第9週目の見どころ

早いもので10月最後の週末を迎えることになりました。様々な大一番が11月3日に組まれているため(アラバマ大vsルイジアナ州立大など)そっちの方に目が行きがちですが、今週末も気になるマッチアップがたくさん組まれています。それでは今週注目しておきたい試合をプレビューしてみたいと思います。

フロリダ大(9位)vs ジョージア大(7位)@ ジャクソンビル

世界最大の野外カクテルパーティー(World’s Largest Outdoor Cocktail Party)」というニックネームで長年親しまれてきましたこの両チームのライバリーゲーム。現在は公式にこの異名を使用することは出来ませんが(おそらくアルコールを連想させるフレーズだからでしょう)、この試合にはフロリダ大、ジョージア大のファンがフロリダ州ジャクソンビル市に乗り込み、試合前から大規模なテールゲート(試合前に家族や友人らでスタジアムの前に陣取ってバーベキューやパーティーを行うこと)があちこちで開かれることで非常に有名です。そしてもちろんフットボールの試合自体も非常に盛り上がります。スタジアムが青と赤に真っ二つに別れるシーンは一見の価値ありです。

今年は特に両チームともトップテン入りを果たしており、この試合の重要さはここ最近の対戦を見てもどの年のものよりも高まっています。それは両チームともカレッジフットボールプレーオフ(CFP)進出をかけて戦っているからというのも当然ですが、やはり所属するサウスイースタンカンファレンス(SEC)の東地区レースを争う上で非常に重要な試合だからです。

現在東地区はこの2チーム及びケンタッキー大の計3チームがカンファレンスレコードで4勝1敗で並んでいます。実質この地区はこの3チームの争いとなっていますが、まずこのジャクソンビル対決の敗者は地区レースからほぼ脱落と見ていいでしょう。それと同時にCFP出場への夢も閉ざされることになります。もしフロリダ大が勝ちそのまま勝ち進み、ケンタッキー大も勝ち進んだとしたら、既に直接対決でフロリダ大に勝っているケンタッキー大が東地区を制することになるでしょう。そしてもしジョージア大がフロリダ大を退けたとしたら、翌週に行われるジョージア大とケンタッキー大の試合の勝者が東地区チャンプになる確率が高くなります。この試合はケンタッキー大のホームゲームですので、事の次第によればケンタッキー大が東地区勝者として西地区の王者(おそらくアラバマ大ルイジアナ州立大)と対決するという、開幕前には想像もできなかったマッチアップが実現するかもしれないのです。

フロリダ大はケンタッキー大に喫した敗戦が今季唯一のもので、特にここ数週間は強力なディフェンス力をして相手を力でねじ伏せてきています。一方のジョージア大は2週間前まで全米2位でしたが、ルイジアナ州立大に敗れ陥落。ナショナルタイトルゲームまで進出した昨年のチームと比べると明らかにパワーダウンしており、勢いだけ見ればフロリダ大が有利にも思えます。

お互い先週末試合がなく、十分に英気を養い互いを研究するのに必要な時間は得ることが出来たはずです。フロリダ大が真の復活を遂げる勝利を挙げるか、それとも昨年全米2位のジョージア大が威厳を守るか・・・。

クレムソン大(2位)@ フロリダ州立大

少し前まではこのマッチアップはアトランティックコーストカンファレンス(ACC)の行く末を決める一大決戦でした。しかしクレムソン大が力をつける一方でフロリダ州立大がかつての力を失い、1~2年は両チームの差は開くばかり。今年も全米2位のクレムソン大に対してフロリダ州立大は4勝3敗と大きく出遅れています。

しかしだから言ってフロリダ州立大を甘く見ていいかといったらそうではありません。オフェンスはOL陣の脆さが弱点ですが、ディフェンスはどのチームとも渡り合えるほどのポテンシャルを秘めています。クレムソン大が総合力で上回ることに代わりはありませんが、フロリダ州立大のホームゲームであることはセミノールズにとって大きなサポートとなるでしょう。

ここ2週間全米2位のチーム(2週間前のジョージア大、先週のオハイオ州立大)が相次いて敗れており、クレムソン大がこの「全米2位の呪い」にかかり3番目の犠牲者にならなければいいのですが・・・。

テキサス大(6位)@ オクラホマ州立大

開幕前にはランキング入りすらしていなかったテキサス大ですが、徐々にランクを上げて3週間前にオクラホマ大を倒したことで一気にトップテン入りを果たし、現在6位にまで上昇してきました。そのテキサス大が今週末オクラホマ州立大に乗り込みます。

テキサス大は前戦のベイラー大戦で肩を負傷したサム・エリンガー(Sam Ehlinger)の怪我の回復具合が心配されますが、今のところエリンガーはこのオクラホマ州立大戦に出場予定のようです。体を張ってチームを引っ張ってきたエリンガーが出場できるかどうかは死活問題ですが、どうやらこの試合にeリンガーは出場予定のようです。

オクラホマ州立大はこの試合で1988年にハイズマントロフィーを受賞したOBであるRBバリー・サンダース(Barry Sanders)氏がプレーしていた頃に着用されていたレトロユニフォームを使用するそうです。それにあやかってテキサス大を苦しめることが出来るか?

ケンタッキー大(12位)@ ミズーリ大

現在12位のケンタッキー大がミズーリ大と対決。ミズーリ大には次期NFLドラフトで注目されるQBドリュー・ラック(Drew Lock)が健在。ミズーリ大のパスアタックをケンタッキー大がしのげるか。

ワシントン州立大(14位)@ スタンフォード大(24位)

先週オレゴン大との大一番に勝ち波に乗りたいワシントン州立大。その彼らが今週24位に復帰してきたスタンフォード大に乗り込みます。オレゴン大との試合で心身を削ったワシントン州立大がその反動で本領を発揮できないという可能性も指摘されています。北地区レースで有利に立っている彼らとしてはなんとしてもこのカンファレンス戦を落とす訳にはいきません。

アイオワ大(19位)@ ペンシルバニア州立大(18位)

Big Ten西地区はノースウエスタン大、アイオワ大、ウィスコンシン大が4勝1敗で並ぶ三つ巴になっています。流れとしてはアイオワ大は非常にいい位置にいますが、ウィスコンシン大との直接対決に敗れているため自身が勝ち続け、なおかつウィスコンシン大がもう1敗しなければなりません。そのためにもこれ以上負けられないわけですが、今週末のペンシルバニア州立大戦はアウェーということで気を引き締めなければなりません。ペンシルバニア州立大はプレーオフ並びにBig Ten東地区レースでも大きく遅れを取っており、気持ちがゆるめばいかにホームゲームとは言えアイオワ大にやられる可能性は十分あるでしょう。QBトレース・マクソーリー(Trace McSorley)の働きに注目です。

ウィスコンシン大(20位)@ ノースウエスタン大

上にも挙げたようにBig Ten西地区は大混戦ですが、このウィスコンシン大とノースウエスタン大の直接対決でこの混戦は2チームに絞られることになるでしょう。地力ではウィスコンシン大有利と考えられますが、今年のノースウエスタン大は読めないチーム。もしこの試合にノースウエスタン大が勝つことが出来ればノースウエスタン大、そしてアイオワ大にとってカンファレンスタイトルゲーム進出に大きく前進することになります。

サウスフロリダ大(21位)@ ヒューストン大

現在無敗チームは4チームにまで減りましたが、その一つがこのサウスフロリダ大。負ければ即ランク外に突き落とされることでしょうが、このヒューストン大とのアウェーゲームは彼らにとって大きな試練となるでしょう。

ノースカロライナ州立大(22位)@ シラキュース大

先週まで無敗で16位まで上り詰めていたノースカロライナ州立大ですが、クレムソン大にコテンパンに倒され夢の無敗シーズンは海の藻屑と消えました。そんな彼らにとってシラキュース大は要注意チーム。ここまで5勝2敗とかつ無い快進撃を続けるシラキュース大はどんなチームにもそれなりの勝負を挑めるチームですから、ノースカロライナ州立大が2連敗したとしても不思議ではありません。

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