シーズンも10月に入りそれぞれのチームがカンファレンスゲームに突入しだしました。ランクチーム同士のゲームもこれからどんどん増え、サバイバルゲームの様相を帯びてきています。カレッジフットボール第6週目のランキングにどのような変動があったでしょうか?(ランキング一覧はこちら)
全米1位はプレシーズンからその座を守るオハイオ州立大です。先週は格下インディアナ大に大苦戦し危うく足元をすくわれるところでした。そんなこともあってか獲得した1位票は先週の45票から38票と減少。
2位と3位にはテキサスクリスチャン大とベイラー大がそれぞれランクアップ。テキサスクリスチャン大はテキサス大に、ベイラー大はテキサス工科大にそれぞれ快勝してランクを上げてきました。
先週2位から今週4位に転落したのはミシガン州立大。パデュー大に3点差で辛くも逃げ切って勝利を飾りましたが、格下に手こずったことにより上記の2チームにランクで追い抜かれてしまいました。
先週10位で試合がなかったユタ大とノートルダム大に競り勝ったクレムソン大が大きくランクを上げてそれぞれ5位と6位に上昇。ユタ大は1位票を7つ獲得し、投票者の大きな評価を受けています。
アラバマ大(先週13位)、テキサスA&M大(同14位)、オクラホマ大(同15位)はそれぞれランクチームに快勝して順位を5つづつ上げてきました。また、先週25位にランクインしてきたフロリダ大は3位のミシシッピ大をホームで蹴散らし今週11位にまで急上昇。ランキングを1週間で14つも上げてきたゲーターズ、これはカレッジフットボール史上3番目に大きな上昇率です(ちなみに最も上昇数が大きかったのは1950年のミシガン州立大、19位から一気に2位へのランクアップ)。強いフロリダ大の復活といえるでしょうか。
一方ランキングを大きく落としたのはミシシッピ大(3位→14位)、ノートルダム大(6位→15位)、UCLA(7位→20位)、ジョージア大(8位→19位)です。当然のことながら下に落ちれば落ちるほど再び上位に上がってくるのは難しいわけで、特にUCLAとジョージア大の現在の順位はプレオーフ進出に向けて非常に痛い位置であります。
同じ1敗チームでもシーズン初旬に黒星がついたチーム、スタンフォード大、サザンカリフォルニア大、ミシガン大はゆっくりとながら再び上位を狙って上昇中です。シーズン2戦目でブリガムヤング大にまさかの敗戦をしたボイジー州立大ですら今週ランキングにカムバックしてきました(15位)。他にもアイオワ大とトレド大が新たに今週ランクイン。俗に言う「パワー5」カンファレンスではないトレド大は現在4勝無敗。今季のシンデレラストーリーを織り成すことができるでしょうか?
ちなみに今週はSECチームが6チームランクインし、Pac-12(5チーム)、Big Ten(5チーム)を抑えて最多チームがトップ25位に名を連ねてきました。