今週平日に行われた試合のプチレビュー。
ベイラー大31、カンザス州立大24
怪我で戦線を離脱したQBセス・ラッセル(Seth Russell)に代わり今季初先発出場となった、ベイラー大の1年生ジャレット・スティッドハム(Jarrett Stidham)。先に発表されたカレッジフットボールプレーオフランキングでは今までのAPランキングよりもランクを4つも下げられ6位に甘んじているのは、この経験不足のQBが原因ではないのか、などという憶測も流れています。
しかし、今週木曜日に行われたカンザス州立大とのゲームではそんな雑音を遮るかの様にスティッドハムは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。この日は3つのTDを含む419パスヤードを投げ、チームナンバーワンWRのコーリー・コールマン(Corey Coleman)がその内2つのTDを捕球し、31対24の勝利に貢献しました。カンザス州立大も決して弱いチームではないので、そのチーム相手に1年生QB率いるベイラー大が勝利したのは大きな意味があります。
ラッセルを欠き大きな不安がチーム無いそしてファンベースに襲いましたが、それを払拭する様にスティッドハムが奮戦。今後オクラホマ州立大、テキサスクリスチャン大と強豪を相手にしていかなければいけない中、とりあえずはホッと胸を撫で下ろすことが出来そうです。
ミシシッピ州立大31、ミズーリ大13
ミシシッピ州立大(CFPランキング20位)のQBダーク・プレスコット(Dak Prescott)が4つのTDパスを決め、デランヤ・ウィルソン(De’Runnya Wilson)とフレッド・ロス(Fred Ross)がそれぞれ100ヤード以上のレシーブヤードを稼ぎ、雨が降りつける中31対13とミズーリ大を一蹴。前半まで激しい降雨で1TD差しか離れていませんでしたが、後半にギアを上げミズーリ大を突き放しました。SEC西地区同士の対決はミシシッピ州立大に軍配あががり、西地区代表へかすかな望みを繋ぎました。
ノーザンイリノイ大32、トレド大27
非パワー5カンファレンスチームとして無敗を貫いていたトレド大でしたが、彼らについに土がつきました。火曜日行われたノーザンイリノイ大との対戦では第4Qで二つのTDを許し残り時間2分弱で逆転されて万事休す。トレド大はこれまでノーザンイリノイ大相手に5連敗中と苦手な相手でしたが、今回もその連鎖にはまり連敗を断ち切ることが出来ませんでした。試合がちょうど行われていた頃に今季初のCFPランキングが発表され、その中でトレド大は24位にランクされましたが、おそらく残念ながらトレド大は早速ランク外に転落してしまうでしょう。