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2023年度チームプレビュー
Florida state seminoles
florida state
seminoles
フロリダ州立大セミノールズ
9/3
lsu50
ルイジアナ州立大 
@オーランド
9/9
southern-mississippi-logo-25
vs サザンミシシッピ大
9/16
bc_50
@ ボストンカレッジ
9/23
clemson50
@ クレムソン大
10/7
vs バージニア工科大
10/14
syracuse-logo-25
vs シラキュース大
10/21
duke-logo-25
vs デューク大
10/28
@ ウェイクフォレスト大
11/4
@ ピッツバーグ大
11/11
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vs マイアミ大
11/18
north-alabama-logo-25
vs ノースアラバマ大
11/25
フロリダ大
@ フロリダ大
duquesne-logo-25
デュケーン大
W, 47-7
lsu50
ルイジアナ州立大
W, 24-23
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ルイビル大
W, 35-31
bc_50
ボストンカレッジ
W, 44-14
ウェイクフォレスト大
L, 21-31
ncst_50
ノースカロライナ州立大
W, 19-17
clemson50
クレムソン大
L, 28-34
オハイオ州立大
オハイオ州立大
L, 31-44
ジョージア工科大
W, 41-16
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マイアミ大
W, 45-3
syracuse-logo-25
シラキュース大
W, 38-3
ルイジアナ大ラフィエット校
W, 49-17
フロリダ大
フロリダ大
W, 45-38
シーズン
総合
ACC
2022
10-3
5-3
2021
5-7
4-4
2020
3-6
2-6
2019
6-7
4-4
2018
5-7
3-5
2017
7-6
3-5
2016
10-3
5-3
2015
10-3
6-2
2014
13-1
8-0
2013
14-0
8-0
* 青字はカンファレンスチャンピオン

所在地
フロリダ州タラハシ市
所属カンファレンス
ACC
ホームスタジア
ドークウォーカースタジアム
通算戦績
575勝286敗18分け
通算ボウルゲーム戦績
29勝17敗3分け
ヘッドコーチ
マイク・ノーヴェル
18勝16敗(4年目)
56勝31敗(生涯通算)
前回全米優勝年度
2013年度
前回ACC優勝年度
2014年度
前回ボウルゲーム出場年度
2022年度(チーズイット)

AP
Coaches
AGS
#8
#7
#7

見どころ

1990年代に一大王朝を築いたフロリダ州立大でしたが、名将ボビー・バウデン(Bobby Bowden、故人)が引退してから常勝チームというイメージは徐々に薄くなり、2013年にナショナルタイトルを獲得するものの、当時の監督だったジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督がテキサスA&M大に移籍してからは迷走し続けいています。

2019年に監督に就任したマイク・ノーヴェル(Mike Norvell)監督はそれまでメンフィス大で手腕を発揮していましたが、フロリダ州立大は荷が重すぎるという批判が付き纏い、就任後3年間は15勝20敗と負けが込んでしまったことも相まって、いよいよノーヴェル監督の首も危ういかと思われました。

しかし4年目となった昨年2022年度にフロリダ州立大は躍進。2016年度以来の二桁勝利数となる10勝3敗という好成績を残すことに成功しました。地道なノーヴェル監督らのチーム育成がようやく実を結んだということでしょうか。

今季のオフェンスはその昨年のメンバーのうち8人が同じ顔ぶれ。スコアリングオフェンスで全米16位(1試合平均36.1点)だったことを考えれば、これだけの人数が戻ってくるというのは朗報です。その中でも中心人物となるのがQBジョーダン・トラヴィス(Jordan Travis)です。

昨年ブレークしたトラヴィスはパスで3214ヤード(24TD&5INT)と活躍。ガッツィーなプレースタイルと機動力は非常に魅力的で今季のACC内でも指折りのQBという高い評価を受けています。

そのトラヴィスの壁となるOL陣からは先発2人がチームを去りましたが、トランスファーポータル経由でキオンドレ・ジョーンズ(Keiondre Jones、元アーバン大)、ケイシー・ロディック(Casey Roddick、元コロラド大)らを補充。彼らは即戦力として期待されています。

またトラヴィスをサポートするスキルポジションも充実。WRのジョニー・ウィルソン(Johnny Wilson)は身長6フィート7インチ(約200センチ)と超長身と魅力的。また昨年990ヤードに9TDを記録したRBトレイ・ベンソン(Trey Benson)は今季のRB界隈では高評価を受けている選手。

総合的に見てフロリダ州立大オフェンスは昨年に勝るとも劣らないエリートクラスの戦力を持っていると言えるでしょう。

===

一方ディフェンス陣も数多くのポジションに去年と同じ顔ぶれを見ることができます。そのベテラン勢に加えてトランスファー選手の補充にも成功し、フロリダ州立大の守備陣は安泰です。

フロントフォーにはオールカンファレンスに選出されたDLジャレッド・ヴァース(Jared Verse)とファビアン・ロヴェット(Fabien Lovett)、パトリック・ペイトン(Patrick Payton)が健在。さらに元サウスカロライナ大のギルバー・エドモンド(Gilber Edomond)元ウエスタンミシガン大のブレイデン・フィスク(Braden Fiske)が加わります。

2列目のLB陣は3人とも昨年からのリターナーであり4年生という頼れるユニット。特に昨年のタックルリーダー(99)、テイタム・ベスーン(Tatum Bethune)には大きな期待がかかります。

その中でも昨年1年生ながらチーム最多となる11.5個のQBサックに10.5個のタックフルフォーロス(TFL)を計上したLBアブドゥル・カーター(Abdul Carter)は期待の星。彼がペンステートの栄光の背番号「11」を纏っていることからも彼への期待度を伺うことができます。さらにNFL入りを辞めてカーティス・ジェコブス(Curtis Jacobs)がチームに帰ってきたことも大きな強みです。

そのLB陣の前に立ちはだかるDL陣では、昨年の先発選手でベテランのアディサ・アイザック(Adisa Isaac)に加え、昨年ローテーションの中でも光る才能を披露したチョップ・ロビンソン(Chop Robinson)に注目です。しかし昨年の2つの敗戦であるミシガン大戦とオハイオ州立大戦ではトレンチバトルで劣勢に立たされていたことを考えると、今年のペンステートはDLの出来がシーズンの鍵を握っていると言えそうです。

セカンダリーからはオールカンファレンス選出のセーフテー、ジェイミー・ロビンソン(Jammie Robinson)が抜けてしまいましたが、同じくオールカンファレンスでバージニア大からの転校生であるフェントレル・サイプレス・II(Fentrell Cypress II)加入したのは強みとなりそうです。


スケジュール

今季の開幕戦は昨年も対戦したルイジアナ州立大。最新のランキングではルイジアナ州立大が5位でフロリダ州立大が8位ですから、シーズン序盤の注目カードに数えられることは必死です。序盤での黒星はまだ取り返しがつきますが、昨年と同様に是非とも勝利を納めて良いスタートダッシュを切りたいところ。相手にとって不足はなく、どちらのチームにとっても力試しとして絶好のカードです。

4戦目に予定されているクレムソン大とのアウェーゲームも注目です。今季のACCタイトルを争う2チーム同士の対戦として負けられない試合。またもし仮にフロリダ州立大がルイジアナ州立大に敗れていたとしたら、プレーオフ進出に向けて2敗目は許されませんから、場合によってはフロリダ州立大の今季の命運を決める試合になっているかもしれません。

同じフロリダ州においてライバル関係にあるマイアミ大との一戦は、マイアミ大の調子次第ではフロリダ州立大にとって重要な試合になっていることでしょうし、最終戦で対戦する同じくライバルのフロリダ大戦も軽く見れない対戦カード。しかしながらフロリダ州立大が下馬評通りのチームであればこのフロリダ州内の三つ巴を制することは難しくないのではないでしょうか。

シーズン開幕をトップ10内で迎えることができるのは2017年以来のこと(当時は3位)。それほどまでに昨年の彼らの躍進が評価され今期への期待度が高いということになります。まずはカンファレンス戦で不要に黒星を貰わないように着実に勝利を挙げ、2014年以来のカンファレンスタイトルを目指すのが現実的と言えそうです。

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