第1巡目

2018年NFLドラフトの栄えあるドライチ選手となったのはオクラホマ大出身QBのベーカー・メイフィールド（Baker Mayfield）となりました。ドラフト予想では暫くの間トップQB候補の中に彼の名前を見つけることはできませんでしたが、ドラフト直前となる今週、突如としてメイフィールドがクリーブランドブラウンズにドラフトされるという情報が急浮上。その情報が正しかったことを裏付けたドライチ選択となりました。

総合2位にはペンシルバニア州立大出身のRBセイクワン・バークリー（Saquon Barkley）。選手としての評価だけで見れば今ドラフトで最も評価の高かったバークレーはニューヨークジャイアンツがゲット。少し前に彼がジャイアンツのパーカーを来ていた写真が紹介されていましたので、このせんたくも特に驚くことではありませんでしたね。

3位には元サザンカリフォルニア大のQBサム・ダーノルド（Sam Darnold）がニューヨークジェッツから指名。このチームも長らくフランチャイズQBを輩出できずに来ましたがその答えがダーノルドとなるのでしょうか。

大局的に見ると今年のファーストラウンダーはほぼ予想通りの顔ぶれになったと言えそうですが、総合32番目でこの日最後の指名となったボルティモアレイヴンズがQBラマー・ジャクソン（Lamar Jackson、元ルイビル大）をドラフトしたのはちょっと「へー」と思わされた選択でした。ジャクソンがQBとしてはプロで大成しないなんて言われていることもあるのですが、レイヴンズは今オフに2011年のハイズマントロフィー受賞者であるロバート・グリフィン・III（Robert Griffin III、元ベイラー大）を1年契約で獲得したばかり。同じタイプのQBでありどちらもハイズマントロフィー受賞者であるというこの巡り合わせ。チームにはすでにジョー・フラッコ（Joe Flacco、元デラウェア大）が健在ですから、ジャクソンとRG3が共存できるのかちょっと疑問です。早くもRG3に危機到来か。

No.	チーム	選手・大学・ポジション
1	クリーブランドブラウンズ	ベーカー・メイフィールドオクラホマ大QB
2	ニューヨークジャイアンツ	サクオン・バークレーペンステートRB
3	ニューヨークジェッツ	サム・ダーノルドサザンカリフォルニア大QB
4	クリーブランドブラウンズ	デンゼル・ワードオハイオ州立大CB
5	デンバーブロンコス	ブラッドリー・チャブノースカロライナ州立大DE
6	インディアナポリスコルツ	クエントン・ネルソンノートルダム大OG
7	バッファロービルズ	ジョシュ・アレンワイオミング大QB
8	シカゴベアーズ	ロクアン・スミスジョージア大LB
9	サンフランシスコ 49ers	マイク・マグリンチーノートルダム大OT
10	アリゾナカーディナルズ	ジョシュ・ローゼン UCLA QB
11	マイアミドルフィンズ	ミンカー・フィッツパトリックアラバマ大CB
12	タンバベイバッカニアーズ	ヴィタ・ヴァイウワシントン大
13	ワシントンレッドスキンズ	ダロン・ペインアラバマ大DE
14	ニューオーリンズセインツ	マーカス・ダヴェンポーテキサス大サンアントニオ校DE
15	オークランドレイダース	コルトン・ミラー UCLA OT
16	バッファロービルズ	トレメインン・エドムンズバージニア工科大LB
17	ロサンゼルスチャージャーズ	ダーウィン・ジェームスフロリダ州立大S
18	グリーンベイパッカーズ	ジャイア・アレキサンダールイビル大S
19	ダラスカウボーイズ	レイトン・ヴァンダー・エッシュボイジー州立大LB
20	デトロイトライオンズ	フランク・ラグナウアーカンソー大C
21	シンシナティベンガルズ	ビリー・プライスオハイオ州立大C
22	テネシータイタンズ	ラシャーン・イヴァンズアラバマ大LB
23	ニューイングランドペイトリオッツ	アイゼア・ウィンジョージア大OT
24	カロライナパンサーズ	D.J.モアーメリーランド大WR
25	ボルティモアレイヴンズ	ヘイデン・ハーストサウスカロライナ大TE
26	アトランタファルコンズ	カルヴィン・リドリーアラバマ大WR
27	シアトルシーホークス	ラシャード・ペニーサンディエゴ州立大RB
28	ピッツバーグスティーラーズ	テレル・エドモンズバージニア工科大S
29	ジャクソンビルジャガーズ	テイヴェン・ブライアントフロリダ大DT
30	ミネソタヴァイキングス	マイク・ヒューズセントラルフロリダ大CB
31	ニューイングランドペイトリオッツ	ソニー・ミシェルジョージア大RB
32	ボルティモアレイヴンズ	ラマー・ジャクソンルイビル大QB