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これまでのニュースまとめ【第7週目】

これまでのニュースまとめ【第7週目】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

罰金払っても悔いなし!


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先週全米1位(当時)のアラバマ大をホームでなぎ倒し大金星を得たテキサスA&M大。アラバマ大を倒すことなんて到底無理だと言われ続けてきたこともあり、選手だけでなくファンたちは勝利の美酒を分かち合うために試合終了と同時にスタンドからフィールド上に雪崩れ込みました。

その光景はまさにカレッジフットボール独特のものでしたが、SEC(サウスイースタンカンファレンス)はファンがフィールド上に侵入することを許しておらず、それを許したチームには罰金が科せられることが最近の通例になっています。

そしてテキサスA&M大の場合もそれに漏れず、SECは彼らにその罰金として10万ドル(1ドル百円計算で約1000万円)の支払いを課したのです。

相当高額な罰金となりましたが、それでもあのアラバマ大を倒したことを考えればそこまで痛くない金額なのかもしれません。規模がデカすぎますが。


スター選手ら、相次いで戦線離脱へ


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カレッジフットボールだけでなくスポーツを行う上で怪我はつきものですが、シーズン絶望となってしまうような大怪我は選手だけでなくチーム全体にもその後の展開に大きく影響を及ぼすものです。

そのような怪我は毎年起こるものですが、今週はそんなニュースが多く飛び込んできました。

ヘインズ・キング(テキサスA&M大QB)

つい先ほどご紹介したテキサスA&M大の元先発QBだったヘインズ・キング(Haynes King)。彼は第2戦目のコロラド大戦で足を骨折。復帰は早くても10月中旬とされていました。しかしどうやらキングの今季復帰は限りなくゼロに近いようです。奇しくもこれが明らかになったのが彼のバックアップであるザック・カルザダ(Zach Calzada)がアラバマ大を倒した後ということで、無理してキングを戻す必要がないとジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督が決断したのかもしれません。

ディエリック・キング(マイアミ大QB)

開幕前最優秀選手賞であるハイズマントロフィーの候補者に挙げられていたマイアミ大のディエリック・キング(D’Eriq King)。彼は第3戦目となったミシガン州立大との試合で右肩を負傷。その後2試合ベンチを温め続けましたが復帰は難しいと判断。この度その肩の手術を決行することになり残りの試合全てを欠場することが明らかになりました。

トレイ・ポッツ(ミネソタ大RB)

ミネソタ大の先発RBトレイ・ポッツ(Trey Potts)は10月3日に行われたパデュー大戦で負傷(怪我の詳細は未公表)。その後6日間も病院で過ごしましたが経過は良好で既に退院済み。しかしP.J.フレック(P.J. Fleck)監督はポッツが残りの試合の出場は絶望的だと発表。ここまでBig Tenカンファレンスで2位となる1試合平均110.4ヤードを誇るポッツを失うことはミネソタ大(3勝2敗)にとって痛手です。

ケイション・ボウト、イーライ・リックス、アリ・ゲイ(ルイジアナ州立大)

先週のケンタッキー大戦で足を負傷したルイジアナ州立大のスターWRケイション・ボウト(Kayshon Boutte)も今季残りの試合出場が絶望的となりました。ここまで38回の捕球で509ヤードを稼ぎ、FBS(フットボールボウルサブディビジョン)でトップとなる9レシーブTDを記録してきた逸材。またオールアメリカンCBイーライ・リックス(Eli Ricks)も肩の手術を受けるために戦線離脱。さらにはDEアリ・ゲイ(Alie Gaye)も上半身の怪我(詳細不明)の為に試合出場を毛族することが困難に。

ルイジアナ州立大は既に来季のNFLドラフトで注目を集めているCBデレク・スティングリー・Jr(Derek Stingley Jr.)も怪我からの復帰からの目処が立っておらず、3勝3敗と不審に喘ぐチーム及エド・オルジェロン(Ed Orgeron)監督にとって頭痛が止みません。

ジョーダン・マクラウド(アリゾナ大QB)

現在いまだ勝ち星に恵まれないアリゾナ大ですが、それに追い討ちをかけるように先発QBジョーダン・マクラウド(Jordan McCloud)は膝と足首の手術を受けるために今季完全に戦線を離脱する模様。

フェイク?


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先週アイオワ大はホームでペンシルバニア州立大(ペンステート)を下しその勝利を堪能しましたが、その試合後に一悶着が起きていました。

ことの始まりは試合中にペンステートの選手が怪我で倒れたところにアイオワ大のファンがブーイングを浴びせたこと。ファンはこの選手が時間を稼ぐ為にわざと怪我を負ったふりをしたのだと感知してブーイングしたのだと思われますが・・・。

この事に関してアイオワ大のカーク・フェレンツ(Kirk Ferentz)監督はファンの行為を擁護。「もちろん誰1人として選手が怪我で倒れるところを見たいとは思わない。しかし中には怪我で倒れたのにもかかわらずすぐにプレーに復帰している選手がおり、それを発見したファンたちがそのような(ブーイングの)リアクションを起こしたのでしょう。我々のファンは馬鹿ではない。彼らはしっかりと見ているし何が起こっているのかちゃんと察することができるのです。」

ハイテンポのオフェンスを操るチームを相手にする際、ディフェンスがそれに対応できない為にウェイクの怪我を装って試合の流れを止めるという「戦略」はないことはないでしょう。しかしアイオワ大はそのような高速オフェンスを用いていたわけではありませんでした。ペンステートのジェームス・フランクリン(James Franklin)監督も「(フェイクの怪我でテンポを遅らせることは)我々のゲームプランには当然なかった。選手たちが負ったのは真っ当な怪我であったし、怪我を負った選手にむけてブーイングを喰らわせるなんてカレッジフットボールの世界であってはならないことだ」と真っ向から否定しました。

そして場外からはペンステートの往年のライバルであるピッツバーグ大パット・ナドゥージ(Pat Narduzzi)監督も「普段ならジェームスに同意することはあんまりないが、今回のことに関してはジェームスの肩を持ちたい。ハイテンポのオフェンスでもないハドルオフェンスのチームに対してこんな(フェイクでテンポを遅らす)作戦は理にかなわない」とフランクリン監督に同情するコメントを寄せました。

今年2月に全米コーチ協会(American Football Coaches Association)はNCAA(全米大学体育協会)にハイテンポのオフェンスを遅らすための偽装の負傷に対して何か対処するように書簡で求めました。どのように怪我が本物かフェイクなのかを見極めるのは難しいですから、今後もこの論争は続いていくことでしょうね。

バージニア工科大、学生の入場を制限


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今週ホームにピッツバーグ大を迎えるバージニア工科大ですが、残念ながらこの試合を観戦できる学生の数が制限されることが明らかになりました。

というのも先週のノートルダム大との大一番において、試合前にチケットを持たない学生たちがゲートに押し寄せるという暴挙が発生。しかもその最中にパニックアタックに陥った別の学生を救助するための救急隊員がその「暴動」の影響で患者までたどり着くことが出来なかったという事件がおきていたのです。

そのような恥ずべき行動を起こした学生たちを取り締まるため、大学は学生の観戦をシーズンチケットを持っている者かもしくはくじ引きで当たった学生だけが会場に入ることが出来るという処置に打って出たのです。

ファンとして会場で声援を送りたいという気持ちは分かりますが、ルールはちゃんと守ってほしいものです。

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