先月行われたローズボウル(ペンシルバニア州立大vsサザンカリフォルニア大)の一戦は昨年度のボウルゲームの中だけでなく、これまで数多プレーされてきたどのボウルゲームと比べても記憶に残る素晴らしいものとなりました。
ざっくり振り返るとペンステートリードで迎えた終盤、サザンカリフォルニア大USCが怒涛の反撃を見せ、最後はFGが決まってUSCが大逆転勝利を飾ったというものです。
その勝ち越しのFGを決めたキッカー、マット・ボーミースター(Matt Boermeester)は一躍USCの救世主となったのですが、そのボーミースターにトラブルです。
現在のところ詳しい原因は明らかにされていませんが、報道に寄ると「大学の規則違反」によりボーミースターはチームから外されているということです。一部の噂によると彼と彼の元カノの間で起きた出来事が関係しているということですが、これは噂の域を出ません。
いかにUSCの選手と言っても一介のキッカーのことが報道されることは珍しいといえますが、仮に元カノに振るった暴力事件が存在しているとしたら、いわゆる「ドメスティックバイオレンス」が大きな問題となっている昨今、この様にキッカーだろうがQBだろうがスポーツ紙の紙面を飾ってしまうことは合点がいきます。
因みにUSCにはボーミースター以外に大学レベルの試合に出場したキッカーは現在いません。もしボーミースターが退部処分にでもなったらチームにとっては多少なりとも痛手となるでしょう。