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2015年度シーズン

ニューオーリンズボウルプレビュー

ニューオーリンズボウルプレビュー

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新年に行われる6大ボウルゲームの1つ、シュガーボウルはニューオーリンズのスーパードームで行われますが、それに先立ち同じスタジアムでこのニューオーリンズボウルは行われます。今年のマッチアップはサンベルトカンファレンスのアーカンソー州立大とカンファレンスUSAのルイジアナ工科大の対戦です。

アーカンソー州立大ウルブス(9勝3敗、8-0 Sun Belt)

開幕直後は1勝3敗と今シーズン勝ち越すことができるかと心配されたアーカンソー州立大でしたが、その後は8連勝を収め見事カンファレンスゲーム無敗でサンベルトチャンピオンに輝きました。対カンファレンスチーム戦では平均18.7点差をつけて勝利。勢いだけなら全米中でも随一のチームです。

彼らの勝利の方程式は3人の異なったタイプのRBが相手チームに肉弾戦を挑むというもの。今季3人合わせて24つものTDを奪ったのがその証です。そのおかげでアーカンソー州立大ランオフェンスは全米トップ15入りを果たしました。そのトリオのリードするのはマイケル・ゴードン(Michael Gordon)。1055ラッシュヤードに9TDと先発RBとしてチームを率いました。ワレン・ワンド(Warren Wand)、ジョンストン・ホワイト(Johnston White)もウルブスオフェンスにスパイスを与えてくれます。特にショートヤードのスペシャリストでもあるホワイトはチーム最多となる14TDを奪いました。そして特筆すべきはこの3人全員が1キャリー平均6ヤード以上という数字を持っているということです。

ディフェンス陣はというとオフェンス陣ほどの評価を得られるかどうかと言ったらちょっと分かりません。開幕後1勝3敗というスロースタートを切ったのは何を隠そう彼らのディフェンス陣が崩れてしまったからです。サザンカリフォルニア大戦では55失点、トレド大戦では37失点、そしてSECチームながら今季大失速したミズーリ大戦でさえ27失点を犯してしまったのです。故に仮に彼らの強みであるランオフェンスが止められたとすれば、ディフェンス陣次第で大敗する恐れもありそうです。

最後に出場したボウルゲーム:
2014年 ゴーダディーボウル(トレド大63、アーカンソー州立大44)

歴代ボウルゲーム戦績:
2勝3敗


ルイジアナ工科大ブルドッグス(8勝4敗、6勝2敗 C-USA)

ここ5年間で4度8勝以上のシーズンを送ってきたルイジアナ工科大はカンファレンスUSA内でも強豪チームと格付けされるまでに至りました。大学院生の転校生QBジェフ・ドリスケル(Jeff Driskel)が今季も8勝を挙げたブルドッグスの大黒柱です。彼の率いるオフェンスはスコアリングオフェンスで全米21位、パスヤードで全米16位、そしてトータルヤードで全米27位とオフェンス力は数字の上ではトップレベルです。

元フロリダ大出身のディスケルは今季24TDを含む3575パスヤードを記録。これは彼がフロリダ大在部時のトータルヤードを1年で上回る数字です(もっともフロリダ大ではプレーチャンスが限られていましたが・・・)。12試合中7試合で300ヤード以上投げる好パフォーマンスを連発。昨年フロリダ大ではTDとインターセプションの割合が9対10だったのに対し、今年は24対8と大幅に向上しました。もっとも昨年のフロリダ大での対戦相手はルイジアナ工科大のそれと比較にならないほど格上ではありましたが。ドリスケルが今季対戦したチームで唯一ランクされていたチームはミシシッピ州立大のみでした。

しかしルイジアナ工科大のオフェンスはドリスケルだけではありません。RBケネス・ディクソン(Kenneth Dixon)は今季トータル17TDを稼ぎました。この数字でも彼のカレッジキャリアでは歴代3番目の記録。キャリアトータルで70TDを誇るディクソンはフィールドのどこからでもTDを奪えるスコアラーです。

最後に出場したボウルゲーム:
2014年 ハートオブダラスボウル(ルイジアナ工科大35、イリノイ大18)

歴代ボウル戦績:
3勝3敗1分け

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