試合残り数も少なくなっていた今季のカレッジフットボール。カンファレンスタイトルレース、およびプレーオフレースにおいて1敗が致命傷になりかねない終盤となりましたが、第11週目にも様々なドラマが待ち受けていました・・・。
目次
#11 アラバマ大 42、#15 ルイジアナ州立大 13
あいにくの雨模様となったこの試合、試合前はホームのルイジアナ州立大が有利と言われていましたが、箱を開けてみればアラバマ大の一辺倒。42対13という圧倒的な点差をつけてアラバマ大が勝利。貴重な2敗を守ってプレーオフレースで生き残ってみせました。
アラバマ大はなんといってもQBジェイレン・ミルロー(Jalen Milroe)。この日は天候のせいもありアラバマ大はランを中心に攻撃を組み立てていましたが、もともと機動力抜群のミルローが12回のキャリーで185ヤードに4TDと大爆発。このランヤードはミルローのキャリアハイの数字ですが、TDの数もキャリア合計で29個となり、これでアラバマ大のQBとしては最多のTD獲得数となりました。
ディフェンスもこの試合では非常に冴え、LSUのQBギャレット・ナスマイヤー(Garrett Nussmeier)にこれでもかとプレッシャーを掛けまくっていました。その結果ナスマイヤーは2つのパスINTを犯してしまうのですが、その中でもLBのジハード・キャンベル(Jihaad Campbell)の活躍が目立っていました。彼はこの日ソロ6つを含め12個のタックルに1.5個のQBサック、TFLも3つとアラバマ大のフロントセブンの一員としてLSUの攻撃を阻止しまくっていました。
LSUは前戦のテキサスA&M大戦でモバイルQBマーセル・リード(Marcel Reed)にしてやられたこともあり、アラバマ大のケイレン・デボアー(Kalen DeBoer)監督はオフェンスを機動力抜群のミルロー中心に構築。これがバッチリはまり、更にはディフェンスがアラバマ大の黄金期を彷彿とさせる圧を見せ完勝。逆に言うとLSUはモバイルQB対策が不発に終わってしまったことが露呈されてしまいました。
ちなみにLSUは昨年もアラバマ大に敗戦していますが、この時もミルローに155ヤードに4TDを奪われており、2年間で340ヤードに8TDをミルローの足で稼がれたことに。
アラバマ大はこれで今季最後の難関を突破。このまま勝ち進めば2敗はしているもののCFP(カレッジフットボールプレーオフ)出場は濃厚。また場合によっては諦めかかっていたSEC(サウスイースタンカンファレンス)の優勝決定戦出場への可能性も微かながら残りました。
一方でLSUはブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督指揮下でのナイトゲーム無敗神話(12勝0敗)がこれで崩壊。またチームとしてはこれで3敗目となりアットラージ枠でのプレーオフ進出への道はほぼ閉ざされたと言っても良いでしょう。計算上はSECで優勝してプレーオフに進出する可能性が残されてはいますが、テキサスA&M大とアラバマ大との直接対決にそれぞれ敗れているので、その可能性は限りなくゼロに近いと言えます。
ケリー監督は2022年にノートルダム大からLSUにやってきました。その際の理由として「ノートルダム大でのリソースでは全米優勝できない」と間接的に言ったとされていますが、これで3年連続プレーオフ出場を逃し(しかも今年は12校に枠が増加したのに)、更に元鞘のノートルダム大が現在8勝1敗でプレーオフ出場圏内にいることを考えるとこの対比は際立ってしまいます・・・。
#16 ミシシッピ大 28、#3 ジョージア大 10
こちらのSECマッチも雨の中行われましたが、試合の方はホームのミシシッピ大がジョージア大を圧倒。ミシシッピ大は元々レーン・キフィン(Lane Kiffin)監督得意のハイスコアオフェンスで知られていましたが、この日の勝因は紛れもなく彼らのディフェンス陣の大奮闘。意外な形でジョージア大に今季2敗目がつきました。
ミシシッピ大のディフェンス陣がジョージア大のQBカーソン・ベック(Carson Beck)にくらわせたサック数は5つ。INTパスも1つ奪い許したTDは第1Qの先制ランTDのみ。トータルヤードも246ヤードに抑え、完全にジョージア大オフェンスを攻略し見事にホームでアップセットを成し遂げました。
ミシシッピ大がAPランキングで上位2位以内(ジョージア大の先週のAPランキングは2位)に勝利したのはチーム史上初。ミシシッピ大監督就任5シーズン目のキフィン監督にとって最大級の白星。LSUとケンタッキー大に敗れてはいるものの、SECタイトルレースにて首の皮一枚で何とか生き残りました。
一方のジョージア大ですが、彼らがアラバマ大以外のチームにレギュラーシーズン中に敗れるのは2020年度シーズンのフロリダ大戦以来初。それだけ彼らを倒すのが難しいということですが、何にしてもアラバマ大に続きミシシッピ大にも敗れてSEC2敗目。SECタイトル獲りの可能性も怪しくなってきました。
ちなみにこの試合後、ミシシッピ大のファンは勝利の喜びを分かち合うためにフィールドに傾れ込みましたが、ファンのストーミングを禁止しているSECはそれを防げなかったチームに罰金を課しています。ミシシッピ大は2023年のLSU戦に勝利した際にもファンがフィールドに入り込んできたため、今回は2回目のペナルティーで25万ドル(1ドル100円計算で約2500万円)、更にファンが試合終了前にストームしたため追加で10万ドル(約1000万円)、合計で35万ドル(約3000万円)の罰金を支払わなければならなくなりました。大金星の代償が高くつきましたね・・・。
(ちなみにSECが課す罰金は全て相手チームに支払われることになっているため、この35万ドルはジョージア大の懐に入ることになります)。
ジョージア工科大 28、#4 マイアミ大 23
今季ここまで全勝で初回のCFPランキングでは4位に躍り出ていたマイアミ大。いよいよ本格的に古豪復活を果たした・・・と思われていましたが、こんなところに落とし穴が・・・。何とここまで5勝4敗だったジョージア工科大にまさかの敗戦を喫してこんなところで今季初黒星を喫してしまったのです。
ジョージア工科大はかつてのポール・ジョンソン(Paul Johnson)監督体制を彷彿とさせるようなランに次ぐランの波状攻撃でマイアミ大ディフェンスに挑み、チーム合計で271ヤードを足で稼ぐ荒技を見せました。ほぼトリプルオプションともいってもいいグラウンドアタックでマイアミ大のオフェンスの機会を奪いボール所有時間でマイアミ大を凌駕。ブレント・キー(Brent Key)監督の作戦勝ちと言えるでしょう。
ジョージア工科大QBヘインズ・キング(Haynes King)は何と20キャリーで93ヤードに1TDと魂のこもったプレーでチームを鼓舞。チーム全体でのキャリー数が48回だったのでその半分近くをキングが担ったことになります。
マイアミ大はハイズマントロフィー候補QBキャム・ワード(Cam Ward)を擁しながら23得点に留まりました。これはマイアミ大にとって今季最小得点数。ワード自身は348ヤードに3TDを記録しはしましたが、サックを3つも食らうなどして得点のチャンスを活かせませんでした。
これはマイアミにとって今季初の敗戦。ACC(アトランティックコーストカンファレンス)レースではまだまだ首位争いに絡んではいますが、この終盤でのアップセット負けは印象が良くないです。個人記録では素晴らしい数字を残したワードですが、チームが番狂せを喰らってしまった余波で彼のハイズマントロフィーへの希望が少々薄まってしまった感じです。
#8 インディアナ大 20、ミシガン大 15
今季ここまで無傷の9連勝を続けてきたインディアナ大はホームに名門ミシガン大を迎え撃ちましたが、これを見事に20対15で退けてチーム史上初の10勝目を挙げることに成功しました。
インディアナ大は昨年まで3年間勝ち越しシーズンがなかったチームですが、今年から指揮を取るカート・シグネッティ(Curt Cignetti)監督の下で大躍進。高い得点力(スコアリングオフェンスは全米2位の1試合平均43.9得点)と堅実なディフェンス(スコアリングディフェンスで全米7位の1試合平均13.8失点)で今季旋風を巻き起こしています。
このミシガン大戦でも前半17対3とリードを奪い、後半ミシガン大の反撃を少々受けますが、しっかりと逃げ切って今季10勝目を挙げたのでした。オフェンスの主軸であるQBカーティス・ローク(Kurtis Rourke)は現在21TDに4INT、QBレーティングは全米2位となる88.6ポイントと盤石。MAC(ミッドアメリカンカンファレンス)のオハイオ大で5年間のプレー経験があるベテランであるとはいえ、まさか彼がインディアナ大でここまで活躍するとは誰も予想していなかったことでしょう。
ミシガン大は昨年度の全米覇者ですが、ジム・ハーボー(Jim Harbaugh)前監督がLAチャージャーズへと出ていってしまってから迷走中。彼の跡を託されたシェロン・モアー(Sherrone Moore)監督の初年度は大変厳しいシーズン(現在5勝5敗)となってしまっています。
#9 ブリガムヤング大 22、ユタ大 21
上記のインディアナ大と同じく予想外にここまで無敗街道まっしぐらなのがBig 12カンファレンスのブリガムヤング大(BYU)です。その彼らが先週末対戦したのは同じくユタ州内にキャンパスを持つユタ大。インステートライバル同士の戦いは「ホーリー・ウォー(Holy War)」という別名もついていますが、こちらの試合もドラマチックな幕切れが待っていました。
問題とされたのが21対19のユタ大リードで迎えた第4Q残り時間約1分半という場面。自陣奥深くで4thダウンを向かえた追うBYUでしたが、ここでQBジェイク・レツラフ(Jake Retzlaff)がQBサックを喰らい万事休す・・・と思われた場面。
Extremely debatable holding call keeps BYU alive after being sacked on 4th & 10 pic.twitter.com/ZVawV1Hk7A
— CFB Kings (@CFBKings) November 10, 2024
4thダウンでのサックだったため、この時間帯でこの位置からユタ大が攻撃権を得るということで試合はユタ大勝利か、と思われましたが、なんとユタ大DBがディフェンシブホールディングの反則を取られてBYUにオートマチックファーストダウンが授与されるというまさかの事態に。
結局この反則に救われたBYUはこのドライブを継続させ、最後はBYUキッカー、ウィル・フェリン(Will Ferrin)の44ヤードFGが残り時間2秒で決まり、土壇場でBYUが逆転勝利を手に入れたのです。
BYU LEADS WITH THREE SECONDS LEFT!!! pic.twitter.com/wLwgc8Mgj0
— Mr Matthew CFB (@MrMatthew_CFB) November 10, 2024
ディフェンシブホールディングがなければ勝っていた・・・というのがユタ大側の主張になるかと思いますが、試合後わざわざ記者会見に登場してきたのはユタ大の体育局長(AD)であるマーク・ハーラン(Mark Harlan)。彼は「この試合は(審判によって)我々から勝利が奪われた」と審判団へ公然と批判。この行為がプロフェッショナルではないと批判され、結局Big 12カンファレンスから4万ドル(1ドル100円計算だと約400万円)の罰金を支払うよう言われてしまいました。
#24 ミズーリ大 30、オクラホマ大 23
こちらの戦いはかつてほぼ毎年開催されていた伝統あるライバリーゲームでしたが、2011年にミズーリ大がBig 12カンファレンスからSECへ移籍したため、この宿敵対決は途絶えてしまっていました。しかしながら今季からオクラホマ大もSECへ移ってきたため、今回の対決で2011年度シーズン以来97度目の対決が実現したのです。
試合の方は拮抗した展開が続きますが、驚きの結末を向かえたのが試合残り時間約3分から。オクラホマ大がTDを奪い試合終了間際に16対16の同点に追いつきます。返しのミズーリ大の攻撃ではRBがボールをファンブル。これをオクラホマ大のビリー・ボウマン(Billy Bowman)がスクープ&スコアであっという間にオクラホマ大が逆転します。
Somebody say SOONER MAGIC⁉️@Billy2Bowman | #OUDNA pic.twitter.com/rWNCIm7xId
— Oklahoma Football (@OU_Football) November 10, 2024
残り2分からの攻撃となった後のないミズーリ大はQBドリュー・ペイン(Drew Pyne)の活躍もあり残り時間1分3秒というところで彼からセオ・ウィース(Theo Wease)へのTDパスが決まって再びミズーリ大が追いつきます。
そしてオクラホマ大に再び攻撃権が回ってくるのですが、QBジャクソン・アーノルド(Jackson Arnold)にサックを食らわせるとアーノルドがボールをファンブル。これをザイオン・ヤング(Zion Young)がスクープ&スコアで試合終了まで残り30秒でミズーリ大が逆転。
MIZZOU SCOOP N' SCORE WITH 30 SECONDS LEFT 🔥🔥 pic.twitter.com/ogD4EQR9h5
— SportsCenter (@SportsCenter) November 10, 2024
試合終了まで2分間という短時間の間にスクープ&スコアが2回も起きるという奇跡的な展開を見せましたが、結果的に白星を手に入れたのはミズーリ大でした。これでミズーリ大は7勝2敗で2敗を守り、一方のオクラホマ大は5勝5敗。ボウルゲーム出場権獲得まであと1勝が必要ですが、残された試合はアラバマ大とルイジアナ州立大という強豪校ばかり。果たして6勝目を挙げることが出来るのか?
#25 陸軍士官学校 14、ノーステキサス大 3
士官学校の1つである陸軍士官学校もここまで破竹の8連勝。先週はノーステキサス大と対戦しましたが、これを14対3というロースコアながら撃破し見事に9勝目。これで彼らは1949年以来の9勝0敗。また昨年から続く連勝記録を13に伸ばし、現在進行形の連勝記録としては全米最長記録としています。
この日も相変わらずトリプルオプションをベースとしたランヘビーなオフェンスは健在。チーム全体で293ヤードを足で稼ぎ、そのうちの153ヤードはQBブライソン・デイリー(Bryson Daily)によるもの。負傷明けであることを全く感じさせず、トータルのキャリー数がなんと36回。TDランも2つ決めるなどし、アイデンティティーである地上戦力で勝利をもぎ取りました。
この試合で圧巻だったのは第3Qの陸軍士官学校の2度目のドライブ。7対3で彼らがリードしていた場面でしたが、第3Q残り時間10分37秒から攻撃を開始した陸軍士官学校はとにかくランでゴリゴリ押すオフェンスを展開。なんとこのドライブでは1度のパスを除いた20プレーをすべてランプレーで押し切り、デイリーのランTDが決まったのが第4Qの残り11分44秒。実に約14分のドライブを繰り出すという、ほぼ1クォーター分の時間を使いまくった徹底したラン攻撃が非常に印象的でした。
これでいよいよ彼らは10勝目を目指すことになりますが、その相手は2週間後の強豪・ノートルダム大。バイウィークを挟むため、彼らは徹底的にノートルダム大を研究し尽くしてくると思いますが、果たして奇跡は起こるのか・・・?
その他の試合
#2 オハイオ州立大 45、パデュー大 0
オハイオ州立大のスーパールーキーWRジェレマイア・スミス(Jeremiah Smith)が今季通算9つ目のレシーブTDを記録。これはオハイオ州立大出身の1年生WRとしてのシーズン通算最多レシーブTD数を更新。ちなみにこれまでのトップはクリス・カーター(Cris Carter)氏が持っていた8つでした。
#5 テキサス大 49、フロリダ大 17
テキサス大がフロリダ大を難なく捻り潰しましたが、何と言ってもこの試合ではテキサス大のスティーヴ・サーキジアン(Steve Sarkisian)監督のこのトリックプレーが必見。QBのクウィン・ユワーズ(Quinn Ewers)は目が回らないのでしょうか?(笑)
Never let them know your next move pic.twitter.com/Z6tR6tbgBS
— Texas Football (@TexasFootball) November 11, 2024
#6 ペンシルバニア州立大 35、ワシントン大 6
この試合はペンステート恒例の「ホワイトアウト」発令ゲーム。ファンが白い服をまとってスタジアムを真っ白に染めるトラディションですが、この試合では今季全米ナンバーワンTEと呼び声高いタイラー・ワレン(Tyler Warren)が大活躍。ランで2つのTD、レシーブでは8つのキャッチで75ヤードと値千金のパフォーマンスを見せつけてくれました。
#7 テネシー大 33、ミシシッピ州立大 14
全米7位のテネシー大はミシシッピ州立大を一蹴しましたが、この試合でエースQBニコ・イアマレアヴァ(Nico Iamaleava)が負傷退場。次戦のジョージア大戦に出てこれるのかが非常に気になるところです。
Yes, Nico Iamaleava got his bell rung on this play against Miss State
— Trey Wallace (@TreyWallace_) November 13, 2024
He did not come out of the locker room after halftime because Tennessee’s night game looks like a rave party
He’s not out for Saturday as of now. They’re being cautious, time will tell pic.twitter.com/cquPxFqFUc
(どうやら脳震盪/コンカッションのようです・・・)
#10 ノートルダム 52、フロリダ州立大 3
ノートルダム大は前戦の海軍士官学校戦での51得点に続き、このフロリダ州立大戦でも52得点を計上して直近2試合で103得点という驚異的な得点力を誇ります。試合をこなせばこなすほどチーム力が上向きになっているのがノートルダム大。一方フロリダ州立大はこれで1勝9敗。ちなみにプレシーズンランキングで10以内にいたチームが9敗するというのは後にも先にもこのフロリダ州立大が唯一なんだとか。
#12 ボイジー州立大 28、ネバダ大 21
以外にもネバダ大に粘られたボイジー州立大でしたが、ハイズマントロフィー候補RBアシュトン・ジーンティ(Ashton Jeanty)が今季自身4度目となる200ヤード超え(209ヤード)に3TDと爆発。トータルランヤードは現在1734ヤード。NCAAのシーズン最多ランヤード記録は1988年にあのバリー・サンダース(Barry Sanders)氏が樹立した2628ヤードですから、これを抜くのは厳しいですが、まずは2000ヤード超えするところを見てみたいですね。
カンザス大 45、#17 アイオワ州立大 36
開幕以来破竹の7連勝を飾ってきたアイオワ州立大でしたが、先々週にテキサス工科大に敗れると先週はカンザス大にもまさかの敗戦。開幕当初は評価が高かったものの、ここまですでに6敗してしまい話題にも上らなくなったカンザス大ですが、強いとされていたチームがここに来て復活しつつあります。アイオワ州立大は開幕ダッシュを見せたものの今回の敗戦でBig 12カンファレンスのタイトルレースで遅れを取ることになりそうです。
#20 コロラド大 41、テキサス工科大 27
上記のアイオワ州立大の敗戦で漁夫の利を得そうなのがコロラド大。コロラド大は先週末テキサス工科大を倒して7勝2敗としましたが、アイオワ州立大が負けたおかげでコロラド大は勝ち続けさえすればカンファレンス優勝決定戦に出場できるという立ち位置に立っています。
このテキサス工科大戦ではQBシェドゥア・サンダース(Shedeur Sanders)が291ヤードのパスに3TD(ランでも1TD)を稼げば、二刀流のハイズマントロフィー候補WR/DBトラヴィス・ハンター(Travis Hunter)がチームハイとなる99ヤードに1TDを獲得すれば、シェドゥアの兄であるDBサイロ・サンダース(Shilo Sanders)がファンブルリカバリーからのスクーブ&スコアでダメ押しのTDを決めるなどコロラド大が攻守ともに相手を圧倒しました。
(更新終わり)