9月最後のランキングとなる今季第5週目のランキングが発表されました。上位の顔ぶれに大きな変化は見られませんでしたが、それでも先週の試合で白星を挙げた数チームが順位を大きく上げたりして全体的に見ると大分現在のカレッジフットボール界の力関係を表しているランキングに落ち着いて来たように感じます。それでは早速最新ランキングを見ていきましょう。
全米1位から5位までの順位に変動はありませんでした。1位のアラバマ大はヴァンダービルト大相手に59対0と格の違いを見せつけて大勝。投票者のトップ票総数も先週よりもさらに伸ばしました。2位クレムソン大、3位オクラホマ大、4位ペンシルバニア州立大、5位サザンカリフォルニア大はそれぞれランク外相手に勝利して先週の順位を確保。
6位にはワシントン大が先週からランクを一つ上げて来ましたが、7位には先週17位のミシシッピ州立大を一蹴したジョージア大がいよいよトップ10入りを果たしてランクイン。カービー・スマート(Kirby Smart)監督2年目のチームは着実にその力を発揮しつつあります。8位のミシガン大に続き9位に同じくトップ10入りして来たのは先週当時6位のオクラホマ州立大をアウェーで倒したテキサスクリスチャン大が16位から大きくランクを上げて来ました。そして10位にはウィスコンシン大。彼らは先週試合がありませんでしたが、新しいチームがことごとく彼らの頭を越えていっており、彼らがもうちょっと評価されてもいいのでは?と感じてしまいます。
11位以下にはオハイオ州立大(11位)、バージニア工科大(12位)、アーバン大(13位)、マイアミ大(14位)が続き、上記のテキサスクリスチャン大に今季初黒星を喫したオクラホマ州立大は15位にまで転落。さらにその下にはワシントン州立大(16位)、ルイビル大(17位)、サウスフロリダ大(18位)、サンディエゴ州立大(19位)、ユタ大(20位)がそれぞれ順位を少しずつ上げて来ました。今の所唯一の「グループオブ5」チームでランク入りしているのがサンディエゴ州立大ですが、今後の彼らのスケジュールを見るとこのまま全勝で突っ走る可能性は非常に高く、そうなると彼らがどこまで順位を上げていけるかが見ものです。
21位には先週20位からランクを1つ下げたフロリダ大。試合には勝ったもののケンタッキー大に最後まで苦戦した展開が順位を下げた要因でしょうか。そしてその下には新参チームが2つ並びます。第2週目に24位にランクされるもその直後に圏外に落ちたノートルダム大が復帰して22位、そしてBig 12カンファレンスの刺客とも言われるウエストバージニア大が23位。24位にはジョージア大との決戦に敗れたミシシッピ州立大がなんとか圏外降格をこらえて24位に、そして25位にはシラキュース大に勝ったものの、思ったより点差をつけられなかったルイジアナ州立大が先週と同じく居座りました。
先週12位だったフロリダ州立大はホームでノースカロライナ州立大に敗れたため一気に圏外へ脱落。彼らがトップ25位から名を消すのは2011年度シーズン以来のこと。開幕前3位だったことを考えると驚くべき展開と言えます。また同じくランク外へ落ちたのは先週24位に満を辞して食い込んで来たものの、アリゾナ州立大に敗れたオレゴン大です。
カレッジフットボールはシーズンの約3分の1を消化したことになり、今後はランクチーム達がカンファレンス内の試合をこなしていきますから、その試合の結果いかんでまたこの顔ぶれが変わっていくことになるでしょう。