2018年度シーズンはクレムソン大がアラバマ大をナショナルタイトルゲームで下し、全米優勝を果たしてその幕を閉じました。そしてその締めくくりとしてこの度今季の全米ファイナルランキングが発表されましたので、それを見てみたいと思います。
当然ながら首位はクレムソン大。15勝0敗という前人未到の成績を残して見事2年ぶり3度目のナショナルタイトルを手に入れました。
そしてそのクレムソン大に敗れたアラバマ大が2位。プレシーズンからずっと1位を守ってきましたが、最後の最後でつまずいてしまいました。またCFPランキングで1位を獲得してプレーオフに進出したチームは優勝できないというジンクスが当たってしまうという結果にも。
3位にはプレーオフにすら進出できなかったオハイオ州立大がジャンプアップ。ローズボウルで見せた強さ、そして準決勝戦に進出したチームが不甲斐なく敗れたためにオハイオ州立大が彼らを飛び越してきたのでしょう。
4位にはアラバマ大にオレンジボウルで敗れたオクラホマ大。得点は11点差と僅差でしたが、前半には一時28−0と差をつけられてしまったことが敗戦に繋がったためでなくオハイオ州立大に抜かれた理由でもありそうです。
そして5位にはノートルダム大。彼らは優勝チームであるクレムソン大にコットンボウルで30対3と大敗。オフェンス的には何もやらせてもらえず撃沈しました。
6位にはフィエスタボウルでセントラルフロリダ大に快勝し二桁勝利シーズンを確保したルイジアナ州立大。QBジョー・バロウ(Joe Burrow)を擁して来年も楽しみなチームです。
7位には2018年度からダン・マレン(Dan Mullen)新監督を迎えたフロリダ大とそのライバルでもあるジョージア大が同点でタイ。
9位にはそのジョージア大をシュガーボウルで一蹴したテキサス大。彼らの来季も非常に楽しみです。
10位は2018年度不調だったPac-12カンファレンスで話題を提供してくれたワシントン州立大。カレッジフットボール界の異才、マイク・リーチ(Mike Leach)監督の「エアーレイド」オフェンスは健在です。
ここまでがトップ10位。その後には連勝記録が25でストップしたセントラルフロリダ大が11位、今季SEC東地区で大躍進したケンタッキー大が12位、Pac-12王者のワシントン大が13位、シーズン最後2試合で大敗してしまったミシガン大が8位から14位にランクダウン、そして今季のシンデレラチームの一つでもあるシラキュース大が15位に。
16位には来季の躍進が期待されるテキサスA&M大、17位にはシーズン前の期待に応えられなかったペンシルバニア州立大、18位には驚きの12勝2敗シーズンを送ったフレズノ州立大、19位にはこれまたサプライズの快進撃を見せた陸軍士官学校、そして20位には優勝戦線に絡むも終盤バテたウエストバージニア大が入りました。
そして最後の5チームはノースウエスタン大(21位)、ユタ州立大(22位)、ボイジー州立大(23位)、シンシナティ大(24位)、アイオワ大(25位)がランクインしました。
APの最終ランキングに食い込めるかどうかは意外と重要だったりするわけで、上に挙げた25チーム、特に中堅とされるチームはここに名前を連ねる事ができたということは彼らにとっては成功の年だったといえるでしょう。
果たして来季プレシーズンに発表される2019年のランキングの顔ぶれはどう変わっているか・・・。まだまだ先の話ですが気になるところですね。
最終ランキング