見せました。

そして授賞式を翌週に控えた第14週目のカンファレンス優勝決定戦。タガヴァイロア擁するアラバマ大はジョージア大と対戦しますが、この試合でタガヴァイロアは大苦戦。しかも第4Qには怪我で途中退場を余儀なくされ最後の最後で投票者たちに悪印象を与えてしまったのです。

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それとは対象的にオクラホマ大のマレーはテキサス大との優勝決定戦でほぼミスのない完璧なパフォーマンスで勝利を手助け。このタイミングでの両者の出来の違いがそのまま投票者の脳裏に刷り込まれ、結果的に最後の最後でマレーがタガヴァイロアを抜いて2018年度のハイズマントロフィー受賞選手に選ばれました。

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ジェイレン・ハーツ

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先にも触れましたが、アラバマ大は昨年までの先発QBだったハーツに代えてタガヴァイロアを先発に起用。このことはハーツにとっては中々受け入れがたい厳しい現実だったことでしょうが、彼はチームプレーヤーに徹して陰からタガヴァイロアおよびチームを支えてきました。

そんな彼にもスポットライトが当たる機会が訪れます。それは前述のSEC優勝決定戦でのジョージア大戦。タガヴァイロアが足首の怪我で退場を余儀なくされた時に登場したのがハーツでした。この時点でアラバマ大はリードされており、残り時間からしても敗戦の匂いが濃く漂っていました。

しかしここからドラマが始まります。ハーツがタガヴァイロアに先発の座を譲でらざるを得なかった最大の欠点と言われていたのが彼のパス能力ですが、この試合では明らかに前年度までとは違うパサーとしての能力向上を垣間見ることが出来ました。そのパスでTDを奪い追いつくと、今度は彼の真骨頂とも言えるランプレーで試合時間終了直前に逆転のTDを獲得。それが決勝点となり見事ハーツがチームに逆転勝利を呼び込んだのです。

奇しくもこれが行われたのが前年度にナショナルタイトルゲームでハーツがタガヴァイロアに出場機会を奪われたメルセデスベンツスタジアムであり、対戦相手もその時とおなじジョージア大だったという偶然の一致。そこで今回は途中から投入されて逆転勝利をお膳立てするというこのシナリオは脚本家がいたのか?!と言うぐらいの出来すぎな幕切れでした。

名将たちが引退

今年はレギュラーシーズン後に大御所コーチが相次いて現役引退を発表しました。

アーバン・マイヤー監督

まずはこの総括でも最初にご紹介したオハイオ州立大アーバン・マイヤー監督。ナショナルタイトルをフロリダ大で2度、オハイオ州立大で1度と合計3度も全米の頂点に上り詰めた名将。現役コーチで複数のナショナルタイトルを保持したことがある監督は彼とアラバマ大のニック・セイバン(Nick Saban)監督、そしてクレムソン大のダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督ぐらいなものであり、2つの異なったチームでこの栄光を手にしたのはマイヤー監督、セイバン監督(ルイジアナ州立大、アラバマ大)、そしてポップ・ワーナー(Pop Warner、故人)監督(ピッツバーグ大、スタンフォード大)。

そんなカレッジフットボール史にその名を刻むマイヤー監督ですが、その一方で長年健康に不安を抱えており、フロリダ大をこの理由で辞任。その1年後にオハイオ州立大の監督に就任して現場復帰を果たしましたが、今年は持病である脳内嚢胞からくる偏頭痛に苦しめられサイドラインでうずくまる姿が見受けられました。結果的にこれが理由で2018年度シーズン限りでコーチ業から足を洗うことを決意。54歳とまだ若く惜しい人材を失うことになりますが、ひょっとしたらまた現場復帰する日が来るかもしれません。

ビル・シュナイダー監督

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カンザス州立大ビル・シュナイダー(Bill Snyder)監督も現役を退いた人物の一人。今年79歳となるシュナイダー監督は1989年にカンザス州立大に就任して以来弱小チームだったのをナショナルタイトルを狙えるチームにまで育て上げたことのある敏腕コーチです。若い監督がどんどん出て来る中、オールドスクール(昔気質)を貫きあくまでも選手は学生が本分だということを強調し続けたシュナイダー監督。カレッジフットボール界からまたレジェンドが去って行きました。

ポール・ジョンソン監督

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またジョージア工科大ポール・ジョンソン(Paul Johnson)監督もシーズン後に引退を表明したコーチ。ジョンソン監督といえばトリプルオプションオフェンスを操る数少ないコーチとして知られ、海軍士官学校でその名を挙げジョージア工科大に2008年度シーズンから就任。以来時代遅れともされるオプションアタックをもって2009年にはACC(アトランティックコーストカンファレンス)を制覇。そのほかにも3度地区優勝を果たし、2014年度には11勝シーズンをマーク。61歳とまだまだやれそうな年齢ですが、オプション好きの筆者としては非常に残念なジョンソン監督の引退です。

ナショナルタイトルゲーム

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4チームが出場できるカレッジフットボールプレーオフ(CFP)にはアラバマ大、クレムソン大、ノートルダム大、オクラホマ大が出場。準決勝戦はアラバマ大vsオクラホマ大、クレムソン大vsノートルダム大という対戦カードになりました。

アラバマ大対オクラホマ大の試合はハイズマントロフィーを争いあったタガヴァイロア対マレーの対決となり大きな注目を集めましたが、出だしからアラバマ大がオクラホマ大を圧倒し、一時は28対0という圧倒的強さを見せつけました。が、オクラホマ大もマレーの活躍で反撃に転じ点差を縮めますが、結局アラバマ大が逃げ切り決勝戦へ進出。

一方のクレムソン大vsノートルダム大は、ノートルダム大のオフェンスがクレムソン大フロントセブンの執拗なプレッシャーに合い全く仕事をさせてもらえず撃沈。クレムソン大が余裕で準決勝戦をモノにしてタイトルゲームに進出。

そして迎えた頂上決戦。4年連続となるプレーオフでの顔合わせとなったアラバマ大とクレムソン大の対決は予想を裏切るクレムソン大の圧勝。近年稀に見るアラバマ大の大量失点、そしてそれを生み出した1年生QBトレヴァー・ローレンスの活躍でクレムソン大がが2年ぶりに王座奪還を成し遂げました。

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これにて2015年アラバマ大、2016年クレムソン大、2017年アラバマ大、2018年クレムソン大とこの2つのチームが交互にナショナルタイトルを分け合うという展開が4年間続いています。この2チームが完全に他のチームと差をつけているという状況なのです。

2019年度は・・・

昨年度はクレムソン大の圧勝で幕を閉じました。チームからはクリスチャン・ウィルキンス(Christian Wilkins)、クレリン・フェレル(Clelin Ferrell)、デクスター・ローレンス(Dexter Lawrence)という超重量DL陣がチームを去りますが、一方でQBトレヴァー・ローレンス、RBトラヴィス・エティエン(Travis Etienne)、WRジャスティン・ロス(Justyn Ross)という若くもポテンシャルの非常に高い選手が戻ってきますから、彼らがプレーオフにまた帰って来る可能性は非常に高いです。また彼らに敗れたアラバマ大も毎年のことNFL入りのために多くの主力を失いますが、QBトゥア・タガヴァイロア、WRジェリー・ジュディ(Jerry Jeudy)が戻ってきますし、リクルーティングのお陰で選手の層は厚いですから、彼らも優勝候補に挙げられることでしょう。

また来季2年目となるダン・マレン監督のフロリダ大、ジンボ・フィッシャー監督のテキサスA&M大、ジェレミー・プルイット監督のテネシー大が上記の2チームを脅かす存在となるのかも注目されそうですが、個人的にはネブラスカ大スコット・フロスト(Scott Frost)監督の2年目の動向に注目したいです。UCLAのチップ・ケリー監督の2シーズン目も気になるところ。

また上に挙げたマイヤー監督引退によりチームを引き継いだ元オフェンシブコーディネーター、ライアン・デイ(Ryan Day)率いるオハイオ州立大がポストマイヤーシーズンでどうなるかも興味をそそります。ほかにもサザンカリフォルニア大の復活はなるのか?ミシガン大がいよいよオハイオ州立大を超える日が来るのか?マイアミ大復活はあるのか?など来シーズンに注目したいポイントはたくさんあります。

今後しばらくカレッジフットボールは静寂の時を迎えますが、とりあえず春季トレーニングが始まる3月〜4月頃までは妄想を膨らませながら静かな時間を過ごしたいと思います。とはいえ今後はNFLドラフトなどの話で盛り上がっていくことでしょうけれど。

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