かつてネブラスカ大、オクラホマ大、ルイジアナ州立大のディフェンシブコーディネーターを歴任し、2008年から2014年までネブラスカ大のヘッドコーチを務めたボ・ペリーニ(Bo Pelini)氏。サイドラインではとにかく血相を変えて怒鳴り散らしている印象が強い彼ですが、昨年からFCS(旧ディビジョン1AA)のヤングスタウン州立大(オハイオ州)のヘッドコーチに就いています。そしてそのヤングスタウン州立大はFCSタイトルに向けて王手をかけました一歩近づきました。
先週末FCSプレーオフ準決勝戦でワフォード大を倒し決勝戦準決勝戦に駒を進めたヤングスタウン州立大。今シーズンこれで勝敗を11勝3敗としいよいよ念願のナショナルタイトルをかけて決勝戦進出をかけてイースタンワシントン大(12勝1敗)と来週対決します。
(訂正:ワフォード大との試合は準々決勝戦でイースタンワシントン大戦は準決勝戦でした)
ネブラスカ大では全米優勝を期待されながら結局それは叶う事はありませんでしたが、新しいチームでその叶えられなかった夢をあともう少しで叶えられることになります。ヤングスタウン州立大はかつてジム・トレッセル(Jim Tressel/元オハイオ州立大監督で現ヤングスタウン州立大の大学長)の指揮下FCSで無敵を誇った期間もありましたが、近年はかつての輝きを失っていました。トレッセル氏が大学長として凱旋すると彼はフットボール部を立て直すべくペリーニ氏を招聘。2季目となる今シーズンは前述の通りの快進撃を続けているのです。
おそらくペリーニ氏は再びFBSの舞台に舞い戻りたいと考えていることでしょうから、そのためにヤングスタウン州立大での成功は必須です。しかしまずは今週末のビッグゲームに勝つことだけを考えていることでしょう。コーチとしては問題児でありましたが、ペリーニ氏のような人物がいるとカレッジフットボールにとってはちょっとしたスパイスになると思うので、心を改めまた大舞台に復帰してほしいものです。