アメリカンアスレティックカンファレンス(American Athletic Conference=AAC)に今季から海軍士官学校(ネイビー/Navy)が加入することになりました。
ネイビーは過去134年間どのカンファレンスにも属さず独立チームを貫いていましたが、今季からAACに加入することを決意しました。これでAACは加盟チームが12チームとなり、NCAAのルールによりカンファレンスタイトルゲーム(優勝決定戦)を開催することが可能になります。
今季創設3年目となるAACは、多くのチームが脱退して空中分解したかつて6大カンファレンスの一つであったBig Eastカンファレンスの残りのメンバーを中心に結成されたカンファレンス。しかし現在「パワー5」と呼ばれるカンファレンス(ACC、Big Ten、Big 12、Pac-12、SEC)から遅れをとっています。「6番目のパワーカンファレンス」と認知されるにはカンファレンスのレベル上げ、そしてメディアへの露出が必須で、そのためにもカンファレンスタイトルゲームを組むのが最重要課題だったのです。ネイビーはそのAACの野望を達成するために再三に渡りAAC入りを打診されましたが今回ついにそれを承諾した形となります。
昨年AACチームはパワー5チームに対し実に4勝22敗と完敗。パワー5カンファレンスと同等レベルに認知されるにはまず自らのカンファレンスのレベルを上げるのが急務となります。