'25

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2025年度チームプレビュー
georgia bulldogs
georgia
bulldogs
ジョージア大ブルドッグス
8/30
marshall-logo-500
vs マーシャル大
9/6
Austin-Peay-logo-150
vs オースティン・ピー大
9/13
tennessee-logo-500
@ テネシー大
9/27
alabama-logo-500
vs アラバマ大
10/4
kentucky-logo-500
vs ケンタッキー大
10/11
auburn-logo-500
@ アーバン大
10/18
ole-miss-logo-150x150
vs ミシシッピ大
11/1
florida-logo-500
フロリダ大
11/8
mississippi-state-logo-500
@ ミシシッピ州立大
11/15
texas-logo-500
vs テキサス大
11/22
charlotte-logo-500
vs シャーロット
11/29
gt-logo-500
@ ジョージア工科大
logo-clemson-500x500
クレムソン大
W, 34-3
ncaa-logo-25
テネシー工科大
W, 48-3
kentucky-logo-500
ケンタッキー大
W, 13-12
alabama-logo-500
アラバマ大
L, 34-41
auburn-logo-500
アーバン大
W, 31-13
mississippi-state-logo-500
ミシシッピ州立大
W, 41-31
texas-logo-500
テキサス大
W, 30-15
florida-logo-500
フロリダ大
W, 34-20
ole-miss-logo-150x150
ミシシッピ大
L, 10-28
tennessee-logo-500
テネシー大
W, 31-17
UMass150
マサチューセッツ大
W, 59-21
gt-logo-500
ジョージア工科大
W, 44-22
texas-logo-500
テキサス大 (SEC)
W, 22-19
notre-dame-logo-500
ノートルダム大 (CFP)
L, 10-23
シーズン
総合
SEC
2024
11-3
6-2
2023
13-1
8-0
2022
15-0
8-0
2021
14-1
8-0
2020
8-2
8-2
2019
12-2
7-1
2018
11-3
7-1
2017
13-2
7-1
2016
8-5
4-4
2015
10-3
5-3
*青字はカンファレンスチャンピオン

所在地
ジョージア州アセンズ市
所属カンファレンス
SEC
ホームスタジア
サンフォードスタジアム
通算戦績
890勝432敗54分け
通算ボウルゲーム戦績
38勝22敗3分け
ヘッドコーチ
カービー・スマート
105勝19敗(10年目)
105勝19敗(生涯通算)
前回全米優勝年度
2022年度
前回SEC優勝年度
2024年度
前回ボウルゲーム出場年度
2024年度(CFP)

ここ10年は毎年全米タイトルレースの中心に存在しているのがジョージア大ですが、2025年度もまたそれに漏れることなく優勝候補の一角として注目されています。

昨年はSEC(サウスイースタンカンファレンス)優勝、さらにCFP(カレッジフットボールプレーオフ)にも出場を果たし、今年で10年目を迎えるカービー・スマート(Kirby Smart)監督指揮下で再び大舞台への登場を狙いますが、今年はなんといってもスケジュールが超弩級に厳しく、さらにQBポジションで大きな変化があったため、楽観視できるシーズンとは行かなさそうです。

オフェンス

今年ジョージア大OC2年目となるのがマイク・ボボ(Mike Bobo)氏。バランスの取れたオフェンスの中にロングゲインを狙っていくスタイルですが、3rdダウンコンバージョンとレッドゾーンオフェンスで苦戦。ここをまずは修正したいところ。

ただそれよりも1番の懸念はQBポジション。昨年までの絶対的スターター、カーソン・ベック(Carson Beck)がオフにマイアミ大へ電撃的にトランスファー(転校)。彼のいなくなった穴を埋めるのがガナー・ストックトン(Gunner Stockton)です。ベックが昨年のSECタイトルゲームで肘を負傷したため、プレーオフでのノートルダム大戦にストックトンが出場。機動力に定評がありますが、パサーとしては未知数。上記のジョージア大オフェンスの昨年の弱み(3rd down & Red zone)を彼で解決できるのか・・・。

朗報なのはRB陣がタレント揃いであること。今年2年生となるネイト・フレイジャー(Nate Frazier)はランだけでなくパスもキャッチできる器用なRB。イリノイ大からの転校生ジョシュ・マクレイ(Josh McCray)はパワー系RB。さらに新人のボ・ウォーカー(Bo Walker)は春季トレーニングですでに非凡な才能を見せており、ランゲームが出ればガナーのプレーアクションパスが活きそう。

昨年のレシーバー陣からは多くのドロップが見られ、ベックを大いに困らせました。ここで大きな期待を背負いそうなのがサザンカリフォルニア大からの転校生ザッカリア・ブランチ(Zachariah Branch)。さらにテキサスA&M大からの転校生ノア・トーマス(Noah Thomas)にも期待。ここに生え抜きのディロン・ベル(Dillon Bell)を加え、ガナーの武器となって欲しいところ。

OL陣には昨年のスターターが1人しか残留しておらずリビルドを余儀なくされそう。しかも昨年のメンバーが健在だった時でもチームランヤードがSECで15位(124.4ヤード)と大苦戦したため、このポジションは大掛かりなテコ入れが必要だと思われます。新スターターQBガナーを守り、タレント力のあるRBを活かすためにもOL陣のステップアップはマストです。

ディフェンス

ジョージア大のここ10年間における興隆のバックボーンには超強力なディフェンス力が挙げられます。オフェンスが期待と不安に満ちたユニットであるため、今年のジョージア大の浮き沈みはいかにディフェンスが相手をドミネートできるかにかかっているとも言えます。

DL陣からはマイケル・ウィリアムス(Mykel Williams、現サンフランシスコ49ers)とタイリオン・イングラム・ドーキンス(Tyrion Ingram -Dawkins、現ミネソタヴァイキングス)、ワレン・ブリンソン(Warren Brinson、現グリーンベイパッカーズ)、ナズィアー・ストックハウス(Nazier Stockhouse、現グリーンベイパッカーズ)といった面子がごっそりとNFL入り。

ただ、これまでのリクルーティングにより次世代のDLユニットを構成する選手たちも期待値の高い選手たちが多いです。その中でも注目は3年生のクリステン・ミラー(Christen Miller)。彼とともにプレーする4つ星5つ星の若手らがジョージア大のフロントフォーをどのように築き上げるかが鍵です。

そんな新顔揃いとなるDL陣を後ろで支えるLB陣は今季ジョージア大ディフェンスの要。ジェイロン・ウォーカー(Jalon Walker、現アトランタファルコンズ)は抜けてしまいましたが、レイレン・ウィルソン(Raylen Wilson)、CJ・アレン(C.J. Allen)というベテランに加え、2年生のジャスティン・ウィリアムス(Justin Williams)、さらには2025年度のリクルーティングクラスで全米ナンバーワンLBと呼び声の高かったゼイデン・ウォーカー(Zayden Walker)にも大きな期待が寄せられます。

さらにセカンダリーも粒揃い。経験豊富なCBデイレン・イヴァレット(Daylen Everette)とダニエル・ハリス(Daniel Harris)に加え、昨年1年生ながら先発Sの座をもぎ取ったKJ・ボールデン(K.J. Bolden)も健在。SEC内で指折りのバックフィールドと言われるユニットです。

注目のマッチアップ

ジョージア大の今季のスケジュールはえげつない厳しさ。ただもしこれを勝ち抜くことができれば自ずと全米1位のポジションは彼らの彼らの手中に収まることは間違いありません。

9/13 @ テネシー大
シーズン初のアウェーゲームがテネシー大。ジョージア大オフェンスが型にハマる前にテネシー大の洗礼を受けるなんてこともありえるかも。

9/27 vs アラバマ大
ここ何年もしのぎを削り合ってきた両チーム。昨年はジョージア大が苦杯を喫したためジョージア大としてはなんとしてもリベンジを果たしたいところ。

10/18 @ ミシシッピ大
このマッチアップでも昨年ジョージア大は黒星を喫しました。今年はさらにアウェーゲームということでやりづらさはさらに倍となっているはず。

11/1 vs フロリダ大 @ ジャクソンビル
旧称「世界最大級の屋外カクテルパーティー」。カレッジ界を代表するライバリー、何が起こるかわかりません。特に今季のフロリダ大の前評判はかなり高く・・・。

11/15 vs テキサス大
SECタイトルレースおよびCFP出場権をめぐるレースにおいて超重要なマッチアップ。昨年ジョージア大は2回テキサスと対戦しどちらも勝利していますから、テキサス大は是が非でも雪辱を晴らそうと血眼になることでしょう。

総評

SECのディフェンディングチャンピオンとして今季も高い期待を背負うジョージア大。スマート監督の強力な統率力と全米屈指のディフェンス力を擁すことで彼らを優勝候補に推す声は少なくありません。

とはいえ、やはりオフェンスの要となるQBポジションが未知数なのが最大の不安点。それもこれもストックトンの出来次第ということになりますが、実戦経験の少ない彼が馴染んでくるまでは苦しい展開をしいられるかもしれません。特に序盤から気が抜けないスケジュールが目白押しですから、しっかりと策を練らないと黒星先行なんて事態に陥ることも予想されます。

だからこそいつも以上にディフェンス陣の圧倒的な力が要求されそうです。ストックトンの経験値が上がってくるまでに僅差の展開が続くようであれば、ディフェンスが相手に仕事をさせないくらいドミネートすることがチームにとっては必要になってくるかもしれません。

どちらにしても今季のジョージア大の命運はストックトンにかかっていると言えるでしょう。

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