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カンファレンスチャンプへの道【Vol.1】

カンファレンスチャンプへの道【Vol.1】

カレッジフットボール選手として目指すところはやはり最終的には全米の頂に立つ、つまりナショナルタイトルを獲得することにあると思います。しかし現実的に言ってそれを目指せるチームというのは限られており、その他のチームは所属するカンファレンスで優勝することが最大の目標であるといえるでしょう。特に「グループオブ5」と呼ばれる中堅カンファレンス(アメリカンカンファレンスUSAミッドアメリカンマウンテンウエストサンベルト)所属チームたちはCFPランキングで大賑わいの「パワー5」界隈を尻目にリーグ優勝目指してシーズン終盤を迎えます。

そこでここではフットボールボウルサブディビジョン(FBS)に属する10のカンファレンスにおいてどのチームが優勝争いを繰り広げているのかを見ていきたいと思います。

【参考記事】カンファレンス

(注:記載されている戦績はカンファレンス戦でのもの。太字はすでに地区優勝を決めたチーム)

パワー5カンファレンス

アトランティックコーストカンファレンス(ACC)

海岸地区(コースタル地区)

  1. ピッツバーグ大(5勝1敗)
  2. バージニア大(4勝2敗)

海岸地区レースはピッツバーグ大とバージニア大の2チームに絞られました。ピッツバーグ大がバージニア大との直接対決に勝っているため現在2ゲーム差。もし彼らが今週末のウェイクフォレスト大戦で白星を挙げることが出来れば彼らが海岸地区優勝となります。

大西洋地区(アトランティック地区)

  1. クレムソン大(7勝0敗)
  2. シラキュース大(5勝2敗)
  3. ボストンカレッジ(4勝2敗)

大西洋地区はクレムソン大の独壇場。すでに彼らが地区優勝を決めており、ピッツバーグ大かバージニア大のいずれかの海岸地区優勝チームとタイトルゲームで激突します。

Big 12カンファレンス

  1. オクラホマ大(6勝1敗)
  2. ウエストバージニア大(6勝1敗)
  3. テキサス大(5勝2敗)
  4. アイオワ州立大(5勝2敗)

地区制を唯一敷いていないBig 12カンファレンスですが、レギュラーシーズン終了時にトップ2位が優勝決定戦で雌雄を決します。現在6勝1敗でオクラホマ大とウエストバージニア大が首位争いを行っていますが、この両チームはレギュラーシーズン最終戦で激突することになっており、このまま行けば彼らがカンファレンス優勝決定戦でも相まみえることになります。

オクラホマ大は今週カンザス大、ウエストバージニア大はオクラホマ州立大との対戦が控えています。が、今週末もし万が一オクラホマ大とウエストバージニア大がそれぞれの試合に負けるとなると、テキサス大とアイオワ州立大にもかすかながらチャンスが回ってきます。この両チームは今週末対決することになっていますが、アイオワ州立大がもし勝ったとして彼らに優勝決定戦出場の可能性があるとすれば、オクラホマ大が2連敗したときのみ彼らに望みが生まれます。そしてもしテキサス大が勝ったとすれば、彼らはウエストバージニア大には負けていますが、オクラホマ大には勝っているため、オクラホマ大がウエストバージニア大に勝つとタイブレーカーでテキサス大がウエストバージニア大とリーグ優勝目指して対決する可能性もあるにはあります。

しかしそれもこれもオクラホマ大がカンザス大に勝ってしまえば元も子もなく、そしてオクラホマ大が負ける可能性はないに等しいと言っても過言ではないため、いまのところオクラホマ大とウエストバージニア大の一騎打ちと見るのがまず無難です。

Big Tenカンファレンス

東地区

  1. ミシガン大(7勝0敗)
  2. オハイオ州立大(6勝1敗)

東地区レースはミシガン大とオハイオ州立大の2チームに絞られました。たとえ両チームが2連敗したとしても後続のミシガン州立大とペンシルバニア州立大は追いくことができないからです。彼らはカレッジフットボールでも1,2を争う屈指のライバル同士としてレギュラーシーズン最終戦で激突。その勝者がカンファレンスタイトルをかけて優勝決定戦に駒を進めます。

西地区

  1. ノースウエスタン大(6勝1敗)
  2. ウィスコンシン大(4勝3敗)
  3. パデュー大(4勝3敗)

西地区では大本命と見られていたウィスコンシン大が大不調で早々に優勝レースから脱落。2番手と見られていたアイオワ大もウィスコンシン大不在の状況につけ込むことに失敗。そんな中大外から地区タイトルをダッシュしたのがノースウエスタン大です。総合成績6勝4敗ながらカンファレンス内の戦績は6勝1敗で、ノースウエスタン大にとって初となるBig Ten西地区初タイトルをゲットしたのでした。

Pac-12カンファレンス

北地区

  1. ワシントン州立大(6勝1敗)
  2. ワシントン大(5勝2敗)

今季快進撃を見せるワシントン州立大ですが、北地区2位のワシントン大が1ゲーム差でピタリと彼らの後ろ姿を捉えています。この両チームは最終戦の恒例のライバリーゲーム「アップルカップ(Apple Cup)」にて直接対決。勝ったほうが北地区優勝となります。もっとも今週末それぞれのチームが勝利することを前提としての話ですが(ワシントン州立大はアリゾナ大、ワシントン大はオレゴン州立大)。仮にワシントン大がオレゴン州立大に負けると最終戦を待たずしてワシントン州立大の地区制覇が決まります。

南地区

  1. ユタ大(5勝3敗)
  2. アリゾナ州立大(4勝3敗)

Pac-12南地区はユタ大とアリゾナ州立大に絞られました。有利なのはユタ大で今週末のコロラド大戦で勝てば彼らの南地区優勝となります。しかしもし敗れればアリゾナ州立大にもチャンスが訪れます。彼らはユタ大との直接対決に勝っているため、彼らが残り2試合(オレゴン大、アリゾナ大)のいずれかに勝ちさえすればアリゾナ州立大が大逆転で南地区を勝ち抜くことになります。

サウスイースタンカンファレンス(SEC)

東地区

  1. ジョージア大(7勝1敗)
  2. ケンタッキー大(5勝2敗)
  3. フロリダ大(5勝2敗)

西地区

  1. アラバマ大(7勝0敗)
  2. ルイジアナ州立大(5勝2敗)
  3. テキサスA&M大(4勝3敗)

SECはすでに優勝決定戦の組み合わせが決まっており、なんと昨年のCFPナショナルタイトルゲームの再現というなんとも生唾もののマッチアップが実現しました。昨年アラバマ大は最終戦のアーバン大戦に敗れ西地区タイトルをアーバンに奪われたため、2年ぶりのカンファレンスタイトル獲得に挑みます。一方ジョージア大はそのアーバン大に優勝決定戦で勝ちリーグ優勝を果たしたため、今年は2連覇を目指してアトランタに乗り込むことになります。


グループオブ5カンファレンス

アメリカンアスレティックカンファレンス(AAC)

西地区

  1. セントラルフロリダ大(6勝0敗)
  2. テンプル大(5勝1敗)
  3. シンシナティ大(5勝1敗)

AAC西地区ではここまでいまだ無敗のセントラルフロリダ大が当然ながら首位を走っていますが、テンプル大とシンシナティー大もその後をピタリと付けています。そしてセントラルフロリダ大とシンシナティ大は今週末直接対決を控えており、もしシンシナティ大が全米11位のセントラルフロリダ大を一蹴することが出来れば、彼らのカンファレンスタイトル2連覇に黄色信号が灯るだけでなく、彼らがここまで築いてきた22連勝という記録も途絶えることになります。

東地区

  1. サザンメソディスト大(4勝2敗)
  2. ヒューストン大(4勝2敗)
  3. トゥレーン大(4勝2敗)

東地区は三つ巴の戦いですが、サザンメソディスト大がヒューストン大とトゥレーン大との直接対決でそれぞれ勝利を収めているため、彼らが一歩リードしています。ヒューストン大とトゥレーン大が今週末対決することになっていますので、勝ったほうが優勝レースに生き残ることになるでしょう。

カンファレンスUSA

西地区

  1. ミドルテネシー州立大(6勝1敗)
  2. フロリダインターナショナル大(5勝1敗)

見ての通りCUSAの西地区はミドルテネシー州立大が1勝分リードしていますが、一方で彼らは次点のフロリダインターナショナルとの直接対決で敗れています。つまり彼らが優勝決定戦に進出するためにはフロリダインターナショナル大が残りの2試合のうち最低でも1試合落とす必要があるのです。両チームが戦績で並ぶと直接対決の結果によりフロリダインターナショナル大が地区優勝を果たすことになります。

東地区

  1. アラバマ大バーミンガム校(7勝0敗)
  2. ルイジアナ工科大(5勝1敗)
  3. ノーステキサス大(3勝3敗)

東地区はアラバマ大バーミンガム校(UAB)がここまでカンファレンス戦無敗で念願の地区優勝を決めました。一時廃部扱いに陥っていたUABの過去を考えると復帰から2年でここまで再建してきたことは驚きです。

 

ミッドアメリカンカンファレンス(MAC)

東地区

  1. バッファロー大(6勝1敗)
  2. マイアミ大(OH)(5勝2敗)
  3. オハイオ大(5勝2敗)

東地区はバッファロー大が次戦のボーリンググリーン州立大に勝てば彼らの優勝が決定。しかし負けてしまうとかなり複雑になってきます。というのも上位3チームがお互いを食い合っているからです。まずは今週末のバッファロー大の試合の結果を見てから考えることにしましょう・・・(苦笑)。

西地区

  1. ノーザンイリノイ大(6勝1敗)
  2. ウエスタンミシガン大(4勝3敗)
  3. イースタンミシガン大(4勝3敗)

MAC西地区はすでにノーザンイリノイ大がその栄冠を手に入れました。

マウンテンウエストカンファレンス(MWC)

山岳地区(マウンテン地区)

  1. ユタ州立大(6勝0敗)
  2. ボイジー州立大(5勝1敗)

MWC山岳地区はユタ州立大とボイジー州立大の2チームで争われます。この2チームはレギュラーシーズン最終戦で対戦することになっており、ここで白黒付くことになるでしょう。もっともその対決はあと来週末。今週末試合がないユタ州立大とは対称的にボイジー州立大はニューメキシコ大との対戦があります。おそらくこれに敗れることはないでしょうが、もしそうなったならば直接対決を待たずしてユタ州立大優勝が決まります。

西地区(ウエスト地区)

  1. フレズノ州立大(5勝1敗)
  2. ネバダ大(4勝2敗)
  3. サンディエゴ州立大(4勝2敗)

ウエスト地区はフレズノ州立大が一歩リード。今週末のサンディエゴ州立大との直接対決に勝つことが出来れば、すでにネバダ大を倒しているフレズノ州立大が地区タイトルを手中に収めることになります。が、もしサンディエゴ州立大が勝てば先程紹介したMAC東地区と同じような状況に陥ります。

サンベルトカンファレンス

東地区

  1. トロイ大(6勝0敗)
  2. アパラチアン州立大(5勝1敗)

このまま行けば来週末に行われるこの両校の直接対決の勝者が東地区優勝チームとなります。

西地区

  1. ルイジアナ大モンロー校(4勝2敗)
  2. ルイジアナ大ラフィエット校(3勝3敗)
  3. アーカンソー州立大(3勝3敗)

現在1ゲーム差で首位を走っているルイジアナ大モンロー校ですが、彼らは2位と3位のチームとの対戦をまだ残しています。もちろん2連勝すれば彼らが西地区王者となりますが、アーカンソー州立大とすでに倒しているルイジアナ大ラフィエット校にもチャンスが訪れます。

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