先週第7週目には多くのチームに試練が訪れ、その試練に耐えられず敗れていってしまった上位チーム、もしくはあわや番狂わせを食らうか、とひやひやさせれたチームと様々でした。そしてそのお陰で上位チームの顔ぶれもまた変わってきました。それでは第8週目の全米ランキングを見ていきましょう。
トップ10内のチームのうち実に4チームに黒星がついた先週末。そんな中通常運転で勝利を挙げたアラバマ大は当然首位をキープ。そして2位のジョージア大が敗れたためオハイオ州立大、クレムソン大、ノートルダム大がそれぞれ順位を一つずつ上げてきました。ノートルダム大はいよいよトップ4の仲間入りです。
そのジョージア大を破ったルイジアナ州立大は13位から一気に5位まで上昇。先々週フロリダ大に敗れたため5位から13位に順位を落としていたことを考えると、ジョージア大に勝ったことで文字通りその敗戦を帳消しにしたことになります。
6位には先週14位の強豪ウィスコンシン大を蹴散らしたミシガン大がランクイン。先週のパフォーマンスを見れば彼らがこの順位に落ち着くのは納得行くところですが、今後彼らはこの位置をキープすることが出来るでしょうか。
先週9位のテキサス大はベイラー大に苦戦しましたが、ラッキーなことに彼らより上の3チームに土がついたため今週はランクを2つ上げて7位に。ルイジアナ州立大に敗れたジョージア大は2位から9位へ転落。まだまだ試合は残されていますから彼らが順位を上げてくる可能性はありますが、2位にまで復活するのはかなり厳しいかと。
先週試合のなかったオクラホマ大も上位チームの転落に乗じて9位にランクアップ。そしてメンフィス大にあわや敗戦かと思われたセントラルフロリダ大は何とか10位をキープしました。
11位以下にはフロリダ大、ワシントン大を倒したオレゴン大が19位から12位までジャンプアップ、アイオワ州立大戦でつまずいた先週6位のウエストバージニア大が13位に、先週お休みだったケンタッキー大は17位から14位へ、オレゴン大に競り負けたワシントン大は15位に、未だ無敗のノースカロライナ州立大は16位、サウスカロライナ大に勝利したテキサスA&M大が17位、ミシガン州立大にまさかの敗戦を喫した先週8位のペンシルバニア州立大が18位まで転落・・・となりました。
今週新たにランクインしてきたのは19位のアイオワ大(5勝1敗)、ペンシルバニア州立大を倒した24位のミシガン州立大(4勝2敗)、そして試合はなかったものの5勝1敗と調子のいい25位のワシントン州立大の3チーム。そして脱落してしまったのはマイアミ大(16位)、コロラド大(19位)、アーバン大(21位)でした。
先週1位のアラバマ大と2位のジョージア大と得票差は100ポイントばかりありましたが、今週の2位のオハイオ州立大との差は70ポイントほどにまで縮んでいます。そしてオハイオ州立大と3位のクレムソン大との差は約60ポイントということで、先週の2位と3位の差が6ポイントしかなかったことを考えれば少しだけトップチームの力関係に変化が見られていると分析できるかもしれません。それ以下のチーム同士のポイント差を比べてもある程度の余裕が見られるため、今回発表された上位のランキングは満場一致の意見であるといえるでしょう。
今後カンファレンス戦が厳しさを増していきますから、上位チームと言えども何が起こるか分かりません。来週のこの時期一体どれだけのチームが上位に残留できているでしょうか。