先月ベイラー大から転校する意向を示したQBジャレット・スティッドハム(Jarrett Stidham)ですが、この度ベイラー大が正式に彼の離脱を許可したようです。ただ制限付きではありますが。
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ツイッターを通して彼の去就を発表したスティッドハムでしたが、その4週間後にようやくベイラー大は彼の転校を許したわけです。その条件として転校先はいかなるBig 12カンファレンスチームであってはならないということが挙げられた模様。同じカンファレンスでタイトルを競い合う相手に塩を送るようなことは通常考えられませんものね。
2015年度の4つ星リクルートだったスティッドハムは当初テキサス工科大に進学することを公言していましたが、ギリギリになってベイラー大に鞍替えした過去を持ちます。当初はベイラー大を去った後の行き先としてテキサス工科大が挙げられていましたが、今回の条件でこれは不可能になりました。もっともテキサス工科大のファンとしては「裏切り者」を暖かく迎え入れるかどうかは定かではないでしょうが。
しかしBig 12外のチームならばどのチームに転校しようがそれはスティッドハムの自由となりそうです。ただNCAAのトランスファールールとして、FBSチームに転校するならばその年1年間は試合に出場できないという決まりがあります。もしスティッドハムが2016年から試合に出場したいのであれば、下部リーグのFCSに行くか短大に転校するかどちらかしか選択肢は残されていません。短大に進めば翌年にまたFBSに復帰する可能性もあります。そうなると彼のFBSでのプレー資格は3年残されることになります。
今の所スティッドハムがどこへ転校するか明らかになっていませんが、昨年見せたベイラー大での活躍を見れば彼の能力を欲しがるチームは多いと思われます。