SECメディアデー:リキャップ①

今週7月10日から4日間アラバマ州フーバー市で行われたサウスイースタンカンファレンス(SEC)のメディアデー。これは各チームのヘッドコーチ及び選ばれた選手たちが所信表明したり、記者からの質問に答えたりするイベントで、毎年プレシーズン前のこの時期に行われます。SECのメディアデーはカンファレンスの注目度からも多くの関心を引き寄せ、記者やファンたちはここでの監督たちの発言から来たるシーズンに思いを馳せるのです。

それでは今年行われたSECメディアデーの様子をかいつまんでご紹介したいと思います。

ドゥーリー氏がリクト監督を想う

2015年度シーズン後にジョージア大が15年間チームを率いてきたマーク・リクト(Mark Richt)氏を解雇した時、全米中はショックを受けたものでした。ジョージア大でナショナルタイトルを獲得することは叶いませんでしたが、毎年毎年非常にいいチームを輩出し、その安定感とプロフェッショナリズムはジョージア大のファンだけでなく、多くの人々から愛されていた人物だったからです。

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ジョージア大がスタジアム改修工事費用6300万ドルを計上

今年2月に遂にお披露目となったジョージア大の新しい屋内練習場。南部のジョージア大とはいえ、天候によっては屋外での練習に影響が及ぶ事はしばしばですし、ましてや真夏にでもなれば炎天下の下でトレーニングを行うのは選手への負担は大きいです。ですから長く待たれた屋内練習場の完成は2年目を迎えるカービー・スマート(Kirby Smart)監督にとっても朗報と言えそうです。そして大学の体育局は屋内練習場完成とともにもう一つの新たなビッグプロジェクトを発表しました。

お披露目された新しい屋内練習場

2016年度シーズン総括:チーム別通信簿(4)

2016年度シーズンを振り返る、チーム別通信簿。今回は「C」を受け取ったチーム達を紹介したいと思います。「C」評価のチームはお世辞にも成功したとは言えない、期待に応えられなかったチーム達と言えます。

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C

ベイラー大

ご存知の通り2016年度のベイラー大フットボール部は開幕前までに起こっていたスキャンダルのせいで大ダメージを受けていましたが、にも関わらずチームは6連勝で全米8位までランクを上げてきました。しかし「そんなに何もかもうまく行かないよ」とお天道様は見ていたのか、ここから彼らはまさかの6連敗。あっという間にランク外へ転げ落ちてしまいました。ボウルゲームではなんとか勝利を収め7勝6敗と勝ち越しシーズンを確保することはできましたが、この一連のスキャンダルの打撃は大きく、果たしてベイラー大が過去数年で作り上げてきた強さを取り戻すことができるのかは誰にも分かりません。

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アイオワ大

2015年度アイオワ大は破竹の12連勝を挙げ無敗でBig Ten西地区を制覇。カンファレンスタイトルゲームではミシガン州立大に惜しくも負けましたが、この年最も世間を驚かせてくれたチームの一つに数えられました。しかし2016年度はその勢いを持続することができませんでした。特に第3戦目で下部リーグであるFCSのノースダコタ州立大に敗れたことは大変なショックでした。後半に当時全米2位のミシガン大をホームで破り大金星を挙げたことで汚名を挽回しましたが、やはり2015年度の好調を考えると2016年度は残念なシーズンだったと言わざるを得ません。

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ジョージア大

新監督カービー・スマート(Kirby Smart)監督を迎えた2016年度のジョージア大は開幕戦で全米22位のノースカロライナ大を倒すと開幕3連勝。ランクも12位まで上昇し前監督マーク・リクト(Mark Richt)監督解雇に懐疑的であったファンもにわかに大きな期待を抱くようになりました。が、23位のミシシッピ大、11位のテネシー大というランクチームに連敗するとランク外へ転落。その後は勝ち負けを繰り返し終わってみれば8勝5敗とジョージア大にしてみれば並の成績となってしまいました。しかもクビにした前監督マーク・リクト(Mark Richt)監督が再就職先のマイアミで9勝4敗とジョージア大よりも良い数字を挙げた事も輪をかけてジョージア大の2016年度シーズンが微妙な感じになってしまいました。もっともスマート監督にとっては初のヘッドコーチ職ということで、今後に繋がるシーズンになったことも確かです。

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元ノートルダム大DCヴァンゴーダー氏がジョージア大と接触か

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今シーズン中盤にノートルダム大のディフェンシブコーディネーターの職を解かれたブライアン・ヴァンゴーダー(Brian VanGorder)氏がジョージア大のディフェンスアナリストとしてチームに関与していると言うリポートが入ってきました。

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ジョージア大のQB事情

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昨年期待度が高かったジョージア大でしたが、3人のQBをシャッフルしてもまるで効果が現れず、9勝したもののマーク・リクト(Mark Richt)監督が解雇されるという結果に至りました。フラストレーションが溜まっているのはファンも同じで、そんな状況を見てきた彼らはリクト前監督が連れてきた5つ星リクルートのQB、ジェコブ・イーソン(Jacob Eason)に先発の座を!と叫んでいるようです。

新先発QB発掘の旅:ジョージア大編

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ジョージア大

昨年ジョージア大の先発QBを任されたのはバージニア大から転校して来たグレイソン・ランバート(Greyson Lambert)。彼が今年4年生としてチームに戻ってきますが、だからといって彼が自動的に先発QBとなると言う訳ではなさそうです。特に可もなく不可もなくといったプレーしか見せることが出来なかったことを考えれば当然と言えば当然です。それに今年は新ヘッドコーチ、カービー・スマート(Kirby Smart)監督体制の下、新オフェンシブコーティネーターであるジム・チャニー(Jim Chaney)氏を迎え、新たなオフェンスが導入されることになるためなおさらのことランバートには変化・向上が求められることになるでしょう。