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マーシャル大がサウスカロライナ大と対戦・・・その訳は

マーシャル大がサウスカロライナ大と対戦・・・その訳は

FBSの強豪チームがノンカンファレンスゲームのスケジュールを組む際には、歴史あるマッチアップでない限り通常は安全牌なチームを好んでスケジュールに入れる傾向にあります。それがFBSの中堅校であったり、下部組織であるFCSのチームに白羽の矢が刺さる理由です。最近では自分のホームにそういったチームを呼び寄せる為にかなりのお金を相手チームに払っているようです。

その一例として、先日FBSの中堅校とされるマーシャル大がSECのサウスカロライナ大と対戦する事を発表しましたが、このマッチアップのおかげでマーシャル大はサウスカロライナ大から140万ドル(1ドル100円計算で1億4千万円)もの大金を手にすることになるということです。試合は2018年9月15日に行われる予定です。

「我々はSECの強豪チームと試合が出来る事に大変興奮しております。サウスカロライナ州は我々のリクルーティングにとっても大変重要な土壌でありますし、我々のファンも車で応援に駆けつけることが出来る距離です。2018年にサウスカロライナ大という素晴らしいチームと相見えることが出来ると言う事で、このチャンスを逃すべきではないと考えたのです。」とはマーシャル大体育局長のマイク・ハームリック氏の言葉。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

両校は過去一度しか対戦した事がなく、1998年にサウスカロライナ大のホームで戦った際には24対21でマーシャル大が見事勝利しました。この頃のサウスカロライナ大は弱小チームでしたので、今回はそう簡単にはいかないでしょう。ましてやサウスカロライナ大は140万ドルもの大金を積んで勝ち星を頂こうとしている訳ですから。

ちなみにマーシャル大は2018年シーズン、サウスカロライナ大の後に同じくFBSの上位校であるノースカロライナ州立大と対戦することになっています。さらには将来的にボイジー州立大(2019年と2020年)、シンシナティ(2017年と2019年)、海軍士官学校(2021年と2022年)との対戦がスケジュールに入っています。今挙げたチームから金銭を授与されるのかどうかは定かではありませんが、少なくともマーシャル大とサウスカロライナ大との関係は、FBSの強豪チームと違い体育局が財政的に貧弱な中堅校にとって、強豪チームと戦う事で大金を手にすると言う、新たな収入源が最近のトレンドとなっています。これでもし大番狂わせでも起こすことが出来たら願ったり叶ったりですものね。彼らにとっては失うものはないわけですから。

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