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オクラホマ州立大最大の支援者ピケンズ氏が死去

オクラホマ州立大最大の支援者ピケンズ氏が死去

カレッジフットボール界でも随一の支援者として知られているT.ブーン・ピケンズ(T.Boone Pickens)氏が昨日9月11日に他界されました。91歳でした。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

石油王でありオクラホマ州立大の最大の支援者だったピケンズ氏。元々テキサスA&M大の野球選手でしたが、オクラホマ州立大(当時はオクラホマA&M大)に転校。以来オクラホマ州立大の最大のファンとして惜しみない金銭的支援を続けてきました。その総額は5億ドル(1ドル100円計算で役500億円)にまで上ると言われていますが、最大の援助は2006年に1億6500万ドル(約165億円)をオクラホマ州立大に寄付してフットボール部施設を中心に関連施設をアップグレードする手助けをしたことです。

2005年からオクラホマ州立大を率いているマイク・ガンディ(Mike Gundy)監督とは意見の違いでぶつかりあうこともありましたが、晩年はフットボール部の好調と共に雪解けし、ガンディ監督自身はこの夏に生涯オクラホマ州立大宣言をしたほど。それはひとえにピケンズ氏のサポートがあったからに違いありません。

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2009年、ホームスタジアムが「ブーン・ピケンズスタジアム」に改名された時のお披露目会に登場したガンディ監督(左)とピケンズ氏(右)

実際のところ2000年以前は勝ち越しするかしないかが普通だったオクラホマ州立大だったところ、ピケンズ氏が1億6500万ドルを寄付した2006年頃から9勝以上することが当たり前のようになり、2011年にはBig 12カンファレンスを制して最終ランキングで最高の3位にまで上り詰めました。それもこれもピケンズ氏の寄付金のお陰で施設が驚くほどアップグレードされ、それがリクルーティングで力を発揮していい選手を入部させることに成功したからに他ありません。

ガンディ監督はピケンズ氏の他界に際し以下のような追悼の意をツイッターで残しました。

(ピケンズ氏は我々が成功することが出来た大きな要因であり、彼がオクラホマ州立大に享受してくれた事に感謝の意を表します。彼が居なければ我々がここまで成長することはなかったでしょう。彼が居なくなったことは寂しいことですが、彼のレガシーは今後長い間語り継がれていくことでしょう。)

またガンディ監督の前任者でルイジアナ州立大を経て現在カンザス大で指揮をとるレス・マイルズ(Les Miles)監督も以下のようなメッセージを残しました。

(ブーン・ピケンズは私を含め多くの人々に多大なる影響を与えた人物です。彼は私の友であり、彼の紳士的な精神、優しさ、懐の深さは永遠に忘れられることは無いでしょう。ブーン、安らかに)

オクラホマ州立大は現在2勝0敗。最大の功労者であるピケンズ氏追悼のためにも今年は是非ともスペシャルなシーズンにしたいところです。

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