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第11週目レビュー

第11週目レビュー

第11週目の週末はランカー同士の対決が数試合組まれましたが、過去の週末と違い今週末はほぼ番狂わせのない、順当な結果に終始した週末になりました。が、この週末の試合の結果によってカンファレンスの地区制覇を決めたチームも出ており、意味あるウィークエンドとなったのです。そんな第11週目の熱戦を振り返ります。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

 

クレムソン大27、ボストンカレッジ7

タレント・層の厚さで勝る全米2位のクレムソン大ボストンカレッジのホームに乗り込んだこの試合、これまでのような大量得点の末の大勝利とはなりませんでしたが、内容的にはクレムソン大の圧勝ゲームでした。

17位のボストンカレッジとしては持てる力をすべて注ぐことが最低条件でしたが、試合開始から6プレー目にQBアンソニー・ブラウン(Anthony Brown)がクレムソン大の巨漢DLクリスチャン・ウィルキンス(Christian Wilkins)のタックルを喰らい負傷退場。結局彼はフィールドに戻ることは叶わず病院送りになってしまったのですが、この時点ですでにボストンカレッジの勝機は失われたも同然でした。

パントリターナーのマイケル・ウォーカー(Michael Walker)が74ヤードのリターンTDを決め、一時は7対3とクレムソン大からリードを奪ったボストンカレッジ。しかし彼らが得点できたプレーはこのTDのみでした。ブラウン退場を受けて投入された、バックアップQB E.J.ペリー(E.J. Perry)にとって怒涛のクレムソン大ディフェンスは荷が重すぎで、投げることが出来たヤード数はたったの98ヤード。またボストンカレッジオフェンスの大黒柱であるRB A.J.ディロン(A.J. Dillon)は元々患っていた足首の怪我のせいもあり奪えたランヤードは39ヤードのみ。ファーストダウンもクレムソン大が18回記録したのに対しボストンカレッジは半分の9回となり、まさに彼らはクレムソン大ディフェンスに手も足も出なかったのです。

それでもスコア的に予想を反して離されなかったのは、ボストンカレッジのディフェンス陣が踏ん張ったからです。ディフェンシブライン、及び2列目のラインバッカーたちはアグレッシブにクレムソン大QBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)に襲いかかっていきましたし、またDB陣もローレンスからのパスを阻止するシーンも何度か見られました。

が、ローレンスはそんな中でも295パスヤードに1パスTDを記録したのに加え、自身の足でも1TDを奪いました。またRBトラヴィス・エティエン(Travis Etienne)は78ヤードと3桁ヤード数に届きはしませんでしたが、体を張って立ちはだかったボストンカレッジの守備陣に切り込んでいくには十分な働きを見せました。

この勝利でクレムソン大は所属するアトランティックコーストカンファレンス(ACC)大西洋地区優勝が確定。4年連続となるタイトルゲーム出場となりましたが、過去3連覇しているクレムソン大が今の彼らの力を見れば4連覇を成し遂げるのは想像に難くありません。しかも過去4年間タイトルゲームに臨む際の彼らの全米ランキングはすべてトップ3位以内。ACCでのクレムソン大の圧倒ぶりが伺えます。


アラバマ大24、ミシシッピ州立大0

全米1位のアラバマ大は16位のミシシッピ州立大をホームに迎えましたが、スコアを見ればおわかりのように見事完封勝利。先週のルイジアナ州立大でも無失点となったため、2試合連続の完封勝利。これは1980年以来の偉業ということですが、一方で全米でもトップクラスを誇るフロントセブンを擁するミシシッピ州立大ディフェンス陣に苦しめられた試合でもありました。

アラバマ大のハイズマントロフィー候補QBトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)は立ち上がりから好調で2度の攻撃をすべてTDに結びつけ、自身も6投中5投のパスを成功させて67ヤードを記録するなどし、この試合もまた一方的なハイスコアゲームになると思われました。

しかしトータルディフェンスで全米7位のミシシッピ州立大はタガヴァイロア率いるアラバマ大オフェンスに大いに立ちはだかり、ここまで先週に記録した1つのINTパスしか犯していなかったタガヴァイロアから2つ目のパスINTを奪い、また彼に今季最多となる4つのQBサックを御見舞したのです。その結果第3Qにタガヴァイロアは大腿部に強烈なヒットを食らって悶絶。もともと膝にも爆弾を抱えながらのゲームでしたので、彼はそのままベンチへ下がることになりました。

アラバマ大のラン攻撃もミシシッピ州立大の守備陣に阻まれ、ジョシュ・ジェコブス(Josh Jacobs)が97ヤード、ダミアン・ハリス(Damien Harris)が53ヤードと100ヤード以下に抑え込まれました。が、それぞれが1つずつTDを奪っておりミシシッピ州立大を突き放すには十分な働きを見せました。

というのもミシシッピ州立大のディフェンスが大いに活躍したのを尻目に彼らのオフェンスはアラバマ大ディフェンスに大苦戦。パスオフェンスではQBニック・フィッツジェラルド(Nick Fitzgerald)がたった125ヤードのパス、またチーム全体でもランヤードが44ヤードとなり、大善戦したディフェンス陣の後押しをすることが出来ずに無失点に終わったのです。

アラバマ大はこれで無傷の10勝目となり10年連続二桁勝利シーズンが確定しました。彼らにとって最大の不安材料はタガヴァイロアの怪我の具合。試合後ニック・セイバン(Nick Saban)監督はタガヴァイロアの怪我の状況を「問題ない」と話していましたが、彼が退いてから出場した3番手のQBマック・ジョーンズ(Mac Jones)はポテンシャルが高いとは言え、タガヴァイロアのレベルには到底及ばない選手。また2番手のジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)は2週間ほど前に足首に受けた手術が完全に癒えておらず、タガヴァイロア不在のアラバマ大のオフェンスが爆発力を損なうことがこれで証明されました。

またミシシッピ州立大がタガヴァイロアが退く以前も前年度全米王者に立ち向かえることを見せたことで、アラバマ大が完全無欠の無敵チームではないことを全米中に証明もしました。これは今後対戦するジョージア大、さらにその先のプレーオフ出場チームにも大いに参考になるでしょうね。

ノートルダム大42、フロリダ州立大13

ここまで無敗のノートルダム大を支えてきたのがQBイアン・ブック(Ian Book)でしたが、前試合でのウェイクフォレスト大戦で受けた肋骨の怪我によりこのフロリダ州立大戦に欠場。その代役として出場したのは今季開幕時に先発QBだったブランドン・ウィンブッシュ(Brandon Winbush)でしたが・・・。

ファイナルスコアを見ればわかるようにブック不在でもチームは大差で大勝。今季ここまで苦戦しているフロリダ州立大が相手とは言え、強力なノートルダム大ディフェンス力ほぼ全試合に渡り彼らに仕事をさせませんでした。

しかし3つのパスTDを奪ったとは言え、ウィンブッシュは2つのパスINTも記録してしまい、勝ったもののもしブックの怪我が長引けばウィンブッシュでナショナルタイトルを狙えることが出来るのかどうかは怪しいと思わせるには十分でした。来週の相手は今季のシンデレラチームとも言える8勝2敗のシラキュース大。ノートルダム大はプレーオフ進出のためには無敗を維持することが最低条件とされるため、ブックがシラキュース大戦に出れるか出れないかが彼らの今季の命運を握っていると言えそうです。

ジョージア大27、アーバン大10

深南部最古のライバリー(The Deep South’s Oldest Rivalry)」と呼ばれるこの両チームのマッチアップ。サウスイースタンカンファレンス(SEC)優勝決定戦出場をすでに決めているジョージア大に、先週テキサスA&M大から金星を奪い勢いづくアーバン大が一泡吹かせたいと臨んだ試合でした。

実際試合序盤にはアーバン大がフェイクプレーでTDパスを奪い、第2Q中盤まで10対6とリードする展開。オフェンス陣もジョージア大ディフェンスから166ヤードを奪ってここまで見れば「もしかして・・・」と思わせてくれるには十分でした。しかし前半終了までに2つのTDを奪って20対10とリードを奪い返すとジョージア大ディフェンスが目を覚まし、その後アーバン大オフェンスに得点を許しませんでした。

この日は先週に引き続きジョージア大のRBデュオが大活躍。特にデアンドレ・スウィフト(D’Andre Swift)が77ヤードのTDランを含む186ヤードを足で稼げば、イライジャ・ホリフィールド(Elijah Holyfield)が93ヤードのランを記録。チーム全体で303ヤードをランアタックから叩き出しました。またQBジェイク・フローム(Jake Fromm)は2つのTDパスを含む193パスヤード。数字以上に効果的なQBプレーでジョージア大オフェンスをリードしました。

アーバン大はこの敗戦で6勝4敗とし、またまたファンのため息を誘う結果に。ガス・マルザーン(Gus Malzahn)監督への批判は増すばかりですが、彼らの今季の不調の主な原因はやはりQBジャレット・スティッドハム(Jarrett Stidham)のスランプにほかありません。ベイラー大からの転校生であるスティッドハムはハイズマントロフィー候補にも挙げられたことがある期待の選手でしたが、肝心な時にチームを勝利に導く「力」がなく、残念ながらそういった星に生まれていないのかな・・・と思わされてしまいます。もちろん彼のポテンシャルを引き出せないコーチ陣にも非はあると思うのですが。ただだからといってマルザーン監督を解雇してしまうというのはちょっと浅はかだと思います。あとは大学が巨額のバイアウト費を設定してしまったせいでおいそれとクビを切ることが出来なくなったという事情もありますが。

オクラホマ大48、オクラホマ州立大47

今年で113回目を迎えるこの両チームのライバリー、「ベッドラムシリーズ(Bedlam Series)」。今年もスコアが示すようにディフェンス無視のノーガードの打ち合いを繰り広げましたが、試合を決めたのは皮肉にもオクラホマ大のディフェンスでした。

41対41で迎えた第4Q残り約6分。攻撃権を得たオクラホマ州立大がオクラホマ大陣内へ急襲をかけますが、オクラホマ州立大RBチュバ・ハバード(Chuba Hubbard)が痛恨のファンブル。これをオクラホマ大がリカバーし反撃を開始。そして残り約3分半というところでオクラホマ大RBトレイ・サーモン(Trey Sermon)のランTDが決まりオクラホマ大がオクラホマ州立大からリードを奪います。

背水の陣で臨むオクラホマ州立大の最後の攻撃、自陣29ヤードから発進した彼らはQBテイラー・コーネリアス(Taylor Cornelius)のパスとハバードのランでオクラホマ大陣内へ突き進みます。そして残り1分3秒、4th&12ヤードという絶体絶命という状況でコーネリアスからWRテイラン・ワレス(Taylan Wallace)への24ヤードTDパスが決まってスコアは48対47に。エクストラポイントでFGを決めれば同点となるところでしたが、ここでマイク・ガンディ(Mike Gundy)監督は2ポイントコンバージョンというギャンブルに打って出ます。

しかし無情にもコーネリアスからワレスへのパスはオクラホマ大ディフェンダーに阻止され万事休す。オクラホマ大が辛くも勝利をもぎ取りホームでの番狂わせを食い止めました。

この試合では先にも述べた通りオフェンス同士のぶつかり合いとなりましたが、その結果オクラホマ大のトータルオフェンスが703ヤード、オクラホマ州立大が640ヤードで両校合計で1300ヤード以上というとてつもない記録を残しました。オクラホマ大はハイズマントロフィー候補QBカイラー・マレー(Kyler Murray)がこの日も活躍。349パスヤードに1TDという数字を残せば、RBケネディ・ブルックス(Kennedy Brooks)が165ヤードに3TD、サーモンも124ヤードに2TDと大暴れ。相変わらずのハイパワーオフェンスぶりを見せつけてくれました。

しかし一方でオクラホマ大のディフェンス陣はオクラホマ州立大QBコーネリアスに3つのTDを含む501ヤードを投げ込まれ、ハバードにも3つのTDを含む104ヤードを足で稼がれるなど、未だにディフェンス陣がザルとなっています。このディフェンス力ではいかにこのまま勝ち進んでBig 12カンファレンスチャンプになったとしてもCFP選考委員会をうならせることは出来ないでしょう。

オハイオ州立大26、ミシガン州立大6

Big Tenカンファレンス東地区のタイトルを争う上で重要となったこの対戦カード。試合は開始から両チーム合わせて6連続のパント、そして1つずつFGをお互いが外し合うなど全く点が入らない、かなり見苦しい試合となりました。そんな中でも前半終了間際にオハイオ州立大がTDを奪えば、ミシガン州立大もFGを決めて何とかスコアボードに点を刻み、7対3で後半へ突入。

すると第3Qには再びミシガン州立大がFGを決めてスコアを7対6と相手に1点差まで詰め寄り、ホームの観衆はミシガン州立大が大金星を挙げられるかと淡い期待を抱いたことでしょう。

しかし第3Q中盤にミシガン州立大のマーク・ダントニオ(Mark Dantonio)監督はトリックプレーを敢行しこれが成功してTDを奪ったに見えましたが、ペナルティー(インエリジブルプレーヤー)を取られてこのTDが帳消しに。更に第3Q終了直前にはミシガン州立大の自陣1ヤードラインでパントを強いられ、ダントニオ監督はここで技とセーフティーを選んで2点をオハイオ州立大に献上。おそらくこの地点からパントすればオハイオ州立大に絶好の得点チャンスを与えてしまうということ、そして自身のディフェンスが機能していることからこのセーフティーを敢えて採用したのでしょう。これでスコアは9対6に。

この選択は確かに効果を発揮し、返しのオハイオ州立大の攻撃を3&アウトで凌いだミシガン州立大。しかしそのパントが自身の2ヤードまで到達し、再び自陣のエンドゾーン付近からの攻撃を余儀なくされたミシガン州立大。そしてその最初のプレーでCからのスナップエクスチェンジに失敗。こぼれたボールをオハイオ州立大がエンドゾーンでリカバーしてなんとTDを奪われてしまいます。

16対6と点差が10点に広がるとその直後のミシガン州立大の攻撃ではQBからRBのピッチをファンブルして再びオハイオ州立大にボールを奪われてしまいます。それがFGに繋がって7対6だったスコアがたったの3分の間で19対6にまで一気に広がってしまったのでした。そして試合終了間際にオハイオ州立大はとどめのランTDを決めてミシガン州立大にとどめを刺し、このディフェンシブバトルに終止符を打ちました。

パデュー大に惨敗し、先週のネブラスカ大戦でも大苦戦したオハイオ州立大のディフェンスはこのミシガン州立大戦で復活。ミシガン州立大のオフェンスが力不足だったことを加味しても、与えたファーストダウンが12、ランヤードもトータルで54ヤードに抑え東地区戦において貴重な勝利を挙げました。この勝利でいよいよ彼らとライバル・ミシガン大との最終戦にて東地区の命運が決まることになりそうです。またオハイオ州立大にとってはプレーオフ進出のためにももう2度と負けられませんから、この週末の試合に競り勝ったことでその夢への可能性もなんとか残しました。

テネシー大24、ケンタッキー大7

ここまですでに2敗してはいるものの、全米11位として今季強豪チームとして位置づけされているケンタッキー大。SEC東地区の栄冠はジョージア大にさらわれてしまいましたが、それでも今後のスケジュール的に10勝2敗でボウルゲームの中でも特別視されている「ニューイヤーズ6ボウル」のどれかに出場できるのではないかと目されていました。

しかしそんな夢を打ち砕いたのがテネシー大。ただ勝っただけではなく、ケンタッキー大を完膚無きまで叩きのめしたのです。立ち上がりからテネシー大がペースを掴み24連続得点すれば、ディフェンス陣はケンタッキー大オフェンスに何も仕事をさせず、ケンタッキー大がようやくスコアボードに点数を刻めたときには時すでに遅し。今年は再建の年とされていたテネシー大がここまでやるとは誰も予想すらしていませいんでした。

シーズン序盤に連勝街道まっしぐらだったケンタッキー大はRBベニー・スネル(Benny Snell)を中心としたオフェンスと、予想以上に大きな働きを見せてきたディフェンス陣が売りでしたが、中盤をすぎると対戦相手がスネルを完全攻略し、以来彼が目立った活躍をする試合がなくなってしまいました。スネルの勢いがケンタッキー大の勢いそのものであったとも言え、彼が表舞台から姿を消すと同時にケンタッキー大のモメンタムも失われてしまったのです。

一方テネシー大としてはこの勝利は大変価値あるものになります。これで戦績を5勝5敗とし、残るミズーリ大とヴァンダービルト大のいずれかから白星を奪うことが出来ればボウルゲーム出場権を獲得することになります。前監督ブッチ・ジョーンズ(Butch Jones)氏体制下でボロボロになっていたテネシー大のブランド力。それを立て直すためにやってきたのが元アラバマ大DCジェレミー・プルイット(Jeremy Pruitt)監督。まだまだ仕事は山積みですが、少なくともジョーンズ体制時代よりも今のチームには戦う気迫が感じられ、将来が楽しみになってきました。

ノースウエスタン大14、アイオワ大10

Big Tenカンファレンス東地区はどうやらミシガン大オハイオ州立大の一騎打ちとなりそうですが、対する西地区は当初の予想を裏切る混戦模様。開幕前はウィスコンシン大の絶対有利がささやかれていましたが、蓋を開けてみれば彼らは今季不調の年となり、得てして群雄割拠の体をなしてきました。そんな中ここ2週間ほど首位を走っているのが以外にもノースウエスタン大。彼らはここまで交流戦(ノンカンファレンス戦)で0勝3敗と惨敗ですが、カンファレンス戦ではここまで5勝1敗。しかもその敗戦はミシガン大と僅差で敗れた試合のみ。

そしてこの週末、手強いアイオワ大に乗り込んだノースウエスタン大は後半に突入した時点で10対7とリードを許す展開。QBクレイトン・ソーソン(Clayton Thorson)は2つのINTをすでに犯し、更には第4Qには19回のプレーのドライブを得点につなげられないなど厳しい試合運びとなっていました。流れ的にはこのままアイオワ大の勝利かと思われましたが・・・。

試合残り時間9分半、アイオワ大陣内へ切り込んだノースウエスタン大の攻撃でソーソンから放たれた32ヤードのパスをWRベネット・スコロネク(Bennett Skowronek)がエンドゾーンでダイビングキャッチ。これがビデオ判定の末にキャッチと認められ、14対10とついにリードを奪います。

試合時間はまだまだ残っていましたが、ノースウエスタン大ディフェンスが踏ん張り、またアイオワ大RBメカイ・サージェント(Mekhi Sargent)がボールをファンブルしそれをノースウエスタン大がリカバーするなどしてアイオワ大の追撃の芽を潰していきました。結局スコロネクのスーパーキャッチが決勝点となりカンファレンスレコードを6勝1敗としました。しかもそれだけでなく、ミネソタ大パデュー大を、さらにペンシルバニア州立大ウィスコンシン大を破ったため、なんと6勝4敗のノースウエスタン大がレギュラーシーズン終了を待たずして西地区優勝を決めたのです。

Big Tenが地区制度を敷いた2011年以来初となるBig Tenカンファレンス優勝決定戦出場を決めたノースウエスタン大。しかもこのアイオワ大戦が6勝目だったこともありボウルゲーム出場権をも獲得しました。同じチームばかりがタイトルゲームで相まみえるのは得てして飽き飽きしてしまいますが、このようにノースウエスタン大のようなチームにチャンスが巡ってくるのは非常に喜ばしいことです。ただ彼らが東地区チャンプ(ミシガン大かオハイオ州立大)とタイトルゲームで対戦した時にボロ負けするという、興ざめな結果にならないといいのですが・・・。

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