SEC王座奪還への提言〜SECプレビュー〜

2003年から2015年までにかけて実に9つのサウスイースタンカンファレンス(SEC)チームがナショナルタイトルを獲得し、カレッジフットボールはSECの独壇場とされていましたが、その傾向は最近下火になってきています。もちろんアラバマ大は未だナショナルタイトル最有力候補に毎年挙げられるチームですが、彼ら以外のチームのレベルが昔ほどではなくなり、結果カンファレンス全体のレベルを下げる要因となってしまいました。誰がトップをとってもおかしくなくなった今のカレッジフットボール界でSECが再び王者に輝くにはどうすればいいでしょうか?それを少し検証して見たいと思います。

SECメディアデー:リキャップ①

今週7月10日から4日間アラバマ州フーバー市で行われたサウスイースタンカンファレンス(SEC)のメディアデー。これは各チームのヘッドコーチ及び選ばれた選手たちが所信表明したり、記者からの質問に答えたりするイベントで、毎年プレシーズン前のこの時期に行われます。SECのメディアデーはカンファレンスの注目度からも多くの関心を引き寄せ、記者やファンたちはここでの監督たちの発言から来たるシーズンに思いを馳せるのです。

それでは今年行われたSECメディアデーの様子をかいつまんでご紹介したいと思います。

SECの再編成は必要か?

全米各地に散らばるカンファレンスが姿形を変えながら今日のようになったのは少し前にこのページでも紹介しましたが、恐らくカンファレンス拡張・再編成は今後も時代の流れによって留まる事は無いでしょう。

ミズーリ大とテキサスA&M大の参戦

長い歴史を誇るサウスイースタンカンファレンス(SEC)も他のカンファレンスほど派手に拡張などしてきませんでしたが、2012年にテキサスA&M大とミズーリ大を加え14チームの大所帯になりました。

http://ags-football.net/college-football-101/conferences/sec/

SECは1991年にサウスカロライナ大アーカンソー大を招き入れ12チームとなり、翌年の1992年度からカレッジフットボール界で初めて地区制度を敷き始めました。それ以来カンファレンスは地理的理由から「西地区」と「東地区」に二分され、それぞれの地区優勝者がカンファレンス王者を決定するSECチャンピオンシップで雌雄を決するようになったのです。もちろんカンファレンスタイトルゲームを始めたのもSECが初めてでした。

2012年に追加されたミズーリ大テキサスA&M大はSECの分布図からするとどちらも西側に所在しています。そして彼らがSECに加入した際、テキサスA&M大は西地区、そしてミズーリ大は東地区に編入させられました。

既存の12チームの地区編成を行わなかったせいで地理的に最も西側にいるミズーリ大は便宜上全く正反対の東地区に放り込まれるはめになったのです。ミズーリ大にしてみればSECのような強豪カンファレンスに入れるならば何でも受け入れるという姿勢で加入してきたでしょうから、加入時には文句も言えなかったのでしょう。しかし東地区のチームと対戦するには長い距離移動しなければならず、それは決してチームにとってプラスにはならないはずです。

スウィッツアー氏の嘆き

先月行われたNFLドラフトではミシガン大の11人に次ぎ10人の選手をプロへと輩出したアラバマ大。もちろん2017年度のドラフトにおいては数だけでなく質もトップレベルのドラフトクラスとなりました。また彼らが所属するサウスイースタンカンファレンス(SEC)ではトータルで53人がプロチームに指名されると言うことで、SECは圧倒的強さを失ったと囁かれているとはいえ、この数字だけ見れば彼らが未だにカレッジフットボール界でそのパワーを保持していることが伺えます。

2017年NFLドラフト終わって・・・

マネーの虎、SEC

secsec

サウスイースタンカンファレンス(SEC)の一強時代は終わり、カレッジフットボール界のパワーバランスはまさに戦国時代のごとく各地にその広がりを見せていますが、それでもパワーハウスのSECチーム達は他のカンファレンスの追随を許さないエリアがあります。それは彼らの財源です。

2016年度ナショナルチャンピオンシップゲーム分析

2016-cfp-national-championship-deshaun-watson

 

アラバマ大
(14勝1敗)
7  10  7  7 31
クレムソン大
(14勝1敗)
0  7  7  21 35

全米1位のアラバマ大と2位のクレムソン大の間で行われた2016年度のナショナルタイトルゲーム。試合は予想を裏切らない素晴らしいものになりました。

【関連記事】2016年度ナショナルチャンピオンシップゲーム:アラバマ大 vs クレムソン大(プレビュー)

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シュガーボウルプレビュー

開催日:1月2日
開催地:メルセデスベンツスーパードーム
(ルイジアナ州ニューオーリンズ)

アーバン大 オクラホマ大
8勝4敗 戦績 10勝2敗
32.2 平均得点 44.6
15.5 平均失点 29.6
170.8 平均パスYD(攻) 319.8
278.5 平均ランYD(攻) 237.5
223.6 平均パスYD(守) 279.0
124.8 平均ランYD(守) 160.8
S・ホワイト
1644YD/9TD/3INT
QB B・メイフィールド
3669YD/3TD/8INT
K・ペットウェイ
1123YD/7TD
RB J・ミクソン
1183YD/14TD
T・スティーブンズ
466YD/3TD
WR D・ウエストブルック
1465YD/16TD

シトラスボウル:ルイジアナ州立大 29、ルイビル大 9

ルイジアナ州立大ルイジアナ州立大
(8勝4敗)
0 16 10 3 29
ルイビル大
(9勝4敗)
3 3 0 3 9

全米13位のルイビル大と20位のルイジアナ州立大との対戦となったシトラスボウルハイズマントロフィー受賞QBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)を擁するルイビル大とルイジアナ州立大の強力ディフェンスとのマッチアップが注目されましたが、どちらに軍配が上がったかは誰の目から見ても明らかでした。

【関連記事】シトラスボウルプレビュー

ピーチボウルプレビュー

開催日:12月31日
開催地:ジョージアドーム(ジョージア州アトランタ)

ワシントン大 アラバマ大
12勝1敗 戦績 13勝0敗
44.4 平均得点 40.5
17.2 平均失点 11.7
267.2 平均パスYD(攻) 226.3
210.0 平均ランYD(攻) 245.3
192.5 平均パスYD(守) 184.5
123.5 平均ランYD(守) 63.4
J・ブラウニング
3280YD/42TD/7INT
QB J・ハーツ
2592YD/22TD/9INT
M・ガスキン
1339YD/10TD
RB D・ハリス
986YD/2TD
J・ロス
1122YD/17TD
WR A・スチュワート
852YD/6TD

シトラスボウルプレビュー

開催日:12月31日
開催地:キャンピングワールドスタジアム(フロリダ州オーランド)

ルイジアナ州立大ルイジアナ州立大 ルイビル大
7勝4敗 戦績 9勝3敗
28.2 平均得点 45.3
16.3 平均失点 23.3
187.6 平均パスYD(攻) 302.0
238.1 平均ランYD(攻) 256.8
201.2 平均パスYD(守) 206.3
121.8 平均ランYD(守) 110.0
D・エトリング
1906YD/9TD/4INT
QB L・ジャクソン
3390YD/30TD/9INT
D・グイース
1249YD/14TD
RB L・ジャクソン
1538YD/21TD
M・ドゥプレ
454YD/3TD
WR J・クイック
688YD/6TD

ミシシッピ大が新DCとOCを獲得

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今季5勝7敗と予想に反する結果に終わり、開幕前の期待度を考えると今季のチームの中でも最もがっかりさせられたチームの一つとなってしまったミシシッピ大。ボウルゲーム出場も果たせずチームは既に来季に向け再建を余儀なくされていますが、ヒュー・フリーズ(Hugh Freeze)監督は早速自身の両腕ともいえるコーディネーターのポジションの立て直しに着手したようです。