第6週目の見どころ

テキサス大(全米19位)vs オクラホマ大(7位)@ コットンボウル

テキサス大オクラホマ大のライバル同士が激突する恒例の「レッドリバーの戦い(Red River Showdown)」。これまで通算61勝46敗5分けとテキサス大がリードしているこのカードですが、ここ2年間はオクラホマ大が連勝しています。

テキサス大はマック・ブラウン(Mack Brown)元監督が引退した2014年以降しばらく全米の表舞台から遠のいていますが、昨年から指揮を取っているトム・ハーマン(Tom Herman)監督の下復活の兆しを見せています。開幕戦でメリーランド大に敗れたもののその後は4連勝を飾り、サザンカリフォルニア大テキサスクリスチャン大とランカー(当時)を2チームも倒したことで久しぶりにランクインを果たし、今週は19位に位置しています。

オクラホマ大はここまで無傷の5連勝で現在7位。カンファレンス戦でも既に2勝を挙げており、Big 12カンファレンスタイトル奪取に向け着実に前進していますが、テキサス大と違ってこれまで彼らはランクチームとの対戦を経験していません。故にこのテキサス大戦が今年の彼らの初の真の実力を図るテストマッチとも捉えることが出来ます。

オクラホマ大はハイズマントロフィー候補QBカイラー・マレー(Kyler Murray)を擁しオフェンス力はピカイチ。マレーは先週のベイラー大戦で見せた6TDを含む17TDパスをこれまで記録し、さらにはINTパスはたったの2つのみということで非常に卒のないところを見せつけてくれています。また彼は足でも285ヤードに4TDを稼ぐなどまさにオクラホマ大のオフェンスの大黒柱としてチームを牽引しています。

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一方のテキサス大のオフェンスはQBサム・エリンガー(Sam Ehlinger)にかかっています。が、今のところ彼のQBレーティングはカンファレンスで7位とお世辞にもいい数字とはいえません。それでもオクラホマ大のディフェンシブバックフィールドはこれまで真のチャンレンジを受けてきていませんからこの試合でその実力が明らかになるでしょう。数字だけで言えば彼らのパスディフェンスは全米97位(252ヤード)となっており、パスオフェンスに対して苦戦していることが見て取れます。エリンガーらオフェンス陣はここをついていきたいところ。WRリルジョーダン・ハンフリー(Lil’Jordan Humphrey)とコリン・ジョンソン(Collin Johnson)の活躍に注目です。

またオクラホマ大のランディフェンスも全米96位と苦戦を強いられていますので、RBトレイ・ワトソン(Tre Watson)とケオンテイ・イングラム(Keontae Ingram)が名を挙げるにはもってこいのチャンスです。

この試合での大きなポイントはおそらくテキサス大ディフェンスがマレーをどれだけ攻略できるかにかかっているでしょう。テキサス大のパスディフェンスは現在全米65位(218ヤードに9TD)とパスには比較的弱いですが、ランディフェンスは全米30位(115ヤード)とまずまずの数字。テキサス大のフロントセブンがいかにオクラホマ大OL陣にプレッシャーをかけ続けてマレーまでたどり着けるかがキーポイントです。

最近4試合のレッドリバーの戦いはそれぞれワンTD差という僅差の結果になっています。勝ったほうが確実にBig 12カンファレンスタイトルレースを有利に運ぶことが出来るということもあり、この試合の行く末に大きな注目が集まるのです。

クレムソン大(4位)@ ウェイクフォレスト大

先週のシラキュース大戦で激しいタックルを食らって退場を余儀なくされたクレムソン大QBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)。彼の怪我は当初脳震とうと懸念されていましたが、どうやら首の捻挫ということで既に練習に復帰しておりこのウェイクフォレスト大戦の出場が見込まれています。はたしてダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督がどれだけローレンスを使い続けるのか見ものです。

ルイジアナ州立大(5位)@ フロリダ大(22位)

今季これまで全勝して全米5位にまで登りつけてきたルイジアナ州立大は今週末今季初めてランクインを果たしたフロリダ大と対戦。すでにルイジアナ州立大はマイアミ大アーバン大というランカーたちを倒しており、今週22位のフロリダ大を倒すことができればさらに彼らの今季の戦績に箔を付ける事が出来ます。が、フロリダ大のホームゲームであり、さらにナイトゲームということで観客の声援に後押しされるフロリダ大を倒すのはそう容易いことではないでしょう。

ノートルダム大(6位)@ バージニア工科大(24位)

先週ライバルのスタンフォード大を倒し波に乗るノートルダム大。QBをイアン・ブック(Ian Book)に代えてから見違えるようになったオフェンス、さらに元々評価の高かったディフェンスをして、ノートルダム大はここ最近でもかなりバランスの取れたチームと变化しました。バージニア工科大は途中オールドドミニオン大に世紀の番狂わせを食らってランキングから蹴落とされましたが、今週再びトップ25位以内に復活。しかし今のノートルダム大は彼らにとって少々荷が重いか。

ケンタッキー大(13位)@ テキサスA&M大

今季驚きの快進撃を見せているのはケンタッキー大。彼らは開幕後5連勝でついに全米13位とトップ10入に肉薄してきました。機動系のQBテリー・ウィルソン(Terry Wilson)、ラッシュヤード(639)およびTD(8)でそれぞれ全米4位という破壊力を持つRBベニー・スネル(Benny Snell)、そしてなによりトータルディフェンスで全米12位(288.8ヤード/ゲーム)という鉄壁の守備陣が今季の彼らのこれまでの成功を支えています。テキサスA&M大でのアウェーゲームは決して簡単には行かないでしょうが、1950年以来の開幕6連勝をかけてケンタッキー大がどのような試合をするのか非常に興味があります。

ネブラスカ大 @ ウィスコンシン大(16位)

1945年以来となる開幕4連敗(この年は6連敗しました)とし、スコット・フロスト(Scott Frost)監督の初勝利がまだまだ遠いネブラスカ大。先週のパデュー大戦後にはフロスト監督自ら「こんなに統制の効かないチームは見たことがない。どうコーチしていいかわからない。」とさじを投げたくなるようなコメントが聞かれましたが、それほどにネブラスカ大をフロスト監督色に染めるのには時間がかかりそうです。そんな中彼らはウィスコンシン大に乗り込まなければなりません。今の状況だとネブラスカ大は5敗目を喫するのは間逃れないかも。

フロリダ州立大 @ マイアミ大(17位)

かつてフロリダ州内の覇権争いにおいて最も注目されたマッチアップでもあったこのライバリー。マイアミ大マーク・リクト(Mark Richt、元ジョージア大監督)監督就任以降確実に復活の道を歩んでいますが、今年からウィリー・タガート(Willie Taggart)監督に率いられているフロリダ州立大はまだ発展途上感が強いチーム。マイアミ大は昨年から引き続きディフェンス力が冴え、さらにはQBをマリク・ロズィアー(Malik Rosier)からヌコシ・ペリー(N’Kosi Perry)をすげ替えたことでオフェンスに新たな息吹が吹き込まれました。フロリダ州立大としてはこの試合に勝ってその存在感をアピールしたいところですが、オフェンス・ディフェンス共々パンチ力にかける彼らにとってこのアウェーゲームは試練となりそうです。

アリゾナ州立大 @ コロラド大(21位)

4勝0敗で最新のランキングで21位にランキンしてきたのがコロラド大。QBスティーヴン・モンテーズ(Steven Montez)はこれまでパス成功率75%(全米1位)という正確なパサーを擁し、Pac-12南地区でにわかに存在感を見せつけ始めました。2016年に同地区を制した時はまぐれ感が否めませんでしたが、今年もこのまま勝ち進むことができればマイク・マッキンタイヤー(Mike MacIntyre)監督の手腕は本物であるといえるでしょう。今季からNFLで活躍したハーム・エドワーズ(Herm Edwards)監督に率いられているアリゾナ州立大がコロラド大に待ったをかけることが出来るか?

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