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アラバマ大OCデイボール氏、バッファロービルズへ

アラバマ大OCデイボール氏、バッファロービルズへ

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先日ナショナルタイトルを獲得したばかりのアラバマ大ですが、早速チームでは数名の選手が早期NFLドラフト入りを表明するなど変化が訪れています。それは選手だけにとどまらずコーチ陣にも及んでいるようです。というのもオフェンシブコーディネーターのブライアン・デイボール(Brian Daboll)氏がこの度NFLバッファロービルズのOCに就任するためにアラバマ大を去ることになったからです。

昨年OCを務めていたレーン・キフィン(Lane Kiffin、現フロリダアトランティック大監督)がナショナルタイトルゲームの直前にチームを去り、急遽それまでチームのアナリストを務めていたスティーブ・サーキジアン(Steve Sarkisian)氏がタイトルゲームでオフェンスを指揮しました。そのサーキジアン氏はオフシーズンにNFLアトランタファルコンズのOCに就任するためにキャンパスを後にし、その後任として白羽の矢が立ったのが当時NFLニューイングランドペイトリオッツでTEコーチをしていたデイボール氏でした。

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今季デイボール氏率いるアラバマ大オフェンスはランオフェンスで全米13位(1試合平均250ヤード)、パスオフェンスで全米91位(1試合平均193ヤード)、スコアリングオフェンスで全米15位(1試合平均37点)、トータルオフェンスで全米29位とラン重視の攻撃陣を擁してナショナルタイトルを獲得するに至りました。QBジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)のパサーとしての育成には疑問符がつきますが、決勝戦でハーツにかえて1年生のトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)を投入しその決断のお陰で逆転勝利をお膳立てしたのは記憶に新しいところです。

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アラバマ大ではたったの1年しか在籍しませんでしたが、これまでトータル17シーズンをプロの世界で過ごしてきたデイボール氏にしてみればNFLに帰還するのはごく自然のことなのでしょう。しかしながらプレーオフ準決勝戦のクレムソン大との試合ではサイドラインで上司であるニック・セイバン(Nick Saban)監督に公衆の面前で怒鳴られるというシーンがTVに映ってしまい、そんな仕打ちに嫌気が差したんじゃないかという憶測もあったりなかったり・・・。

そのセイバン監督はデイボール氏退団に際しこんなコメントを残しています。

「昨年ブライアンはチームのために素晴らしい仕事をこなしてくれました。そして私は彼がバッファロービルズでも成功を収めると確信しています。ブライアンはコーチとして非常に高い能力を持っており、シーズン中は我々が試合に勝てるように毎週準備を怠りませんでした。昨シーズン彼がチームのために費やしてくれた時間と努力に我々は最大級の賛辞を送ります。」

キフィン氏から数えると2年弱で4人目のOCを迎えなければならなくなったアラバマ大ですが、新OC指名は案外早く決まるかもしれません。というのもチームにはデイボール氏をサポートした共同OCのマイク・ロックスリー(Mike Locksley)氏が適任だという声が上がっているからです。チーム内でも選手たちはロックスリー氏を次期OCに押す声があるようです。ロックスリー氏はメリーランド大のOCを務めた後アラバマ大のオフェンシブアナリストとしてチームに合流。そして昨シーズン前に共同OC兼WRコーチに就任していました。

しかもセイバン監督はOCだけでなくDCも補充しなければなりません。昨シーズンまでDCを務めていたジェレミー・プルイット(Jeremy Pruitt)氏がテネシー大のHCに就任するためにチームを去ったからです。

それにしてもアラバマ大ではコーチ陣の出入りが比較的多いですがそれでもしっかりとチームが結果を残せるようなスタッフを組閣できている面を見ると、セイバン監督のCEOとしての手腕が光っているということでしょうか。

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