今季第3週目となった今週末はランカー同士の戦いがいよいよ行われるなどしましたが、それ以外は結果的に心を踊らせてくれるような試合は見当たりませんでした。
来週にはいよいよ真打ちとも言えるサウスイースタンカンファレンス(SEC)が開幕を迎え、興味深い対戦カードが一気に増えることになります。その嵐の前の静けさのような第3週目を簡単に振り返りたいと思います。
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今週唯一のランカー同士の対決であり、ACCチーム同士の激突となったマイアミ大とルイビル大の一戦。QBデリック・キング(D’Eriq King)とRBキャメロン・ハリス(Cam’Ron Harris)の活躍でマイアミ大が敵地で貴重な白星。
ルイビル大はQBマリク・カニングハム(Malik Cunnigham)やRBジャヴィアン・ホーキンス(Javian Hawkins)、WRトゥトゥ・アットウェル(Tutu Atwell)といった好選手を擁しポテンシャルの高い攻撃力を持っていますが、守備陣のカベレージの脆弱さが際立ち自爆してしまいました。
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全米1位のクレムソン大はFCSのシタデルと対戦。前半だけで49対0と大差をつけ格の違いを見せつけました。スターQBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)は合計4つのTDを最初の2Qだけで叩き出し後半はベンチに退く余裕の展開でした。
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全米7位のノートルダム大は攻撃陣が52点と大量得点を奪えば守備陣は相手のサウスフロリダ大を完封し圧倒的な強さで今季2勝目を獲得。ランオフェンスだけで281ヤードに6TDは圧巻でした。
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今年こそBig 12で一旗挙げられるかと思われていたオクラホマ州立大の開幕戦でしたが、格下タルサ大に大苦戦。特に先発QBスペンサー・サンダース(Spencer Sanders)が足首の怪我で前半に戦線離脱したのは痛手でした。が、それでも全米11位チームならば快勝してほしかったところ。全米随一と言われるRBチュバ・ハバード(Chuba Hubbard)も前半だけで見れば35ヤードに抑えらてしまい、オクラホマ州立大としては前途多難なスタートになってしまいました。
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先週フロリダ州立大からまさかの勝利を奪い勢いづくジョージア工科大は「グループオブ5」の雄・全米14位のセントラフロリダ大をホームに迎えて2週連続のアップセットを狙いました。が、そうは問屋が卸さないとばかりにセントラルフロリダ大がランカーとしての格の違いを見せつけて快勝。若干2年生のQBディロン・ガブリエル(Dillon Gabriel)は昨年に続き好調を維持しています。
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先週当時全米23位のアイオワ州立大を撃破して全米19位にランクされたルイジアナ大(ラフィエット校)は同じサンベルトカンファレンスのジョージア州立大と大接戦を演じオーバータイムの末辛くも勝利。ジョージア州立大は負けたとはいえ彼らにとってはこの試合が今季開幕戦だったことを微塵も感じさせない試合展開でした。今季はサンベルトカンファレンスが元気です。
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先週テネシー大シャーロット校相手に308ランヤードを稼いで勝利し今週23位にランクインしたアパラチアン州立大でしたが、マーシャル大戦ではたったの96ヤードに抑えこまれ撃沈。マーシャル大は2003年以来初のランカー相手の白星獲得となりました。
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一時は前半24−0と大きく点差をつけられていた海軍士官学校でしたが、後半27連続得点を成し遂げ最後は試合終了と同時に33ヤードのFGが決まって見事逆転勝利。開幕戦でブリガムヤング大に55対3と完膚無きまでに打ちのめされた海軍士官学校でしたが、この勝利で今シーズンへの望みを繋ぐことが出来ました。
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今季から元オハイオ州立大DCだったジェフ・ハフリー(Jeff Hafley)氏に率いられるボストンカレッジは開幕戦となったデューク大相手に26対6で勝利し見事に初陣を飾りました。ノートルダム大からの転校生QBフィル・ユーコヴェック(Phil Yukovec)は300ヤードに2TD、RBゼイ・フラワーズ(Zay Flowers)は162ヤードに1TDと活躍。またディフェンス陣はデューク大オフェンスをプレー平均5ヤード以下に抑えるパフォーマンス。果たして彼らはACCの台風の目となり得るでしょうか?