来季からフロリダアトランティック大(FAU)のヘッドコーチとしてチームを指揮することになっているレーン・キフィン(Lane Kiffin)氏。現在はアラバマ大のオフェンシブコーディネーターとしてプレーオフに備えていますが、だからといって彼がFAUのことに今現在関与していないわけではありません。その証拠として今回FAUにて彼の右腕となるオフェンシブコーディネーターを見つけ出してきたのです。
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オフェンスの鬼才としてFAUでも攻撃陣に深く関与していくことになると思われるキフィン氏ですが、ヘッドコーチとしての彼の負担を減らすため、オフェンシブコーディネーターは別に用意するようで、そのポジションに元ベイラー大OCのケンダル・ブライルス(Kendal Briles)氏を指名したとうことです。
ベイラー大でOCを務めていたケンダル・ブライルス氏
ブライルスという名前から察することができると思いますが、彼は元ベイラー大監督のアート・ブライルス(Art Briles)氏の実子。父親がチームを解雇されましたが、息子のケンダル氏はシーズン終了までチームに残留。しかしベイラー大が新監督としてテンプル大のマット・ルール(Matt Rhule)氏を招聘するとブライルス氏はルール監督に必要とされることなくチームを去ることを余儀なくされたのです。
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これでキフィン新監督のFAUにオフェンス及びディフェンシブコーディネーターが揃ったことになります。ブライルス氏に先駆けてキフィン氏は彼の実弟であり元ミシシッピ大コーチのクリス・キフィン(Chris Kiffin)氏をFAUに呼び寄せています。
【追記】
報道によるとキフィン氏はブライルス氏にオフェンスを完全に任せるということです。ブライルス氏がベイラー大で起用していたオフェンスは、WRを多用し彼らにディフェンスのカベレージによってランルートを独自に選ばせるというオフェンスでした。よってキフィン氏がアラバマ大で演出してきたオフェンスとは全くことなるものがFAUで見られるのかもしれません。