第3週目の見どころ

第3週目の見どころ

#3 クレムソン大 @ #14 ルイビル大

昨年の全米覇者であるクレムソン大は先週に続き再びランクチームとの対戦となります。先週はアーバン大とのディフェンスバトルに競り勝ち勝利をもぎ取りましたが、今週は昨年のハイズマントロフィー受賞QBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)を擁するルイビル大と対戦です。

アーバン大戦ではQBケリー・ブライアント(Kelly Bryant)が脚で2つのTDを稼ぐ活躍を見せるとDLオースティン・ブライアント(Austin Bryant)らディフェンス陣が11つものサックを相手QBジャレット・スティッドハム(Jarrett Stidham)に浴びせるなどしてアーバン大を粉砕しました。14点しか獲れなかったのはそれだけアーバン大ディフェンスが強固であったからです。故にクレムソン大のディフェンスの凄さが際立った試合となりました。

ルイビル大のジャクソンは今年も健在でこれまで2試合ですでに1010トータルヤードを記録。獲得TDは5つで未だターンオーバーを犯していないというのも評価に値します。昨年も対戦した両チームですが、のちの全米チャンプとなるクレムソン大相手に42対36と敗れはしたものの、ジャクソンは457トータルヤードに3TDを獲得し相手を十分苦しめました。

今年はルイビル大のホームゲームということで彼らも昨年のリベンジに燃えていることでしょう。試合はブライアントとジャクソンといった二大ハイブリッドQBの対峙に加え、ジャクソンをいかにクレムソン大ディフェンスが攻略するかが見どころです。


#23 テネシー大 @ #24 フロリダ大

毎年シーズン第3週目に行われるSEC東地区の強豪・フロリダ大テネシー大の一戦。今年はフロリダ大のホーム・ゲインズビルで行われることになっています。ハリケーン「イルマ」の影響でゲインズビル開催が微妙とも言われていましたが、どうやらゴーサインが出たようです。

フロリダ大は先週の試合がハリケーンのせいでキャンセルされたため、ミシガン大との開幕戦以来試合をしていないことになります。この試合は33対17で敗れてしまいましたが、これは27年ぶりの開幕戦での敗戦ということで選手やコーチにしてみればこの2週間その悔しさを糧に練習に励んでいたことでしょう。

テネシー大は開幕戦でのジョージア工科大戦での激戦を3OTの末に制すると、先週はFCSのインディアナ州立大相手に42対7で完勝。2連勝といういい波に乗りこのライバル決戦を迎えます。

フロリダ大はテネシー大に対し2015年度シーズンまで11連勝を飾っていましたが、昨年ついにテネシー大が38対28で勝利してその連敗記録を止めました。フロリダ大にしてみれば2週間次の試合に飢えていたことでしょうし、それにもまして昨年のリベンジに燃えることでしょう。彼らのホームでこの試合を開催できるのも大きな強みとなるはずです。テネシー大はこの試合に勝利することで東地区レースで大きくリードするだけでなく、いまいちパッとしないブッチ・ジョーンズ(Butch Jones)監督への評価も確かなものになるに違いありません。


テキサス大 @ #4 サザンカリフォルニア大

2005年度のBCSナショナルタイトルゲームの再現となるこの試合。今年はサザンカリフォルニア大のホームであるLAコロシアムで開催されることになっています。10年前の対戦では全米1位のサザンカリフォルニア大をテキサス大QBヴィンス・ヤング(Vince Young)が劇的な逆転勝利を演じて幕を閉じました。

しかし以後10数年間で両チームは下降の一途を辿り全米の表舞台から遠ざかっていましたが、サザンカリフォルニア大は昨年からの勢いをして現在全米4位にまで上がってきました。一方のテキサス大は昨年まで3年連続負け越し、今年はトム・ハーマン(Tom Herman)監督指揮下新たなシーズンを迎えていますが、開幕戦ではメリーランド大にホームでまさかの敗戦。しかし先週は新人QBサム・エリンガー(Sam Ehlinger)を据えてサンノゼ州立大から56対0の完封勝利を納めました。

サザンカリフォルニア大はハイズマントロフィー候補QBサム・ダーノルド(Sam Darnold)が先週のスタンフォード大で噂通りの活躍を見せ4TDを含む316パスヤードを記録。42対24の勝利に大きく貢献しました。しかしこの試合ではダーノルドだけでなくロナルド・ジョーンズ(Ronald Jones)、ステファン・カー(Stephen Carr)の二人のRBの躍進(二人合わせて235ランヤード)、そして波のように相手オフェンシブラインに押し寄せる強力なフロントセブンの活躍も目立ち、チームとしての完成度が非常に高いことを伺わせました。

テキサス大は怪我から復帰が見込まれるQBシェーン・ビューシェル(Shane Buchele)を先発に立てるのか、はたまた1年生のエリンガーを敵地で起用するのかまだわかっていませんが、どちらにしても挑む相手の強大さには変わりはなく、彼らにとっては厳しいゲームとなることでしょう。


空軍士官学校 @ #7 ミシガン大

ミシガン大は全米でも指折りのディフェンス陣を抱え、それだけ見ればどのチームとも渡り合える力を持っていると言えます。しかしオフェンス陣はと言えばディフェンス陣に遅れをとっていると言わざるを得ません。しかもその中でも不安要素たっぷりなのが一番重要なQBポジションです。今年3年生となるウィルトン・スピート(Wilton Speight)は昨年はそこそこ及第点を与えられるレベルでしたが、今年もすでに判断ミスが目立ち2試合ですでに3つのパスINTを犯してしまいました。ミシガン大が空軍士官学校に負けるとは思いませんが、今後ペンシルバニア州立大オハイオ州立大らに打ち勝つにはスピートの急成長が必須事項です。その片鱗がこの試合で拝めるかどうか注目です。


陸軍士官学校 @ #8 オハイオ州立大

先週ホームでオクラホマ大に破れるというショッキングな結果に終わったオハイオ州立大。すでに1勝1敗として今後もう負けられない展開になってしまいましたが、勝ち続ければこの1敗がカレッジフットボールプレーオフ(CFP)進出に与える影響は最小に留めることができるでしょう。それもまずはこの週末の陸軍士官学校との対戦で勝利することから始まります。

陸軍士官学校を甘くは見れないと思いますが、それでもオハイオ州立大にとっては先週の敗戦から立ち直るには格好の対戦相手となるでしょう。陸軍士官学校は今では希となったオプションオフェンスを主用してくるチームですからオハイオ州立大が誇るタレントを持ってすれば彼らのオフェンスを止めることは容易でしょう。また開幕2試合で未だパッとしないQB J.T.バレット(J.T. Barrett)にとって自信を取り戻すにはいいチャンスとなるはずです。

#10 ウィスコンシン大 @ ブリガムヤング大

今年のウィスコンシン大のオフェンスでは1年生のスターダム、RBジョナサン・テイラー(Jonathan Taylor)の活躍が光ります。特に2戦目となったフロリダアトランティック大戦では26回のキャリーで223ヤードを稼ぐ大車輪の働きを見せてくれました。ただファンブルを犯したりショートヤードの場面でヤードを稼げなかった場面なども見られ、発展途中であることは明らかですが、それでもランオフェンスを十八番とするウィスコンシン大にとっては将来期待の星が現れたと言えるでしょう。今週のブリガムヤング大戦も彼にとってさらに自身の名を売る絶好の機会です。

#11 オクラホマ州立大 @ ピッツバーグ大

毎年いいところにつけながら最後につまづくオクラホマ州立大ですが、今季も今の所2勝を挙げて順調にシーズンを送っています。しかし3戦目のピッツバーグ大戦はこれまでの2戦のようにはいかないでしょう。彼らは先週ペンシルバニア州立大相手に敗れはしたものの善戦しましたから、オクラホマ州立大にとっては彼らの腕を試すいいチャンスとなるでしょう。

#25 UCLA @ メンフィス大

サザンカリフォルニア大のダーノルドに並びハイズマントロフィー候補に挙げられているUCLAのQBジョシュ・ローゼン(Josh Rosen)。これまでに全米トップとなる9TDを記録し、トータルパスヤードでも4位となる820ヤードを叩き出しています。開幕戦でのテキサスA&M大戦では34点差をひっくり返す奇跡の逆転劇を見せました。そして先週のハワイ大戦でも88%のパス成功率で5つのTDを奪う大活躍を見せました。

今週はUCLAにとっては珍しいメンフィス大(テネシー州)への遠征となり、12時のキックオフはUCLA属する西海岸時間では朝の9時となるため、時差ボケやコンディションの適応が多少気がかりですが、それでもローゼンにとってはハイズマンキャンペーンを推し進めるにあたり、スポットライトを浴びる上でさらなるいい機会となるでしょう。

ノートルダム大 @ ボストンカレッジ

どちらもカトリック系大学である両校は1992年以来毎年対戦してきており、「ホーリーウォー」とも称されていますが、今年はボストンカレッジのホームで対戦します。このマッチアップは大抵僅差のスコアとなる傾向がありますが、1992年以降は11勝9敗でノートルダム大がかろうじてリードしている状況です。

両チームとも現在まで1勝1敗でどちらも先週黒星を喫してしまいました。もっともノートルダム大は強豪ジョージア大相手に20対19という惜しい展開まで持ち込みましたが。一方のボストンカレッジはウェイクフォレスト大に34対10でやられました。2013年に就任したスティーヴ・アダージオ(Steve Addazio)監督にとって5年目となる今シーズン、ある程度の結果を残さなければいよいよ彼のクビも危なくなるか・・・。

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