第5週目の見どころ

ノートルダム大(全米6位)対 クレムソン大(12位)

ノートルダム大クレムソン大ともこれまで格下チームから白星を重ねて無敗でこのゲームをむかえます。プレーオフ候補に挙げられるまでには至らない彼らにとって1敗することはプレーオフへの切符を失うと同義と見てまず間違いありません。つまりこの試合の勝者はプレーオフへの望みを繋ぎ、敗者はプレーオフレースから脱落するということになります。しかしより勝たなければならないのはクレムソン大でしょう。なぜなら今後のスケジュールが非常にソフトで、仮にこの試合で負けるとそれを取り返すだけのアピール可能な試合が残されていないのです。ノートルダム大はというと、サザンカリフォルニア大スタンフォード大との試合が残されており、クレムソン大に土をつけられたとしても挽回のチャンスは多少残されています。いずれにしてもどちらにとっても負けられない試合。クレムソン大のホームスタジアムでは史上最多の観客数が予想されており、地元のバックアップをフルに背負ってノートルダム大を倒しにかかります。その結果はいかに?!

アラバマ大(全米13位)対 ジョージア大(全米9位)

SECチーム同士の大一番。ジョージア大がホームにアラバマ大を迎えるこの一戦。今季無傷で現在全米8位につけています。ジョージア大にとってはおそらく今シーズン最強の相手が乗り込んで来るわけですが、カンファレンスタイトル奪取だけでなく悲願の全米制覇に向けて負けられないゲームです。今季のジョージア大好調の原動力はRBニック・チャブ(Nick Chubb)です。現在まで6TDを含む599ラッシュヤードを稼いでいる、今シーズンのトップRBの一人です。一方のアラバマ大は全米屈指のランディフェンスを擁しています。一試合平均で相手ランオフェンス許すヤードはたったの56ヤード。これは全米で4位の実力です。全米随一のランオフェンスが最強ランディフェンスに挑むこのマッチアップ、たいへん見ものです。違いが出るとすればパスプレー。アラバマ最大の不安要素はQBポジションです。ジェイク・クッカー(Jake Coker)、クーパー・ベイトマン(Cooper Bateman)両QBとも、全幅の信頼をおけるプレーヤーとは言い難く、リードされた状態でゲーム終盤を向えた時に追いつくだけの力量を持っているのか疑問が残ります。アラバマ大にしてみれば、ランゲームで常にリードを維持して試合を優位に持ち込みたいところ。仮に彼らがこの試合で負けることがあれば、ミシシッピ大戦に続きカンファレンスで2敗目を喫する事になり、プレーオフはおろか、SECタイトルレースからも脱落することになるでしょう。アラバマ大にとってはさらに負けられない一戦なのです。

ミシシッピ大(全米3位)対 フロリダ大(全米25位)

このマッチアップはフロリダ大が本物かどうかを見極める極めて重要は試合です。当然のことながら下馬評はミシシッピ大優位ですが、かつてはSECで敵無しと言われたフロリダ大が新コーチ、ジム・マクエルウェイン(Jim McElwein)の新体制の元、真の意味で復活を遂げたのかがこのゲームで明らかになると思われます。ミシシッピ大はアラバマ大を倒して全米3位まで上り詰めた翌週に格下バンダビル大に思わぬ苦戦を強いられました。プレーオフ進出を目指す上で評価を保つためにもこのフロリダ大戦で文句のない展開で勝利しておきたいものです。

ミシシッピ州立大(全米21位)対 テキサスA&M大(全米14位)

SECのランクチーム同士の試合が続きます。全米14位のテキサスA&M大は先週こそアーカンソー大に苦戦しオーバータイムの末辛くも勝利を収めましたが、いわゆるトップランクチームとはまだ対戦がありません(初戦のアリゾナ州立大は当時15位でしたが、現在の不調の様を見ればアリゾナ州立大戦の勝利は特別な意味を持ってはいないでしょう)。そういった意味ではこのミシシッピ州立大戦は彼らにとっては今後の厳しいカンファレンススケジュールのいばらの道の第一歩と言えそうです。A&Mは今季カンファレンス内で3位のスコアリングオフェンスを誇り(1試合平均43点)、これまで40点以上を叩き出した試合が4試合中3試合あります。その主軸となっているのがQBカイル・アレン(Kyle Allen)。彼の持つQBレート179.9はリーグ内で2位、そしてリーグトップとなる11つのTDパスを記録しています。前試合のアーカンソー大戦では自己新となる358ヤードのパスを投げました。そのパスを受け取るWRクリスチャン・カーク(Christian Kirk)は1年生ながらWR陣の中で頭角を現し、オフェンスだけでなくスペシャルチームでもなくてはならない選手へと成長しました。対するミシシッピ州立大は昨年ハイズマントロフィー候補にまで挙げられたQBダーク・プレスコット(Dak Prescott)今季も引き続きオフェンスの手綱を取ります。シーズン第2戦目で強豪ルイジアナ州立大(当時14位)に21対19と僅差で破れ1敗を喫しましたが、先週は同じSEC西地区のアーバン大を17対9で退けて晴れてランキング入り。しかし従来強力なランオフェンスを売りにして来たミシシッピ州立大ですが今季は彼らの「味」が十分に現れていない様に思われます。先週のアーバン大戦でのラッシュヤードはたったの56ヤードでした。A&M大のディフェンスをアンバランスにするためにも元来持つ地上戦の強みを全面に出せるかどうかが鍵となるでしょう。

ウエストバージニア大(全米23位)対 オクラホマ大(全米15位)

先週ついにランクインを果たしたウエストバージニア大とシーズン開幕から安定した強さをして無敗を守っているオクラホマ大のBig 12カンファレンスゲーム。ウエストバージニア大にとっては地獄のスケジュールとなる10月の最初のゲーム。次週は20位のオクラホマ州立大、続いて5位ベイラー大、4位テキサスクリスチャン大とランクチームだらけの10月のスケジュール。このスケジュールを生きて(つまり無敗で)切り抜けられるとは思いませんが、仮にそうなったとすれば確実にプレーオフ候補筆頭に挙げられるでしょう。が、現実的に見てその可能性は限り無く低いものではありますが・・・。むしろこのゲームはオクラホマ大のステップアップになくてはならないものだととらえる方がいいかもしれません。プレーシズンからランクインしているものの、未だ中位から上に上がれず足踏み状態な感が否めないオクラホマ大ですが、11月のシーズン終盤に控える3連戦(ベイラー大、テキサスクリスチャン大、オクラホマ州立大)を迎えるまで無敗を守る事が彼らの絶対条件と言えそうです。全米23位のウエストバージニア大を破る事である程度のアピールをプレーオフ選定委員にしておく事が重要です。

テキサス工科大 対 ベイラー大(全米5位)

全米5位のベイラー大がランク外のテキサス工科大と対戦。一見すると何の問題もなくベイラー大が勝利を収めそうですが、ここ最近のテキサス工科大の試合振りを見ると、ベイラー大がなめてかかると足下をすくわれかねないと思います。テキサス工科大は先週全米3位(当時)のテキサスクリスチャン大と死闘を繰り広げ、55対52という点の取り合いを演じてみせました。ベイラー大は現在まで他のチームと違いまだ3試合しかこなしておらず、また強豪チームともまた対戦していない事を考えると、仮にこの試合で波乱が起きたとしても個人的にはあまり驚かないかもしれません。

その他・・・

  • テキサス大 対 テキサスクリスチャン大(全米4位)
    不調が続くテキサス大は是が非でも勝利してこの負の流れを断ち切りたい所ですが、自身のスペシャルチームがその足を引っ張っています。カリフォルニア大戦では試合終了間際に同点のチャンスだったPATキックを外して敗退。オクラホマ州立大戦では試合終盤でパントリターン時にボールをファンブルして敵に奪われ、結果それが元でフィールドゴールを決められて勝利を逃しました。一方TCUディフェンスは怪我で多くの先発プレーヤーを失いボロボロの状態。テキサス大にしてみれば流れを変えるにはまたとないチャンスかも知れません。
  • オハイオ州立大(全米1位)対 インディアナ大
    インディアナ大はここ25年間で初となる4勝無敗発進。その原動力となっているのはRBジョーダン・ハワード(Jordan Howard)。Big Tenカンファレンスのトップとなる1試合平均168ランヤードはトータルランヤードでは全米トップとなる675ヤードを稼いでいます。オハイオ州立大はプレシーズンこそ完全1位で発進しましたが、その評価は少しずつ変わって来ています。先々週の格下ノーザンイリノイ大戦では苦戦を強いられ、バッカイズも全く問題がないチームではない事が露呈されました。もちろん予想はオハイオ州立大勝利ですが、インディアナ大が一矢報いることができるでしょうか?
  • ミネソタ大 対 ノースウエスタン大(全米16位)
    スタンフォード大をシーズン初戦で破る大金星を挙げ、そしてデューク大にも勝ってランキング入りを果たしたノースウエスタン大の好調の要因は彼らのディフェンス力。ノースウエスタン大はここまで4戦全勝できていますが、彼らはロケットスタートの後好調を維持出来ずに失速するチームとしても知られています。対するミネソタ大もディフェンス力が売り。強敵テキサスクリスチャン大と対戦時には負けはしたものの、彼らをたったの23点に押さえました。
  • アイオワ大 対 ウィスコンシン大(全米19位)
    アイオワ大もまたここまで4連勝のチーム。ウィスコンシン大は初戦でアラバマ大に破れましたが、以降は立て直し、特にランオフェンスが好調です。長年このマッチアップで争われる「ハートランドトロフィー(Heartland Trophy)」を勝利で持ち帰るのはどちらのチームでしょうか。
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