アイダホ大がFBSからFCSに移籍を決定

アイダホ大がFBSを去り下部組織であるFCSのBig Skyカンファレンスへ降格すると発表しました。

苦渋の選択

これまで毎年のようにFCSからFBSへチームが昇格してきましたが、その結果今では初期のFCSの全体の6分の1のチームがFBSでプレーするようになりました。このようにFBSにチームが増え続けることがあっても、今回アイダホ大のようにFBSからFCSに舞い戻るケースは初となります。前身のディビジョンI-Aを含めFBSから廃部という形以外でチームが去るのは実に30年以上ぶりのこととなります。

「この決断をするにあたり賛否両論があるのは大変理解しております。しかし現状ではBig Skyカンファレンスに合流することが我々体育局にとっても、そして大学全体にとっても最良の決断だと確信します。」とアイダホ大学長チャック・スタベン氏は語っています。

「我々はこれまで様々な意見を聞き大学の将来にとって一番良い道は何かと探ってきました。そんな中先行きのわからないまま独立校として存在するよりも、より安定したFCSのBig Skyに加入することのほうが得策だと判断したのです。」

FBS(当時はディビジョンI-A)に所属する前はBig Skyカンファレンスに籍をおいていたアイダホ大。元の鞘に戻るという意味では非常に理解できる決断ではあります。これによってBig Sky時代に行われていたライバリーゲームも復活することにもなると、大学側はこの降格に漂うマイナスイメージを払拭しようと必死です。

今年3月、アイダホ大が所属しているサンベルトカンファレンスは2017年シーズン以降はアイダホ大との所属契約を更新しないと発表。今のところ2017年シーズン以降の所属カンファレンスは決まっていませんでした。ニューメキシコ州立大も同じくサンベルトカンファレンスを去ることになっています。

アメリカ有力誌USAトゥデイによると、すでにスケジュールが組まれたチームにはアイダホ大は早くても2018年にはBig Skyカンファレンスに合流すると告げているそうです。

アイダホ大の昨年の戦績はカンファレンスレコードが3勝5敗、総合4勝8敗でした。2000年以来アイダホ大の平均勝利数はたったの2.9。フットボール部以外のすべてのスポーツチームはすでにBig Skyカンファレンスで競技活動を行っています。

他のチームも追随か

FBSの規模が年々拡大する中、それに金銭的についていけない中堅チームたちは今後アイダホ大のようにすっとボール部を存続するためにFCSに活路を導き出すだろうと、Big Skyカンファレンスのコミッショナー、ドグ・フラートン氏は述べています。

1996年にFBSレベルに昇格して以来20年間トップレベルでプレーしてきたアイダホ大フットボール部ですが、チームの出来を測る要素の一つでもある、ポストシーズンのボウルゲーム出場数は1998年と2009年の2度のみ。

「今後2年間サンベルトカンファレンスの一員として試合を行うことに全力を注ぎます。そしてその後はBig Skyカンファレンスに移るわけですが、地理的にも近いチームたちと競い合うことは我々の学生アスリートにとって良い環境を与えてくれると期待しています。」とアイダホ大の体育局長、ロブ・スピアー氏は話しました。

私がカレッジフットボールの世界にハマりだして以来本当に多くのFCSチームがFBSチームに加入してきました。実際最近までFBSに昇格していたとは知らなかったチームもかなりあります。増えすぎた感が否めない現在のFBSですが、このアイダホ大のように今後も財政的にチームを維持できないチームがFCSに移るというケースが増えるかもしれません。少なくとも今回のアイダホ大の決断を見て、そのような可能性があるのだと確認するチームは増えたことでしょう。

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