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2025年度CFPファーストラウンドの見どころ【Vol.1】

2025年度CFPファーストラウンドの見どころ【Vol.1】

#9 アラバマ大 @ #8 オクラホマ大

🇺🇸12月19日8:00PM ET | 🇯🇵12月20日10:00AM

今シーズンのCFPファーストラウンドの先陣を切るのが、第9シードのアラバマ大(10勝3敗)と第8シードのオクラホマ大(10勝2敗)との対戦。この試合はシード順位が高いオクラホマ大の本拠地であるメモリアルスタジアムで行われます。そしてこの試合の勝者は、ローズボウルで第1シードのインディアナ大と対戦する準々決勝に進出します。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

アラバマの「リベンジ」なるか

この試合の最大の注目点は、わずか1ヶ月前に行われたレギュラーシーズンでの対戦のリマッチであることです。11月中旬にアラバマ大のホームで行われた前回の対戦では、オクラホマ大が23対21で勝利を収めました。

参考記事Separation Saturday【2025年度第12週目レビュー】

アラバマ大は昨年のレギュラーシーズン中にもオクラホマ大と対戦しましたが、この時は勝てばプレーオフ出場が濃厚だったのにも関わらず敗れてしまい、結果的にプレーオフを逃したという経緯があります。そして今年も敗れて2連敗。悔しさは倍増なわけです

さらに、今年の対戦後オクラホマ大の選手がフィールド中央で写真を撮り、中にはアラバマ大のロゴに唾を吐いたオクラホマ大選手もいたとされ、当然アラバマ大の選手たちはこれを最大限の非礼と捉えています。LBジャスティン・ジェファーソン(Justin Jefferson)は、「That type of disrespect will be addressed on the field(この屈辱に対してはフィールドでカタをつける)」と述べており、彼らは強い復讐心を抱いて試合に臨むと思われ、これは絶好の「ブルテンボードマテリアル」となっていることでしょう。

関連ポッドキャスト#249 選手の闘志を爆上げするブルテンボードマテリアル

エリート守備陣の激突

前回の試合もそうでしたが、お互いのディフェンス力のことを考えると、この試合はハイスコアな展開ではなく守備力の比べ合いのようなロースコアになるのではないかと言われています。

オクラホマ大アラバマ大
失点数13.9 ppg (7th)17.4 ppg (12th)
トータルディフェンス273.6 ypg (9th)309.4 ypg (12th)
サック数3.4 pg (1st)1.92 pg (>50th)
TOマージン-2 (67th)7 (T26th)

ブレント・ヴェナブルズ(Brent Venables)監督率いるオクラホマ大の守備は今季全米トップ級。彼らはディフェンスSP+ランキング(ESPNがリリースしている守備力の指数)で3位にランクインしていますし、ラン成功率でも全米で最も低く抑えており(1位)、また、タックル・フォー・ロスやサックを量産する「ハボック」率でも全米3位と、非常に破壊的なユニットといえます。

一方のアラバマ大の守備もディフェンスSP+ランキングで全米8位と強力で、特にパス守備に優れており、20ヤード以上のロングパスの許容数においては全米トップに立っています。

勝敗を分けるのはターンオーバー?

前回のオクラホマ大の勝利は、アラバマ大オフェンスの自滅による影響が大きかったといえます。アラバマ大はその対戦で3つのターンオーバーを犯し、そのうちの一つは87ヤードのピックシックスとなり、オクラホマ大はこれらのターンオーバーを起点にして17点を獲得しました。

アラバマ大が勝利するための鍵は、いかにボールを不用意に相手に与えてしまわないかに尽きます。オクラホマ大ディフェンスがランに滅法強いことを考えれば、QBタイ・シンプソン(Ty Simpson)のパス能力がオクラホマ大のトップクラスの守備に対して、いかにミスなく発揮されるかに全てがかかっていると言えるでしょう。

一方、オクラホマのQBジョン・マテアー(John Mateer)はパスの安定感に疑問が呈されており、アラバマ大ディフェンスとしては強力なディフェンスフロントが相手OLをどれだけ崩すことができ、マテアーにプレッシャーを与えられるかが注目ポイントです。

ホーム開催の利

オクラホマ大がCFPに出場するのは2019年度以来のことであり、12チーム制度のCFPなってからは初出場。そして彼らにとって史上初のプレーオフゲームのキャンパス開催となります。ホームの大声援が後押しすることが大いに予想されますが、興味深いことにベッティング市場ではアラバマ大が僅差で有利という声を多く耳にします。

これは、シード順位にもかかわらずアナリストたちがアラバマ大をオープニングラウンドで最も危険なアウェーチームと見ており、オクラホマ大が格上シードながら番狂わせを喫する可能性が最も高いと結論付けているためです。

2014年にCFPが始まって以来、実はオクラホマ大は未だプレーオフで1勝も挙げられていません。彼らにとってみれば、このホームゲームでアラバマを下し2014年シーズン以降初めてのCFPでの勝利を収められるかどうかにも注目が集まりそうです。

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