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クレムソン大
2025年度チームプレビュー
Clemson Tigers
Clemson
Tigers
クレムソン大タイガース
8/30
lsu-logo-500
vs ルイジアナ州立大
9/6
troy-logo-500
vs トロイ大
9/13
gt-logo-500
@ ジョージア工科大
9/20
syracuse-logo-500
vs シラキュース大
10/4
ノースカロライナ大
@ ノースカロライナ大
10/11
ボストンカレッジ
@ ボストンカレッジ
10/18
smu-logo-150
vs SMU
11/1
duke-logo-500
vs デューク大
11/8
logo-fsu-500
vs フロリダ州立大
11/14
louisville-logo-500
@ ルイビル大
11/22
furman_50
vs ファーマン大
11/29
サウスカロライナ大
@ サウスカロライナ大
georgia-logo-150
ジョージア大
L, 3-34
appalachian-state-logo-500
アパラチアン州立大
W, 66-20
nc-state-logo-500
ノースカロライナ州立大
W, 59-35
stanford-logo-500
スタンフォード大
W, 40-14
logo-fsu-500
フロリダ州立大
W, 29-13
wake-forest-logo-500
ウェイクフォレスト大
W, 49-14
virginia-logo-500
バージニア大
W, 48-31
louisville-logo-500
ルイビル大
L, 21-33
virginia-tech-logo-500
バージニア工科大
W, 24-14
pittsburgh-logo-500
ピッツバーグ大
W, 24-20
the-citadel-bulldogs-logo-150
シタデル
W, 51-14
サウスカロライナ大
サウスカロライナ大
L, 14-17
smu-logo-150
SMU (ACC)
W, 34-31
texas-logo-150
テキサス大 (CFP)
L, 24-38
シーズン
総合
ACC
2024
10-4
7-1
2023
9-4
4-4
2022
11-3
8-0
2021
10-3
6-2
2020
10-2
8-1
2019
14-1
8-0
2018
15-0
8-0
2017
12-2
7-1
2016
14−1
7-1
2015
14-1
8-0
*赤字はナショナルチャンピオン、青字はカンファレンスチャンピオン

所在地
サウスカロライナ州クレムソン市
所属カンファレンス
ACC(アトランティック地区)
ホームスタジア
メモリアルスタジアム
通算戦績
804勝473敗44分け
通算ボウルゲーム戦績
27勝23敗
ヘッドコーチ
ダボ・スウィニー
180勝47敗(18年目)
180勝47敗(生涯通算)
前回全米優勝年度
2018年度
前回ACC優勝年度
2024年度
前回ボウルゲーム出場年度
2024年度(CFP)

昨年ACCタイトルを獲得し、CFP(カレッジフットボールプレーオフ)に2020年度以来の返り咲きを果たし、10勝4敗という成績を残したクレムソン大。当然この流れを2025年度にも持ち込みたいと、ダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督を含め皆が意気込んでいることでしょう。

そんな中最大の変化はディフェンシブコーディネーターが変わったことで新たなスキーム・戦術を埋め込まなければならなくなります。しかし、全体の8割の昨年のスターターが今年も戻ってくるというのは朗報。彼らの成功の鍵はQBプレーとディフェンスの出来にかかっていると言えそうです。

オフェンス

昨年のクレムソン大オフェンスはトータルオフェンスで全米11位、スコアリングオフェンスで全米18位と2023年度と比べると大きく飛躍。TCUから大きな期待を背負ってやってきたオフェンシブコーディネーター、ギャレット・ライリー(Garrett Riley)氏の戦術が板に付いてきたというところでしょうか。

そんな彼のオフェンスの中心となるのがQBケイド・クルブニック(Cade Klubnik)。元5つ星の逸材QBは昨年開花し、3639パスヤード、36TD、6INTという素晴らしい数字を記録。また脚力もあり、463ヤードに7TDを足で計上。今年はすでにハイズマントロフィー候補にも挙げられ、来年のNFLドラフトに向けても注目株といえます。

RB陣からは昨年の先発RBフィル・マファ(Phil Mafah)がNFLへと去ったため(ダラスカウボーイズ)、次なる戦力の台頭が必須。マファのバックアップだったジェイ・ヘインズ(Jay Haynes)は昨年のACCタイトルゲーム(対SMU)で膝に怪我を負いプレーオフには出場できませんでした。彼の怪我の回復具合が気になりますが、注目は新人のギディオン・デヴィッドソン(Gideon Davidson)。2025年度のリクルーティングクラスで全米でも5本の指に入るという期待の若手。先発の一角に食い込めるかに期待です。

WR陣は実績のある頼れるWRとこれから伸びまくりそう若手の混合ユニット。これを引っ張るのが昨年のスターターである3年生のアントニオ・ウィリアムス(Antonio Williams)。昨季は13TDを獲得しクルブニックのメインターゲットとして今年も活躍してくれるでしょう。また昨年1年生ながら700ヤード以上のパスキャッチを記録したブライアンと・ウェスコ・Jr(Bryant Wesco Jr)、そして同じく昨年1年生ながらしっかりとローテに組み込まれたTJ・モアー(T.J. Moore)も健在。

OL陣は5人中4人のスターターが健在。特にRTブレイク・ミラーBlake Miller)はプレシーズンのオールアメリカン候補。彼の逆サイドを守るLTトリスタン・リーTristan Leigh)もオールACC候補。RB陣が未知数な中、頼れるOL陣の存在は心強いです。

ディフェンス

昨年のクレムソン大守備陣はトータルヤードで全米8位、スコアリングディフェンスで全米19位とカレッジ界でもトップレベルのユニットを誇りました。そして今年からは昨年までペンシルバニア州立大でディフェンシブコーディネーターを務めていたトム・アレン(Tom Allen)氏が新たにディフェンスを指揮することになります。

そんな今年のクレムソン大ディフェンスの強みはフロントフォー。そのうちTJ・パーカーT.J. Parker)とピーター・ウッズPeter Woods)の2人はNFLドラフトでも大いに注目されるプロスペクトとされています。ウッズは昨年怪我に少々悩まされましたが、今年はそれを取り返すべく大いに暴れてくれるでしょう。ここにさらにパデュー大からの転校生、ウィル・ヘルドWill Heldt)も加わり、クレムソン大のDL陣は楽しみなユニットです。

LB陣からは昨年のリーダー、バレット・カーター(Barrett Carter、現シンシナティベンガルズ)が抜けてしまいましたが、経験豊富なウェイド・Wade Woodaz)が楔となり、さらに昨年のACCルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したサミー・ブラウン(Sammy Brown)は今後も右肩上がりに成長が期待されており、DLも含めたフロントセブンは安泰と言えそうです。

そしてディフェンシブバックフィールドも安定感のあるユニット。このポジションのリーダーとなるのがCBアヴィオン・テレルAvieon Terrell)。昨年度オールACC(セカンドチーム)に選出され、今年はプレシーズンでオールACC(ファーストチーム)に名を連ねています。また昨年1年生ながら2INTを記録したCBアシュトン・ハンプトン(Ashton Hampton)も期待大。セーフティ陣が多少未知数ではありますが、全体的に見て不安感はあまりないセカンダリーです。

注目のマッチアップ

8/30 vs ルイジアナ州立大
開幕戦でいきなりの強豪とのビッグマッチ。どちらも「タイガース」でどちらのスタジアムも「デスバレー」と呼ばれる、ある意味因縁の対決。

10/4 @ ノースカロライナ大
ノースカロライナ大が今季からあのビル・ベリチック(Bill Belichick)監督に率いられることもあり注目が集まりそうなマッチアップ。もしベリチック体制でノースカロライナ大がロケットスタートを切っていたらかなり注目されそう。

11/8 vs フロリダ州立大
ACC内ではライバル的関係なマッチアップ。もし両校ともこの時点まで好成績を残していれば自ずとACCタイトルレースにおいて重要なマッチアップになっている可能性大。

11/29 @ サウスカロライナ大
「パルメットボウル」という別称もある州内ライバリー。それだけでなくサウスカロライナ大の前評判が高いため、もし彼らがその評判通りの進撃を進めていたとすれば、この試合がプレーオフレースに影響を及ぼす試合になっているかも。

総評

今年のクレムソン大は昨年のプレーオフ進出を受けて、久しぶりに開幕前から評価が高いチームとなっています。一昔前までは常にプレーオフに進出しナショナルタイトルを争っていたチームですから、ファンにとってみればクレムソン大の「復活」はまたとない吉報です。

その前評判を後押ししているのは、今季指折りのQBと言われるクルブニックの存在と全米屈指のディフェンスユニット。OCライリー氏のモダンオフェンスと新DCアレン氏のアグレッシブなディフェンスが今季のクレムソン大への期待値を上げています。

初戦のLSU戦が今季の行く末のトーンを決めそうですが、この試合の結果に関わらずクレムソン大がACCの優勝戦線の先頭を走ることが予想され、カンファレンスを制することができれば自然とプレーオフへの道が開けてくることを考えれば、彼らの2年連続プレーオフ出場の可能性は十分あると言えそうです。

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