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2022年度第8週目の見どころ

2022年度第8週目の見どころ

今季8週目となる今週の注目の試合の見どころをご紹介。

・・・ただ時間がなくてまともなプレビューが書けたのは数試合(泣)。とりあえずどんな試合を注目していただきたいかだけはご紹介できるかと思います(苦笑)。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

#9 UCLA @ #10 オレゴン大

現在未だ無敗のUCLAが1敗したもののカンファレンス戦では全勝中のオレゴン大に乗り込みます。

UCLAは今季才能を完全に開花させたQBドリアン・トンプソン・ロビンソン(Dorian Thompson-Robinson)が絶好調。TD数15個に対してパスINT数が2個、そしてQBレーティングでも全米5位という数字が残っており、彼の好調さを物語っています。

またRBザック・シャーボネット(Zach Charbonnet)もここまで615ヤードに6TDとUCLAのオフェンスを支える大きな武器として君臨。トンプソン・ロビンソンも走れるQBであり、UCLAのランならびにパスオフェンスは相手にとって驚異となります。

一方のオレゴン大は初戦でジョージア大に49対3と完敗するものの、そこから見事に立て直して5連勝中。もともとロースターのレベルはリクルーティングのおかげで高いものを持っており、今年で1年目となるダン・レニング(Dan Lanning)監督らコーチ陣のテコ入れ具合がうまく行っています。

オフェンスの要はQBボ・ニックス(Bo Nix)。昨年までSEC所属のアーバン大でチームの顔として4年間君臨するも、オフに転校することを決意して周囲を驚かせ、その新天地にオレゴン大を選びました。

ジョージア大戦では沈黙するも、それ以降は彼の足を生かしたプレーでチームのオフェンスの大黒柱に急成長。過去2試合ではランだけで200ヤード以上を稼ぎ5つものTDを量産。またパスでも12TDに2INTと安定感を増しており、UCLAにとってはこういったスタイルのチームを相手にするのは今季ユタ大に次ぎ2度目のチャレンジとなります。

点の取り合いが予想されますが、果たしてどちらのチームがその乱打戦を制することが出来るか・・・。またこの試合は雨天が予報されており、それも試合展開にどう影響するかも気になるところです。

ちなみにUCLAのチップ・ケリー(Chip Kelly)監督はかつてオレゴン大を指揮し彼等をナショナルパワーに育て上げた張本人。彼にとってはその古巣との対決はこれで4度目の対戦となりますがここまで3戦3敗中。果たしてオレゴン大のホームでケリー監督は古巣を倒すことが出来るでしょうか?


アイオワ大 @ #2 オハイオ州立大

Big Tenカンファレンスの優勝レースだけでなくCFP(カレッジフットボールプレーオフ)レースでも上位に位置すると言われているのがオハイオ州立大。先週彼らはバイウィークで試合はありませんでしたがここまで破竹の6連勝中。そんな彼らがアイオワ大をホームに迎えます。

オハイオ州立大には今季のハイズマントロフィーレースでも名を馳せるQB C.J.ストラウド(C.J. Stroud)だけでなくRBトレヴィヨン・ヘンダーソン(Treveyon Henderson)とマイヤン・ウィリアムス(Miyan Williams)のコンビ、そしてWRエメカ・エブカ(Emeka Egbuka)、マーヴィン・ハリソン・Jr(Marvin Harrison Jr)といった粒ぞろいのスキルポジションを持って全米随一の火力を擁しています。

このユニットをして今季のオハイオ州立大の1試合平均得点数は48.8点でこれは全米1位の数字となっており、今の所彼らのオフェンスを止めることが出来たチームは皆無だと言ってもいいかもしれません。

一方のアイオワ大の強みはディフェンス。ここまで彼らは全米7位のトータルディフェンス、そし失点数では全米3位という数字が残っています。確かにオハイオ州立大にとってはスタッツ上では今季対戦してきた相手の中では最も強固なディフェンスを持っているチームとの対戦ということになります。

ただ問題はアイオワ大のオフェンス。ここまでのトータルオフェンスではなんと全米最下位、得点数でも126位(131チーム中)。とにかく点が取れないチームなのです。

いかにアイオワ大が素晴らしい守備力を誇っていたとしても、オハイオ州立大のオフェンスを完全にシャットダウンできるとは思えません。ともすれば彼らも点を取らなければ勝てないわけですが、このオフェンス力でオハイオ州立大のディフェンスから点が取れるのかというと・・・。

とんでもない点差がついてしまうかもしれませんが、アイオワ大ディフェンスがどこまでオハイオ州立大オフェンスを苦しめることが出来るのか、に期待したいです。

#14 シラキュース大 @ #5 クレムソン大

ACC(アトランティックコーストカンファレンス)の無敗同士の対戦ですが、まさかシラキュース大が無敗でランキング入りするとは今季開幕時に誰が予想できたでしょうか。

今シーズンのシンデレラチームともいえるシラキュース大は数字の上ではオフェンス面でもディフェンス面でもトップクラスの数字を残していますが、期待したいのはRBショーン・タッカー(Sean Tucker)。2年生ながらチームの先発を任される彼はここまで644ヤードに6TDを足で稼ぎ続けています。1キャリー平均も5.2ヤードと悪くなく、ここまで数々の好プレーを見せてきました。

ただ対するクレムソン大のディフェンスは全米トップクラス。シラキュース大は全勝中ながらこのレベルのディフェンスと未だ対峙してきておらず、彼等にとっては最大級のチャレンジとなることは間違いありません。

さらにクレムソン大のオフェンスはQB D.J.ウイアンガラレイ(D.J. Uiagalelei)というハイズマントロフィー候補とも言われる逸材選手が健在。さらにはRBウィル・シップリー(Will Shipley)もここまで8TDランを記録するワークホース。このレベルのオフェンス力を持つチームともシラキュース大はここまで対戦してきていません。

地力で言えばクレムソン大が大きく優勢と見られています。しかもこの試合はクレムソン大のホームゲーム。シラキュース大にとっての今季最大の試練が訪れます・・・。

#17 カンザス州立大 @ #8 テキサスクリスチャン大

Big 12カンファレンスのこのマッチアップはリーグ戦争いにおいて非常に重要な試合となります。

テキサスクリスチャン大はここまで破竹の6連勝中。先週もオクラホマ州立大との激戦を制して無敗を守り、Big 12カンファレンスで唯一の無敗チームとなっています。

そのチームを支えるのは新監督のソニー・ダイクス(Sonny Dykes)監督の「エアーレイド」をバックボーンとしたダイナミックなオフェンス。そしてそれをフィールド上で指揮するのがQBマックス・ドゥガン(Max Duggan)。体調不良、怪我、先発剥奪、新型コロナのパンデミック、といった数々の試練を乗り越えたドゥガンは今季チームから大きな信頼を寄せられるリーダーとなり、投げても走っても相手ディフェンスを崩せる貴重な戦力となっています。

そしてにわかに株が急上昇しているのがWRクウェンティン・ジョンストン(Quentin Johnston)。最初の4試合は全く活躍の場が与えられませんでしたが、直近2試合では合わせて386ヤードに2TDと覚醒。NFLスカウト陣も驚く活躍を見せています。

一方のカンザス州立大はトゥレーン大(今週25位)にまさかの敗戦を喫するものの、ここ数試合は素晴らしく調子を上げてきています。その母体はランゲーム。ネブラスカ大からの転校生QBエイドリアン・マルチネス(Adrian Martinez)そしてかつて同校でも活躍したダレン・スプロールス(Darren Sproles)を彷彿とさせるRBデュース・ヴォーン(Deuce Vaugn)の織りなす地上戦力は天下一品。二人合わせて1000ヤード以上に12TDを足で量産し続けています。

2つの異なるスタイルのチームの激突ということでどんな試合になるか予想が付きませんが、激戦となることは間違いなさそうです。

その他の気になる試合

#20 テキサス大#11 オクラホマ州立大
先週激戦の末にテキサスクリスチャン大に敗れて初黒星を喫したオクラホマ州立大。リーグ優勝戦に進出するにはもう負けることは許されません。彼等のエースQBスペンサー・サンダース(Spencer Sanders)の怪我の具合が危惧されるところですが、彼が出場できないとなるとかなり厳しそう。一方テキサス大はエースQBクウィン・ユワーズ(Quinn Ewers)とRBビジャン・ロビンソン(Bijian Robinson)の活躍に期待。

#24 ミシシッピ州立大 @ #6 アラバマ大
先週テネシー大との大一番で惜しくも僅差で破れたアラバマ大は3位から6位に後退。その敗戦ムードを振りはらってこのミシシッピ州立大を倒したいところですが、ミシシッピ州立大の強みはマイク・リーチ(Mike Leach)監督の十八番である「エアーレイド」オフェンス。アラバマ大はテネシー大のパスオフェンスにケチョンケチョンにされましたが、QBウィル・ロジャース(Will Rogers)がテネシー大がそうしたようにアラバマ大のバックフィールドを攻略できるのか見ものです。

#7 ミシシッピ大 vs ルイジアナ州立大
今季ここまで全勝中のミシシッピ大。数週前にケンタッキー大との激戦を制しているものの、それ以外は大した相手と対戦していないという批判の声も聞かれますが、今回対戦するルイジアナ州立大はランクさえされていないものの、ミシシッピ大にとってはケンタッキー大戦かそれ以上のチャレンジングな試合となります。ミシシッピ大は今季ランアタックが冴えており、SEC内ではダントツ首位。ただルイジアナ州立大でのアウェーゲームでの相性が良くなくここまで4連敗中。果たして彼等は無敗を守って帰宅の途につくことが出来るか?

ミネソタ大 vs #16 ペンシルバニア州立大
カレッジフットボール界でも有数の必見ゲームと言われる、ペンシルバニア州立大の「ホワイトアウト」。これがこの試合で発動されます。スタジアム中が真っ白に染まるこのシーンは唯一無二ですが、ペンシルアニア州立大は先週ミシガン大に完敗しており、仕切り直しするにはこれ以上ないホームアドバンテージです。ミネソタ大は好RBモハメッド・イブラヒム(Mohamed Ibrahim)が健在ですが、ベテランQBで前試合で怪我で退場したターナー・モーガン(Tanner Morgan)が復帰してくるかどうかが気になるところです。

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楽しみなマッチアップが満載の第8週目のカレッジフットボールも大いに楽しみましょう!!

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