元フロリダ大QBでハイズマントロフィー受賞者でもあるティム・ティーボ(Tim Tebow)。彼がフットボールから野球に鞍替えした話はしましたが、そのデビュー戦でなんともセンセーショナルな、彼らしいプレーを見せてくれました。
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ニューヨークメッツ傘下のインストラクションリーグというトレーニング組織で今日初戦を迎えたティーボですが、なんと彼の第1打席の第1投目にホームランを打つという荒行をやってのけたのです。
これまで数々の壁を乗り越えてきたティーボ。NFLでは成功しないと言われながら、いくつものカムバックプレーで逆転勝利を収め、リードされている状態で第4Qを迎え、いよいよチーム(当時はデンバーブロンコス)が巻き返しを図るかという時間帯を「ティーボ・タイム」とまで言わしめました。ポケットパサーでないと生き残れないといわれるNFLでブロンコスにプレーオフでの勝利を献上するなど逆境を乗り越えてきたティーボ(ただ結局ルーキーシーズン以降は活躍することなく引退状態に追い込まれたことを考えれば、ポケットパサーでなかったティーボがNFLで成功できないというのは的を得ていましたが)。そしてこの新たなるプロ野球への挑戦も無謀だと言われ続けていました。
しかしそれがどうでしょう!最初の打席の1球目でホームランを打つなんて確率はかなり低いはずです。それをやってのけるというのは、彼がインストラクションリーグという最下部組織でプレーしているということを加味しても、なかなかできないことです。そんなことが起きてしまう星の下に生まれているのがティーボなんですね。
なんだか「ティーボ・マニア」ぶりをさらけ出してしまいましたが(笑)、見ているものを楽しませてくれるティーボの活躍を今後も期待したいです。(全くカレッジフットボールと関係ない話題でゴメンナサイ!)