フロリダ州立大ヘッドコーチ、ジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督は月曜日、今週末のチャタヌガ大戦でエヴァレット・ゴルソン(Evarett Golson)に代わりショーン・マグワイア(Sean Maguire)を先発QBに指名しました。
先週のノースカロライナ州立大戦には怪我から復帰したゴルソンが先発出場しましたが苦戦。第2Qにマグワイアが交代出場し34対17と逆転勝利に貢献。その活躍が認められ先発の座を射止めました。もっともこれまでゴルソンが怪我で欠場している間に先発していましたが、プレーを考慮してマグワイアがゴルソンからポジションを奪うのはこれが初めてです。
昨年のクレムソン大戦でのショーン・マグワイア
「ショーンにはこの先しっかりとプレーしてもらって、できればQBを取っ替え引っ替えするのはこれで最後にしたい。ショーンは先週のゲームで良いプレーをしチームにいいリズムを生んでくれた。」とフィッシャー監督は語っています。
このチャタヌガ大戦がマグワイアにとって今季3度目、そしてトータルで4度目の先発出場となります。今季初先発となったシラキュース大戦で3TDを含む348パスヤードを記録するなど活躍しましたが、翌週のクレムソン大戦では164パスヤードに1インターセプションと振るいませんでした。今季マグワイアは先発・途中出場含め5試合に出場し、パス成功率は64パーセント、6TDパスに2インターセプションを記録しています。
先週の練習ではゴルソンとマグワイア両選手がスナップを受けていましたが、最終的にフィッシャー監督はゴルソンをスターターとして起用。ゴルソンの特徴は彼の機動力で怪我などで万全ではなくパスプロテクションで苦戦するオフェンシブラインにはゴルソンの機動力は不可欠だったのです。しかしここ数週間、彼が犯したターンオーバーがチームの足を引っ張ってしまい、それがジョージア工科大での敗戦、並びにノースカロライナ州立大戦での苦戦に繋がったのです。
ゴルソンの数字自体は悪くありません。これまでパス成功率は66.7パーセントでこれはカンファレンスで2位、全米で見ても14位の記録とまずまずです。しか彼は最近2試合でまだ1つもTDを決めていません。好調だったシーズン初旬はNFLのスカウトから非常に良い評価を受けていましたが、最近の不調が彼のドラフトに影響を及ぼすかもしれません。
「エヴァレット(ゴルソン)のプレーには非常に満足している。彼が苦戦したのはシーズンを通して1クォーターかそこらだ。彼が苦戦したのは殻だけのせいではなくオフェンス全体の問題でもある。」とフィッシャー監督はゴルソンをかばいました。
今週のチャタヌガ大戦の次は州内ライバル・フロリダ大との一戦が増し受けます。フロリダ州立大はすでにプレーオフレースから脱落してしまいましたが、残りの2試合に勝利し、ノースカロライナ大が連敗するようなことがあればお正月以降の6大ボウルゲームの一つに出場可能になるかもしれません。