ウエスタンケンタッキー大の4年生QB、ブランドン・ダウティ(Brandon Doughty)にとってこのマイアミビーチボウルがカレッジ最後のゲームとなりましたが、スロースタートだったものの終わってみれば新記録を樹立するほどの素晴らしいパフォーマンスで有終の美を飾ることが出来ました。
ダウティの461パスヤードと3つのパスTDが功を奏し、前半に奪われた14点差をひっくり返しウエスタンケンタッキー大が45対35でサウスフロリダ大を倒し全米25位のメンツを保ちました。
この試合でダウティは今季トータル5055パスヤードを記録。FBSで1シーズンに5000ヤード以上のパスを投げた14人目のQBとなりました。怪我の生もあり今年で6年目のダウティは紆余曲折を経て3年がかりで先発の座をゲット。カレッジ生涯レコードとして1026パスを成功させ、12855ヤードのトータルパスヤード、そして合計111つものTDを獲得。ウエスタンケンタッキー大に名を刻むプレーヤーとなったのです。
一方2010年以来のボウルゲーム出場となったサウスフロリダ大はQBクイントン・フラワーズが走って2TD、投げて1TDを決めましたが、序盤に奪ったリードを守り切ることが出来ませんでした。
サウスフロリダ大のヘッドコーチ、ウィリー・タガート(Willie Taggart)は元々ウエスタンケンタッキー大のヘッドコーチだった人物。何を隠そうダウティをウエスタンケンタッキー大に呼び寄せた張本人がタガートだったのです。つまりタガートはダウティの1年目のコーチであり、ダウティの最後の試合の対戦相手のコーチという奇妙な巡り合わせがここで実現したのでした。