9月10日に発表された第3週目の全米ランキングでは大きな動きはあまり見られませんでしたが、全米5位のオクラホマ大が2位のオハイオ州立大を下したこともあり、トップ5チームの順位に多少の変動がありました。
1位のアラバマ大はフレズノ州立大に解消し再び首位をキープ。そして2位にはオハイオ州立大を倒したオクラホマ大がクレムソン大(3位)を飛び越して一気にランクアップ。トップ票も2票獲得しました。4位にはスタンフォード大(19位)を下して強さをアピールしたサザンカリフォルニア大が返り咲き。そして5位には4位から順位を1つ落としたペンシルバニア州立大がおさまりました。クレムソン大もアーバン大との対決で非常にいいところを見せたので彼らが2位でもよかったのではないか?とも思いましたが、得票ポイントを見るとオクラホマ大が1447ポイントであるのに対しクレムソン大が1380ということで思ったよりも差が出ており、メディアの評価は今の所オクラホマ大の方がクレムソン大よりもそれなりに差をつけて秀でているということのようです。
ワシントン大(7位)、ミシガン大(8位)、オクラホマ州立大(9位)、ウィスコンシン大(10位)は順調に勝利を上げトップ10入りを確保。そしてオクラホマ大に破れたオハイオ州立大は8位に転落。ここから上位チームが転がり落ちてくるのを待ちます。
その他ではノートルダム大を敵地で破ったジョージア大が15位から13位へアップ。昨年のハイズマントロフィー受賞選手であるQBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)率いるルイビル大はノースカロライナ大を破り17位から14位へ。その他にもバージニア工科大、カンザス州立大、テキサスクリスチャン大、テネシー大らが順調にランキングを1〜3つほど上げてきています。一方先週ハリケーン「イルマ(Irma)」の影響で試合がキャンセルされたフロリダ州出身チームは相次いでランクを落としました(フロリダ州立大:10位→11位、マイアミ大:16位→17位、フロリダ大:22位→24位)。
クレムソン大に接戦の末破れたアーバン大は13位から15位へ、そしてサザンカリフォルニア大に破れたスタンフォード大は14位から19位へとダメージを最小限に抑えるランクダウン。そして25位には圏外からUCLAが今季初ランクインを果たしました。また先週24位のノートルダム大は残念ながら1週間でランクから姿を消しました。
シーズン前半のランキングはまだまだあてにはならず、特にトップ10以下のチームの間での力の差はまだ測りかねますが、暫定的に全米メディアがこのようにチームを評価しているのかと知ることだけでも面白いですよね。