昨年のカレッジフットボールプレーオフ(CFP)準決勝戦のTVレーティング(日本で言う視聴率のようなものです)は非常によいものでしたが、今年のそれは目を覆いたくなるような結果となってしまいました。
先日行われた2つの準決勝戦(オレンジボウルとコットンボウル)のTVレーティングが発表されましたが、これらの試合が大晦日に行われたせいか、昨年に比べ36%も落ち込んだということです。大晦日と言うタイミングもありますが、どちらの試合もクレムソン大とアラバマ大の圧勝となり視聴者がそうそうとチャンネルを変えてしまったからでもあると思います。
どうしてこの2試合が大晦日に行われたのかと言うと、歴史的に通常元旦に行われるローズボウルとシュガーボウルの日程を動かすことが出来ず、それがテレビ放映のスケジュールに影響した故、準決勝戦を大晦日に行わざるを得なかったからです。要するにTV局の都合=商業上の都合、というわけですね。
アメリカは日本と違って大晦日は平日ならば休みにはならないので、木曜日だったこの日は多くのファンが試合を見ることが出来なかったのです。特に4時キックオフだったオレンジボウルはなおさらの事。今後3年間は準決勝戦は全て大晦日に組まれていますが、このTVレーティングを受けてこのスケジュールが変更になる可能性は大いにあります。所詮ボウルゲームは「ビジネスボウル」であるからです。