6週目にはトップ10から2つのチームが今季初黒星を喫したため、その顔ぶれに変化が現れました。またランキング下位にも変動が見られ後半戦に向けて面白みがましてきそうな予感がたっぷりです。それでは最新ランキングを分析していきたいと思います。
トップ2のアラバマ大とクレムソン大はそれぞれ先週勝利を納めて1位と2位をそれぞれ確保。アラバマ大はテキサスA&M大相手に多少手こずる場面も見られましたが、それは相手ディフェンスが思った以上にアラバマ大を攻略したからです。しかし結果的にはアラバマ大が逃げ切り6勝目を挙げました。クレムソン大は今シーズン調子の良いウェイクフォレスト大と対戦しましたがこれを難なく撃破。しかしこの試合でQBケリー・ブライアント(Kelly Bryant)が足首を負傷してしまいました。彼の怪我の具合が気になります。
そして3位には先週4位のペンシルバニア州立大がランクアップ。ノースウエスタン大をアウェーでなぎ倒したペンシルバニア州立大は先週3位のオクラホマ大がアイオワ州立大に敗れたために順位をひとつ上げました。いよいよトップ2チームの背中が見えてきた感じですが、彼らはバイウィークを挟んでミシガン大とオハイオ州立大との2連戦が待ち構えています。もしこれを乗り越えられれば上位2チームの間を割って入ってくる可能性は十分ありそうです。
オクラホマ大が負けたために後続のジョージア大とワシントン大がそれぞれ順位を1つずつ上げてきました。これで上位4位にSECから2チーム(アラバマ大とジョージア大)が顔を連ねる事になりました。SEC独占の時代は終わったと囁かれる昨今ですが、まだまだ彼らを侮ることはできません。
先週7位のミシガン大がミシガン州立大に土をつけられたため、オクラホマ大に続き彼らもトップ10から脱落。このチャンスに乗じて新たにトップ10入りを果たしたのはワシントン州立大とアーバン大です。ワシントン州立大はサザンカリフォルニア大、オレゴン大を立て続けに倒してランク外からここまで上がってきました。アーバン大はクレムソン大にこそ破れはしましたが、試合をこなすごとに調子を上げてトップ10入りです。
そのオクラホマ大は12位に、ミシガン大は17位まで順位を落としました。彼らのプレーオフへの道が閉ざされてしまったわけではありませんが、それを成し遂げるためにはもう負けることはできません。
その他ではノースカロライナ大から白星を奪ったノートルダム大が21位から16位へ、そしてミシガン大から金星を獲得したミシガン州立大は圏外から21位へランクイン。さらに唯一の2敗チームとしてスタンフォード大が返り咲き(23位)。そして24位にはテキサス工科大、25位には海軍士官学校(ネイビー)が新たにランキングに食いこんできました。
ノースカロライナ州立大(20位)に敗れたルイビル大、ルイジアナ州立大に敗れたフロリダ大、そしてテキサスクリスチャン大(6位)に敗れたウエストバージニア大はそれぞれランキング圏外に脱落。
今週末には目立った大一番はありませんが、シーズン終盤になればなるほど1敗の重みがのしかかってくるものです。上位チームは夢のカンファレンスタイトル、及びプレーオフ進出のために負けられない日々が続いていくことになります。