今季膝の靭帯損傷でシーズンを棒に振った、UCLAのオールアメリカンLB、マイルズ・ジャック(Myles Jack)が学校を退学して2016年のNFLドラフト入りを目指すことを決めたと、ヘッドコーチ、ジム・モーラ(Jim Mora)監督が発表しました。
ジャックは2013年にUCLA入りして以来、チームで1、2を争うダイナミックなプレーヤーとしてアウトサイドLBとしてだけでなく、ショートヤードのRBとしてもプレーするなど彼の身体能力をオフェンス、ディフェンス双方で十二分に発揮する、なくてはならない選手でした。
9月21日の練習中に膝を怪我して今シーズン中の復帰は不可能となったジャックは、NFLドラフト入りを目指し膝のリハビリに専念するために今回の決断を下した訳ですが、モーラ監督はこれがとてもリスクを伴う決断となるのではないかと懸念しています。
「NFLはドラフトでは大きな賭けよりも確実な決断をするところだ。3年生次に3試合しか出場していなければ、NFLのスカウトはその3試合のフィルムしか見ることが出来ない。そこからその選手が自分のチームにフィットするかしないか判断しなければならない。それはとてもリスクが高い事だ。私もNFLのコーチとしてドラフトに関わった事が何度もあるが、そのような選手をドラフトで選んだことは一度もない。それが心配だ。」と、かつてアトランタファルコンズとシアトルシーホークスで指揮を執った事のあるモーラ監督はコメントしています。