ボウルゲーム

ランキング

順位表

プレシーズン

予定/結果

順位表

歴代ワースト15ヘッドコーチ

歴代ワースト15ヘッドコーチ

10位 トッド・グラハム、ピッツバーグ大(2011)

2006年、トッド・グラハム氏はライス大のヘッドコーチに就任し2005年に1勝10敗だったチームを1年で7勝5敗と勝ち越しチームにまで成長させ、その年のカンファレンスのコーチ・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。この活躍の褒美として契約年延長を含む大幅なサラリーアップを大学側から提示されグラハム氏はそれに調印しました。が、サイン後数日してライス大を辞めてタルサ大のヘッドコーチに就任。これにはファンから批判の嵐が

そしてタルサ大を3年間率いた後、2011年にピッツバーグ大の監督に就任。しかしピッツバーグ大での1年目は6勝6敗と振るいませんでした。そしてピッツバーグ大に来てから1年も経たないうちにアリゾナ州立大のヘッドコーチに就任。ピッツバーグ大の選手にはこの決断を直接ではなくテキスト(携帯のショートメール)で伝えるなどしてファンや選手の怒りを買いました。

2006年から2012年の6年間の間に4チームのヘッドコーチとなったグラハム氏。しかもその内の2チームは1シーズンしか持たなかったのですから、これでは選手の信頼を勝ち取る事は出来ません。


9位 リッチ・ロドリゲス、 ミシガン大(2008-2010)

過去のミシガン大ヘッドコーチを振り返ってみて、後にも先にもこのリッチ・ロドリゲス氏に劣る監督が果たしていたでしょうか。

とにかくミシガン大フットボールとロドリゲス氏の相性が悪かった。ロドリゲス氏はスプレッドオフェンスで知られる新鋭のコーチ。一方ミシガン大はBig 10カンファレンス を土壌とする、ランオフェンスを基とするオフェンスを採用してきました。たしかに当時ロドリゲス氏はウエストバージニア大で成功を納め、彼の監督としての株は上がっていましたが、ミシガン大にスプレッドオフェンスを導入するというのは、例えばラン重視のアラバマ大に超アグレッシブなパスオフェンスをモットーとするマイク・リーチ氏(現ワシントン州立大)を起用するとか、トリプルオフェンスを得意としていたネブラスカ大にスプレッドオフェンスを得意とするビル・キャラハン氏を起用するとかそれぐらいとんでもないことだったのです。実際にそれが実現してしまったネブラスカ大の行く末はもう皆さんご承知の通りです。

彼がウエストバージニア大を出る際にも一悶着あり、それが尾を引いたせいか初年度からファンの受けはあまり良くありませんでした。さらにチーム内でもロドリゲス氏の体制に不満を持つ選手も現れ、そして挙げ句の果てにNCAAの定める規定練習時間をはるかに超えるトレーニングを課していたことが暴露され、合計3年間の制裁を受けることになりました。

その結果2010年シーズン後にミシガン大はロドリゲス氏を解雇。250万ドルのバイアウト費を支払う羽目になったのです。

ミシガン大での3年間のロドリゲス氏の戦績は15勝22敗。前任コーチのロイド・カー氏引退後のミシガン大を任されたロドリゲス氏でしたが、結果は散々なものとなってしまいました。

8位  ターナー・ギル、カンザス大(2010-2012)

2010年、カンザス大ヘッドコーチに就任したターナー・ギル(Turner Gill)氏は5年1000万ドルという好条件で契約を結びました。しかし2年間で5勝19敗と振るわずあっというまに解雇されてしまいました。

中堅クラスのバッファロー大をカンファレンスチャンピオンにまで育て上げた腕を買われてカンザス大にやってきましたが、その手腕は上位カンファレンスであるBig 12では全く通用しなかったのです。そういった意味ではカンザス大に見る目がなかったとも言えますが、最大の汚点は大学側が提示した契約額です。

というのもカンザス大はギル氏解雇時に、バイアウトとして600万ドルを3ヶ月以内に支払わなければならなかったのです。

通算5勝しかできなかったことを考えると、ギル氏は勝ち星1つにつき200万ドルの支払いを受けたことになります。なんとも割に合わない数字です。

7位 ロン・ズック、イリノイ大(2005-2011)

フロリダ大から2004年シーズ後に解雇されたロン・ズック(Ron Zook)氏は2005年にイリノイ大のヘッドコーチに就任しました。フロリダ大では前任のレジェンダリーコーチ、スティーブ・スパリアー(Steve Spurrier)氏を引き継ぐも周囲の期待に応えられず解雇されましたが、イリノイ大ではフロリダ大で養ったリクルーティング力をいかんなく発揮し、Big 10カンファレンスでは日の目をみることのなかったイリノイ大に多くの有能なリクルートを引きつけることに成功しました。

しかし、そのリクルーティング力を結果に結びつけることができず、唯一の成功シーズンとなった2008年でも、出場したローズボウルサザンカリフォルニア大に49対17と完膚なきまでにやられてしまいました。

ズック監督最後の年となる2011年、6勝0敗というこれまでにない好スタートを切ったイリノイ大でしたが、なんとそこから6連敗を喫し6勝6敗という結果に。スタートが良かっただけにシーズン後の失望感の大きさは底知れず。結局この年のレギュラーシーズン後に解雇されてしまいました。

ちなみに6連勝した後に6連敗を喫したのは後にも先にもこの年のイリノイ大だけです。そんな汚点まで残してしまったズック監督でした。

6位  エリス・ジョンソン、サザンミシシッピ大(2012)

2012年新しくサザンミシシッピ大のヘッドコーチに就任したエリス・ジョンソン(Ellis Johnson)氏のチーム内外の人柄としての評判はすこぶる良かったのですが、問題はそれが勝敗にまったく影響しなかったというところです。

ジョンソン氏就任以前のサザンミシシッピ大は18年連続勝ち越しシーズンを送るほどの非常に安定したチームでした。しかし、欲が出たチームは舵を大きく切る大英断を下しジョンソン氏を招聘しましたが、それが全くの裏目に出てしまいます。

就任1年目のサザンミシシッピ大はなんと全敗(0勝12敗)という目も当てられないシーズンを送ってしまい、ジョンソン氏はたったの1シーズンでヘッドコーチの座を追われてしまいました。

ジョンソン氏の残念な采配は当然非難されるべきことですが、足元を見ず背伸びをしてこの惨状を招いた大学側にも問題があったことは否めません。

次のページ

この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
このエントリーをはてなブックマークに追加
このエントリーをはてなブックマークに追加

ANY GIVEN 
SATURDAY

全米カレッジフットボールファンサイト