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第12週目の見どころ【2021年度シーズン】

第12週目の見どころ【2021年度シーズン】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ミシガン州立大@オハイオ州立大

Big Tenカンファレンス東地区の命運並びにカレッジフットボールプレーオフ(CFP)の行方を占う大事な試合。お互い1敗しているので負けた方が確実にプレーオフレースから脱落します。

全米ナンバーワンのオフェンス力を擁するオハイオ州立大は特にパスオフェンスがトップクラスでこれまでも多くの相手ディフェンスからエアーアタックでヤードを稼いできました。一方のミシガン州立大はパスディフェンスが大の苦手。1試合平均で相手に許してきたパスヤードは329ヤードでぶっちぎりのビリ(130位)。これはミスマッチとしか言いようがありません。

もしミシガン州立大に勝機があるとすれば、とにかく自身のランオフェンスを確立させポゼッションゲームに持ち込み、試合の流れを掴んでオハイオ州立大に攻撃のチャンスを与えないことです。そのためにはハイズマントロフィー候補RBケネス・ウォーカー・III (Kenneth Walker III) の大活躍が必須。この試合で彼が150〜200ヤード近いランを稼げればチームに勝機が訪れるでしょうし、それくらいのパフォーマンスでチームを勝利に導けば、混沌とするハイズマンレースにおいてウォーカーが一歩抜きん出る事は間違いありません。

アーカンソー大@アラバマ大

全米2位のアラバマ大は21位のアーカンソー大と対決。SEC (サウスイースタンカンファレンス) 西地区所属チーム同士の戦いとなりますが、アラバマ大がこの試合に勝利すればその時点で西地区優勝が決まり、すでに東地区を制したジョージア大との大一番の舞台が整います。

見どころはアーカンソー大のランオフェンスvsアラバマ大のランディフェンス。アーカンソー大はランオフェンスにおいて全米6位となる1試合平均233.5ヤードを記録。それに対峙するアラバマ大のランディフェンスは全米3位となる1試合平均81.5ヤード。どちらが折れるのか見応えがありそうです。

アーカンソー大はここまで対アラバマ大で14連敗中。果たして敵地でその呪いを打ち砕くことができるか?それともアラバマ大が順当に10勝目を挙げるか?

オレゴン大@ユタ大

今週末に行われる試合の中でアップセット(番狂わせ)の可能性が高いと言われるこのカード。全米3位のオレゴン大が23位のユタ大に乗り込みます。

現在1敗を守りPac-12カンファレンス北地区で首位を走るオレゴン大。悲願のプレーオフ進出のためにももう負ける事は許されませんが、ここ最近のオレゴン大はシーズン中盤に中だるみしたのを取り戻すかのように徐々に安定感を増してきています。特に来年のNFLドラフトで目玉選手と目されるDEケイヴォン・ティボデウ(Kayvon Thibodeaux)は満身創痍ながらその存在感をいかん無く発揮。またランゲームもトラヴィス・ダイ(Travis Dye)とバイロン・カードウェル(Byron Cardwell)、さらにはQBアンソニー・ブラウン(Anthony Brown)の3人合計で2000ヤード近くを稼いでおり、ここに来てようやくオレゴン大は自身のアイデンティティを確立しつつあります。

ユタ大は開幕後1勝2敗と負けが先行し暫く全米の表舞台から消えていましたが、7勝3敗と持ち直し持ち前のどっしり感が戻ってきました。それはタヴィオン・トーマス(Tavion Thomas)、マイカ・バーナード(Micah Bernard)、T.J.プレジャー(T.J. Pledger)を擁するランアタックが健在だからこそ。オレゴン大との走り合いが面白いことになりそう。

またユタ大はホームで大いに力を発揮するチーム。ホームスタジアムも拡張を終えて5万1444人収容可能となり、ファンの後押しも最高潮となることが予想されます。この難しい環境の中でオレゴン大は果たして無傷でソルトレイクシティーを後にすることが出来るでしょうか?

サザンメソディスト大@シンシナティ大

全米5位のシンシナティ大はサザンメソディスト大(SMU)と激突。SMUはランクこそされていませんがここまで8勝2敗と数字的には決して悪いシーズンを送っているわけではなく、無敗でプレーオフ出場を狙うシンシナティ大にとって油断できない試合です。

シンシナティ大勝利の鍵はいかにSMUのランアタックを止めるかにかかっています。SMUオフェンスは元来パスオフェンスに強みを持つチームですが、一方でそれは彼らに頼れるランゲームがあるからこそ。特にシンシナティ大のバックフィールドは全米でもトップクラスのパスディフェンスを誇っており、SMUのランオフェンスを止めパスに頼らざるを得ない状況に持ち込めば自ずと結果は見えてきそうです。

とはいえSMUのQBターナー・モデカイ(Tanner Mordecai)操るパスアタックはシンシナティ大が今季これまで対戦してきた相手の中でもトップクラスであり、ひょっとしたらこの試合は予想以上のハイスコアゲームになるかもしれません。

オクラホマ州立大@テキサス工科大

全米9位でここまで9勝1敗のオクラホマ州立大はテキサス工科大と対決。現在所属するBig 12カンファレンスで首位を行く彼らはこの試合に勝ち、ベイラー大がカンザス州立大に負ければその時点でチーム史上初となるカンファレンス優勝決定戦進出が決まります。

ここ最近はディフェンスの強さを売りにしているオクラホマ州立大。トータルディフェンスは全米3位と秀逸です。その彼らにとって天敵なのがテキサス工科大WRエリック・イズカンマ(Erik Ezukanma)。過去2年間のマッチアップではオクラホマ州立大はイズカンマに合計275ヤードに3TDを奪われています。Big 12でトップのパスディフェスを誇っているオクラホマ州立大にしてみれば、3年連続でイズカンマにやられるわけにはいきません。

テキサス工科大は2週間前にマット・ウェルズ(Matt Wells)監督を解雇しましたが先週は強豪アイオワ州立大に41対38と競り勝っており士気は上がっています。果たしてオクラホマ州立大は盤石に白星を収めるか、それとも足元をすくわれるか?

ウェイクフォレスト大@クレムソン大

全米10位のウェイクフォレスト大は敵地でクレムソン大と対戦。今季ここまで9勝1敗とチーム史上最高のシーズンを送っているウェイクフォレスト大ですがこの試合では7勝3敗のクレムソン大の方がオッズが高くついています。

ここまで6年連続でCFPに出場し続けてきた常勝クレムソン大ですが今シーズンはここ最近では最弱のオフェンスで失速。確かに毎年のように全米タイトルを狙えるチームを輩出し続けることの方がどちらかというと異常なのですが、それでも今年のクレムソン大の失速度には驚きを隠しきれません。ただディフェンスは未だ全米トップレベルでありトータルディフェンスは全米11位。よって負けた試合も大抵は僅差の試合でした。

そのクレムソン大に対峙するウェイクフォレスト大はトータルオフェンスで全米7位、パスオフェンスで全米14位と確かな数字を残してきたチーム。9勝1敗に全米10位というランクは伊達ではありません。注目はウェイクフォレスト大QBサム・ハートマン(Sam Hartman)がクレムソン大ディフェンスをどう料理するかです。

ウェイクフォレスト大がこの試合に勝てば彼らの地区優勝が決まり2006年以来のACC(アトランティックコーストカンファレンス)優勝決定戦に駒を進めることが決まります。またそれは対クレムソン大戦の連敗記録を12で止めることを意味します。

アイオワ州立大 vs オクラホマ大

先週まさかの敗戦を喫し順位を13位まで大きく下げてしまったオクラホマ大。この位置からもう一度トップ4を狙うのは簡単ではありませんが、今後の試合全てに勝利すれば少なくともその可能性は残されます。それもこれもまずは今週末のアイオワ州立大をしっかりとこなさなければなりません。

全米最長連勝記録(17)を止められてしまったオクラホマ大。心配されるのはチーム内の士気が保たれているかどうか。特に今季から途中出場してきたケイレブ・ウィリアムス(Caleb Williams)がピリッとせず、その代わりに起用された元先発のスペンサー・ラトラー(Spencer Rattler)も大した働きを見せることなく再度ウィリアムスにとって代えられ・・・。

そんなオクラホマ大オフェンスに襲いかかるのはトータルディフェンスで全米10位のアイオワ州立大守備陣です。特にDLウィル・マクドナルド(Will McDonald)とイヨマ・イワザリケ(Eyioma Uwazurike)二人は合わせて17.5個のQBサックを計上しており、ウィリアムス並びにOL陣にとっては頭痛の種です。

またアイオワ州立大のQBブロック・パーディ(Brock Purdy)は全米4位のパス成功率、RBブリース・ホール(Breece Hall)は1試合平均ランヤードで全米6位。ディフェンス力に不安を持つオクラホマ大は油断すると2連敗なんてことにもなりかねません。

その他の気になる試合

ミシガン大(6位)vs メリーランド大

来週のオハイオ州立大とのビッグゲームを前にミシガン大はしっかりとメリーランド大を料理出来る

ネブラスカ大 vs ウィスコンシン大(15位)

Big Tenカンファレンス西地区で首位をゆくウィスコンシン大。ネブラスカ大が一泡吹かせる事ができるか。

バージニア大 vs ピッツバーグ大(18位)

ハイズマントロフィーレースのダークホース、ピッツバーグ大QBケニー・ピケット(Kenny Pickett)がバージニア大ディフェンス相手にどれだけの数字を残せるか注目。

バージニア工科大 vs マイアミ大

缶特を解雇したばかりのバージニア工科大と監督が解雇されそうなマイアミ大との戦い。勝った方がボウルゲーム出場権を獲得します。

テキサス大 vs ウエストバージニア大

現在悪夢の5連敗中であるテキサス大。スターRBビジャン・ロビンソン(Bijan Robinson)も怪我で戦線離脱しいいところなし。

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