世界を旅するカレッジフットボールギア

カレッジフットボールのチームが着用するユニフォーム・ジャージは大抵そのチームのチームカラーをベースにしたものがデザインされます。そして基本的にデザインは長いこと変わらないものです。それは歴史あるチームならばなおのこと。しかし最近は復刻ユニフォームを来たり、オルタナティブとして第3のユニフォームが使用されることもあります。

例えば最近紹介したミシガン州立大ペンシルバニア州立大、さらには昨年使用されたオハイオ州立大のものなどは過去のレトロジャージのレプリカに手を加えて復活したものです。他にも色々ありますが、メリーランド大のユニフォームはなかなか奇抜でした。

これはメリーランド州の州旗を模したデザインとなっていますが、正直言ってやりすぎだと思うのですが・・・。

こうやってユニフォームを変えていくことをトレンドにしたのは何と言ってもオレゴン大です。彼らはスポーツブランドの最大手・ナイキをバックにつけ、その潤沢な資金でリクルート戦争で他に差をつけるべく派手に施設を改築・増築したりしていますが、ユニフォームでも彼らは毎試合違うデザインのものを使っているのではないかと疑うぐらいバリエーションが豊富です。彼らがすごいのはヘルメットのバリエーションも多いということ。どれだけお金を使っているのでしょう・・・。


さて、カレッジフットボールで(というかアメリカのスポーツ市場において)ナイキが好まれて使用されるのは周知の事実だと思いますが、彼らだけでなく他のスポーツブランドも一部のチームによって採用されています。その一つにアディダスが挙げられますが、やっぱりどうもアメフトのブランドとしてアディダスはしっくりこないんですよね。

かっこいいかかっこ悪いかは主観ですので、アディダスのアメフトギアがダメだというのはみなさんの判断に委ねるとして・・・。

【参考サイト】Why does Adidas keep making college teams wear hideous garbage?

アディダスを採用していたサウスイースタンカンファレンス(SEC)のテネシー大は2014年にオルタナティブのジャージとして灰色ベースに肩にテネシー大のシンボルでもあるオレンジのチェッカーマークが施されたものがデザインされました。しかしこれがテネシー大側から不評で結局このユニフォームが使用されることはありませんでした。

そして時が経ち2017年6月。NFLプロ殿堂入りグループ(Pro Football HOF)の一同はイスラエルで行われているアメフト関連の交流事業に参加したのですが、そこで彼らは地元のユースや高校生プレーヤー達とイベントを行ったということです。この行脚の参加者の一人にニューイングランドペイトリオッツのオーナーでもあるロバート・クラフト(Robert Kraft)氏が含まれており、その様子がペイトリオッツのツイッターで紹介されていました。その一部が以下のものです。


写真に写っているのは殿堂入りメンバーのアニース・ウィリアムス氏、ジョー・モンタナ氏、アンドレ・リード氏らですが、左の写真の地元の選手達・・・なんとテネシー大のユニフォームを着ているではありませんか!!!これは先にも述べた、あまりにも不評でテネシー大では日の目を見なかったユニフォームそのものなのです。

なぜテネシー大のユニフォームが海を渡ってイスラエルへたどり着いたのか・・・。それは2015年にチームのパンターだったデイル・シュネイトマン(Dale Schneitman)が仕切ったアイデアだったそうですが、当時チームがアディダスからナイキに乗り換えることを知ったシュネイトマンがどうせ使われないのなら他に使い道はないかとチームの用具係に相談したところ、使われないでゴミとなるよりはよっぽどいいということで、この2014年のユニフォームを教会に寄付したそうです。そしてそれが巡り巡ってイスラエルのユースチームの手に渡ったということでした。

プロ殿堂入りのメンバーも現地でテネシー大のユニフォームを見ることになってきっと驚いたでしょうね。

ちなみに韓国アイドルグループで「Girl’s Generation」というグループがいるらしいのですが(有名かどうかもわかりません・・・)、このグループのあるMVになんとアイオワ大のヘルメットが紛れ込んでいます!これがどうやって彼らの手に渡ったのか・・・これを今度は調べて見たいです(わかんないだろうなぁ)。