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2025年度チームプレビュー
michigan wolverines
michigan
wolverines
ミシガン大ウルヴァリンズ
8/30
NewMexico150
vs ニューメキシコ大
9/6
oklahoma-logo-500
@ オクラホマ大
9/13
セントラルミシガン大
vs セントラルミシガン大
9/20
nebraska-logo-500
@ ネブラスカ大
10/4
wisconsin-logo-500
vs ウィスコンシン大
10/11
usc-logo-500
@ サザンカリフォルニア大
10/18
washington-logo-500
vs ワシントン大
10/25
michigan-state-logo-500
@ ミシガン州立大
11/1
purdue-logo-500
vs パデュー大
11/15
northwestern-logo-500
@ ノースウエスタン大
11/22
メリーランド大
@ メリーランド大
11/29
ohio-state-logo-500
vs オハイオ州立大
frezno-state-logo-500
フレズノ州立大
W, 30-10
texas-logo-500
テキサス大
L, 12-31
arkansas-state-logo-500
アーカンソー州立大
W, 28-18
usc-logo-500
サザンカリフォルニア大
W, 27-24
minnesota-logo-500
ミネソタ大
W, 27-24
washington-logo-500
ワシントン大
L, 17-27
イリノイ大
イリノイ大
L, 7-21
michigan-state-logo-500
ミシガン州立大
W, 24-17
oregon-logo-500
オレゴン大
L, 17-38
IU150
インディアナ大
L, 15-20
northwestern-logo-500
ノースウエスタン大
W, 50-6
ohio-state-logo-500
オハイオ州立大
W, 13-10
alabama50
アラバマ大
W, 19-13
シーズン
総合
Big Ten
2024
8-5
5-4
2023
15-0
9-0
2022
13-1
9-0
2021
12-2
8-1
2020
2-4
2-4
2019
9-4
6-3
2018
10-3
8-1
2017
8-5
7-1
2016
10-3
7-2
2015
10-3
6-2
*赤字はナショナルチャンピオン、青字はカンファレンスチャンピオン

所在地
ミシガン州アナーバー氏
所属カンファレンス
Big Ten
ホームスタジア
ミシガンスタジアム
通算戦績
1012勝358敗36分け
通算ボウルゲーム戦績
24勝29敗
ヘッドコーチ
シャロン・モアー
8勝5敗(2年目)
8勝5敗(生涯通算)
前回全米優勝年度
2023年度
前回Big Ten優勝年度
2023年度
前回ボウルゲーム出場年度
2024年度(レリアクエストボウル)

2023年に悲願の全米制覇を成し遂げたミシガン大でしたが、2024年度は優勝当時のHCジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督がロサンゼルスチャージャーズのHCに就任するためにチームを離脱したため、ディフェンシブコーディネーターだったシャロン・モアー(Sherrone Moore)新監督体制で船出を迎えました。

モアー監督の初年度となった昨年度は8勝5敗とある意味惨敗。監督としてデビューのシーズンだったため、昨年の不調にはファンも目を瞑ってくれるでしょう。それにレギュラーシーズン最終戦のライバル決戦・オハイオ州立大戦に勝って対戦成績を3連勝とすると、ボウルゲームでは名門・アラバマ大にも競り勝っていい形でシーズンを終えたことも、8勝ながらファンの怒りを買わなかった理由と言えるでしょう。

ただその最大のライバルであるオハイオ州立大が昨年全米制覇を果たしたため、直接対決3連勝中だとはいえミシガン大側も悔しい思いをしたことでしょう。

その悔しさを晴らすためにはBig Tenカンファレンスタイトルを制するか、もしくは戦績をあげるだけあげてCFP(カレッジフットボールプレーオフ)に進出を果たすことが目標となってきそうです。

オフェンス

2025年度を迎えるにあたり、ミシガン大オフェンスはコーディネーターの一新と新先発QBの登場という、大規模な変化を経験することになります。優勝シーズンだった2023年度の翌年となった昨年はオフェンス力が激減。トータルオフェンスではBig Tenで18チーム中17位。スコアリングオフェンスでは全米132チーム中113位と超低迷。この数字を大幅にプラスに変えることが必須となってきます。

そのオフェンスの改造のために呼び寄せられたのが新OCチップ・リンジー(Chip Lindsey)氏。合計27年のコーチング経験があるベテランのリンジー氏は昨年までノースカロライナ大でOCを務めていました。彼のフィロソフィーはバランスの取れたオフェンスですが、元々ランが得意なミシガン大の特徴を活かしながら、スプレッド系のパスアタックをうまくはめ込んでいくことが予想されます。

そんなリンジー氏のオフェンスを任されるのがスーパールーキーQBブライス・アンダーウッド(Bryce Underwood)です。2025年度のリクルーティングクラスで全米総合1位と評価されていたアンダーウッドが1年生ながら先発最有力候補。新OCの下で新時代の幕開けに相応しい状況が揃っていますが、期待の星とはいえまだ高校を卒業したばかりのカレッジ未経験の人物。リンジー氏がアンダーウッドの良さを引き出し経験不足さをいかに補えるかに注目が集まりそうです。

RB陣には昨年出場したレリアクエストボウルでのアラバマ大戦で光る才能を披露したジョーダン・マーシャル(Jordan Marshall)に加え、そのアラバマ大から転校してきたジャスティス・ヘインズ(Justice Haynes)の二枚看板。リンジー氏のオフェンスがランに偏っていないオフェンスとなりそうな中、パスアタックが機能し出せばその余波としてランも出だす、そんないい循環を見てみたいものです。

昨年のレシーバー陣はQB陣の絶不調と相まって結果を残せませんでしたが、今年は経験値を貯めた選手たちに加え、インディアナ大からの転校生ドノヴェン・マッカレイ(Donoven McCulley)の加入によりレベルアップが見込まれます。さらにサマジ・モーガン(Samaji Morgan)とフレッド・モアー(Fred Moore)といった生え抜きも今季ブレークが期待されており、新OCの新たなスキームと共に昨年の低迷を払拭するシーズンを送りたいところ。

そしてOL陣はというとここも昨年よりも成長が期待されるユニット。その中心人物となるのが昨年のスターターであるグレッグ・クリッペン(Greg Crippen)とジョヴァンニ・エル・ハディ(Giovanni E l-Hadi)。またリクルーティング時に高い評価を得ていたアンドリュー・ババロラ(Andrew Babalola)やタイ・ヘイウッド(Ty Haywood)らの台頭も楽しみ。昨年のパスブロックのスタッツが全米91位と振るわなかったため、このユニットの飛躍がミシガン大オフェンスの成功の鍵を握っていると言えそうです。

ディフェンス

昨年チームとしては8勝止まりではありましたが、ディフェンス陣は全米でも屈指のユニットを誇っていました。そのメンバーから何人かの主力選手がNFLへと旅立って行きましたが、今年2年目のDCであるドン・マーティンデイル(Don Martinedale)氏の指揮の下で今年のミシガン大守備陣もエリートレベルの力を発揮してくると思われます。

DL陣からは昨年のスター、DTメイソン・グラハム(Mason Graham、現クリーブランドブラウンズ)とDLケネス・グラント(Kenneth Grant)がチームを離脱。この穴を埋めるのは容易ではありませんが、すでに将来のドラフト1巡候補と名高い4年生のデリック・モアー(Derrick Moore)が健在。さらにTJ・ガイ(TJ・Guy)やレイショーン・ベニー(Rayshaun Benny)といった内部から上を目指すもの、そしてクレムソン大から来たトレ・ウィリアムズ(Tre Willias)やアラバマ大から来たデーモン・ペイン(Damon Payne)といった転校生組もおり層は厚そう。

LB陣も力のあるユニット。昨年の先発選手であるジャイショーン・バーラム(Jaishawn Barham)とアーネスト・ハウスマン(Ernest Hausmann)が戻ってくるのが強み。2人合わせて155タックルに10.5タックル・フォー・ロスというスタッツからも分かるように昨年の2列目のコアとも言える選手たち。さらにこのポジションはデプスもしっかりしており、安心して守備を任すことができるユニットです。

一方の3列目のセカンダリーですが、ここが唯一の不安材料。特にウィル・ジョンソン(Will Johnson、現アリゾナカーディナルズ)という絶対的リーダーがチームを去ったのが最大の痛手です。ただ経験値が少ないとは言え、潜在能力の高い選手が出番を待っているという状況。さらにACLを負傷して戦線を離脱していたロッド・モアー(Rod Moore)が5年目として復活してくること、トランスファー経由でも補強を果たしており、レベルアップしている可能性はありそうです。

注目のマッチアップ

今季のミシガン大のスケジュールはカンファレンス戦でそこまで厳しくないものになっています。ただ当然彼らに立ちはだかるライバルもいるわけで気の抜けないシーズンとなりそうです。

9/6 vs オクラホマ大
ノンカンファレンス戦として名門同士の好カード。アウェーゲームと楽ではありませんが、この試合に勝つことができればチーム内の自信は急上昇となるでしょう。

10/11 @ サザンカリフォルニア大
かつてはローズボウルでしかお目にかかれなかったビッグゲーム。USCがBig Tenに合流したことでカンファレンスゲームになりました。昨年はミシガン大が勝利。今年はアウェー戦ということでUSCもリベンジに燃えることでしょう。

10/25 @ ミシガン州立大
ミシガン州内の激しいライバル同士の戦い。ミシガン州立大はここ数年低迷していますが、ライバリーゲームでは何が起きても不思議ではなく・・・。

11/19 vs オハイオ州立大
カレッジフットボール史上最大のライバリー。直近の対戦ではミシガン大が4連勝中。ミシガン大が勝ち5連勝となれば1991年以来の偉業となります。必見のゲーム。

総評

今季のミシガン大にはいつも通りの注目が集まりますが、それと同時に不確定要素も抱えています。オフェンスには新OCリンジー氏を迎え、新QBがルーキーのアンダーウッドと目されており、高い可能性を秘めて入るもののそれは始まって見ないと当然わかりません。

ただ幸いなことにディフェンス陣の評価が概ね好評であり、オフェンスの出だしが遅かった場合は粘りのディフェンスでカバーするような我慢のフットボールが続くかもしれません。

アウェー戦のスケジュールが若干厳しそうですが、全体的に見ても最終戦のオハイオ州立大戦まで突っ走れる可能性大。そうなれば自ずと彼らのランキングは上昇していくでしょうから、11月29日の決戦が今から楽しみとなります。

先日発表された「サイン盗み」への厳しい制裁でミシガン大フットボールの顔に泥が塗られた形になりましたが、それを払拭すべくフィールド上で結果を残したいところです。

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