第53回スーパーボウル!



今年もやってきました、スーパーボウル!53回目となる今回はAFCの覇者・ニューイングランドペイトリオッツとNFCの覇者・ロサンゼルスラムズとの戦いとなりました。もう常連となったペイトリオッツは今年で11回目のスーパーボウル。6度目の栄冠を目指します。一方のロサンゼルスラムズは2001年以来4度目のスーパーボウル出場。1999年に次ぐ2度目のリーグ優勝を賭けてジョージア州アトランタに乗り込みます。


当サイトはカレッジフットボールを中心に様々な情報をお送りしていますが、当然筆者もスーパーボウルを楽しみにしている億千万人の中のひとり。NFLに関しては私よりも数百倍精通されている方がたくさんいますので、そこにあえて切り込むつもりは毛頭ありませんが、今回はこのスーパーボウルに出場する両チームのロースターをカレッジフットボールの目線から見ていきたいと思います。

new-england-patriots-logo-150
ニューイングランドペイトリオッツ
ロサンゼルスラムズ
new-england-patriots-logo-150
la-rams-logo-150

オフェンス

QB

トム・ブレディ

Tom Brady

ミシガン大

2000年ドラフト第6巡目

RB

ソニー・ミシェル

Sony Michel

ジョージア大

2018年ドラフト第1巡目

WR

ジュリアン・エデルマン

Julian Edelman

ケント州立大

2009年ドラフト第7巡目

WR

クリス・ホーガン

Chris Hogan

モンマス大

2011年ドラフト外FA

WR

フィリップ・ドーセット

Phillip Dorsett

マイアミ大

2015年ドラフト第1巡目

TE

ロブ・グロンコウスキー

Rob Gronkowski

アリゾナ大

2010年ドラフト第2巡目

LT

トレント・ブラウン

Trent Brown

フロリダ大

2015年ドラフト7巡目

LG

ジョー・サニー

Joe Thuney

ノースカロライナ州立大

2016年ドラフト第3巡目

C

デヴィッド・アンドリューズ

David Andrews

ジョージア大

2015年ドラフト外FA

RG

シャック・メイソン

Shaq Mason

ジョージア工科大

2015年ドラフト第4巡目

RT

マーカス・カノン

Marcus Cannon

テキサスクリスチャン大

2011年ドラフト第5巡目

ディフェンス

DL

トレイ・フラワーズ

Trey Flowers

アーカンソー大

2015年ドラフト第4巡目

アーカンソー大

DL

ローレンス・ガイ

Lawrence Guy

アリゾナ州立大

2011年ドラフト第7巡目

DL

マルコム・ブラウン

Malcom Brown

テキサス大

2015年ドラフト第1巡目

DL

ディートリッチ・ワイズ

Deatrich Wise

アーカンソー大

2017年ドラフト第4巡目

アーカンソー大

LB

カイル・ヴァン・ノイ

Kyle Van Noy

ブリガムヤング大

2014年ドラフト第2巡目

LB

エランドン・ロバーツ

Elandon Roberts

ヒューストン大

2016年ドラフト6巡目

LB

ドンタ・ハイタワー

Dont'a Hightower

アラバマ大

2012年ドラフト第1巡目

SS

パトリック・チャン

Patrick Chung

オレゴン大

2009年ドラフト第2巡目

FS

デヴィン・マッコーティ

Devin McCourty

ラトガース大

2010年ドラフト1巡目

CB

ステフォン・ギルモア

Stephon Gilmore

サウスカロライナ大

2012年ドラフト1巡目

CB

ジェイソン・マッコーティ

Jason McCourty

ラトガース大

2009年ドラフト6巡目

スペシャルチーム

PK

スティーヴン・ゴストコウスキー

Stephen Gostkowski

メンフィス大

2006年ドラフト第4巡目

P

ライアン・アレン

Ryan Allen

ルイジアナ工科大

2013年ドラフト外FA

louisiana-tech-logo-500

オフェンス

QB

ジャレッド・ゴフ

Jared Goff

カリフォルニア大

2016年ドラフト第1巡目

RB

トッド・ガーリー

Todd Gurley

ジョージア大

2015年ドラフト第1巡目

WR

ブランディン・クックス

Brandin Cooks

オレゴン州立大

2014年ドラフト第1巡目

WR

ロバート・ウッズ

Robert Woods

サザンカリフォルニア大

2013年ドラフト第2巡目

WR

ジョシュ・レイノルズ

Josh Reynolds

テキサスA&M大

2017年ドラフト第4巡目

TE

タイラー・ヒグビー

Tyler Higbee

ウエスタンケンタッキー大

2016年ドラフト第4巡目

LT

アンドリュー・ウィットワース

Andrew Whitworth

ルイジアナ州立大

2006年ドラフト第2巡目

ルイジアナ州立大

LG

ロジャー・サフォルド

Rodger Saffold

インディアナ大

2010年ドラフト第2巡目

C

ジョン・サリヴァン

John Sullivan

ノートルダム大

2008年ドラフト第6巡目

RG

オースティン・ブライス

Austin Blythe

アイオワ大

2016年ドラフト第7巡目

RT

ロブ・ヘヴンステイン

Rob Havenstein

ウィスコンシン大

2015年ドラフト第2巡目

ディフェンス

DL

マイケル・ブロッカーズ

Michael Brockers

ルイジアナ州立大

2012年ドラフト第1巡目

ルイジアナ州立大

NT

ナダミカン・スー

Ndamukong Suh

ネブラスカ大

2010年ドラフト第1巡目

DL

アーロン・ドナルド

Aaron Donald

ピッツバーグ大

2014年ドラフト第1巡目

LB

サムソン・エブカム

Samson Ebukam

イースタンワシントン大

2017年ドラフト第4巡目

イースタンワシントン大

LB

マーク・バロン

Mark Barron

アラバマ大

2012年ドラフト1巡目

LB

コーリー・リトルトン

Cory Littleton

ワシントン大

2016年ドラフト外FA

LB

ダンテ・フォウラー

Dante Fowler

フロリダ大

2015年ドラフト第1巡目

SS

ジョン・ジョンソン

John Johnson

ボストンカレッジ

2017年ドラフト第3巡目

FS

ラマーカス・ジョイナー

Lamarcus Joyner

フロリダ州立大

2014年ドラフト第2巡目

CB

アキブ・タリブ

Aqib Talib

カンザス大

2008年ドラフト第1巡目

CB

マーカス・ピーターズ

Marcus Peters

ワシントン大

2015年ドラフト第1巡目

スペシャルチーム

PK

グレッグ・ズーレイン

Greg Zuerlein

ミズーリウエスタン州立大

2012年ドラフト第6巡目

missouri-western-state-logo-50

P

ジョニー・ヘッカー

Johnny Hekker

オレゴン州立大

2012年ドラフト外FA

oregon-state_50

ニューイングランドペイトリオッツ

NFL史上最高峰QBの一人に数えられるトム・ブレディ(Tom Brady)はミシガン大出身。彼のカレッジフットボーラーとしての最後の試合(2000年オレンジボウル)を生で観戦したことがある筆者にとって、彼が未だに最前線で活躍しているのは驚きとしか言いようがありません。

また今年のペイトリオッツの24人の先発メンバーのうちドラフトで第1巡目でピックされた選手は6人(ミシェル、ドーセット、ブラウン、ハイタワー、ギルモア、マッコーティ)。更に言えばドラフトされずにフリーエジェントでプロの世界に飛び込んだのが3人もいます(アンドリューズ、ホーガン、アレン)。

面白い経歴の持ち主はクリス・ホーガン(Chris Hogan)です。彼の生い立ちをみてみると大学はペンシルバニア州立大出身となっていますが、実は彼はフットボール選手としてではなくラクロス選手としてペンステートに通っていたのです。そして卒業後にFCSのモンマス大へ編入し1年間大学院生としてカレッジフットボール部に加入しますが、そこで彼の高い身体能力が発揮され活躍。その後はドラフト外のフリーエージェント選手として数々のチームを渡り歩きますが、2016年度からペイトリオッツの一員になると小柄でスピードのあるWRを重用する同チームで頭角を現し、今では必要不可欠な選手にまで成長したのです。

また前出のブレディもドラフトでは第6巡目というギリギリのところでペイトリオッツに拾われた、決してドラフト当時は逸材だと思われていなかった選手でした。しかし今では彼の右に出るQBはいないところまで上り詰めましたから、ペイトリオッツとしてはなんともお買い得なドラフトチョイスだったことでしょう。

【関連記事】NFLで「お買い得」となったカレッジフットボーラーたち

ロサンゼルスラムズ

一方のラムズですが、ロースターを見渡して際立っているのがドラフト1巡目で指名されて選手の数の多さです。オフェンスに3人(ゴフ、ガーリー、クックス)、ディフェンスにはなんと7人(ブロッカーズ、スー、ドナルド、バロン、フォウラー、タリブ、ピーターズ)と合計10人。先発の半数近くが第1巡目選手というタレント揃いなのです。ラムズ生え抜きの選手というと数は減りますが、逆に言えばそれだけのタレントを擁しながらつい最近までプレーオフに進出できていなかったことを考えると、やはり若き闘将、ショーン・マクヴェイ(Sean McVay)監督の手腕によるところが大きいのだろうなと思わされます。

マクヴェイ監督といえばつい最近33歳の誕生日を迎えたばかりの若いコーチです。ラムズの中には彼よりも年上の選手が多数いるという奇妙な状況ですが、昨年10年以上ぶりにラムズをプレーオフに送り出し、今年は2001年以来のスーパーボウル出場を果たしました。

そんなマクヴェイ監督ですが、プロ選手としてNFLでプレーした経験はありません。出身校であるマイアミ大(オハイオ州)でWRとしてプレーし、大学を卒業したのが2008年ということでそれからたった10年後にラムズのHCとしてチームをスーパーボウルに導いたということになります。凄いことです。

その彼の出身校であるマイアミ大は「グループオブ5」カンファレンス群の1つであるミッドアメリカンカンファレンス(MAC)所属チームです。そして今回彼の対戦相手であるペイトリオッツにもMAC出身選手がいます。WRのジュリアン・エデルマンです。

現在32歳のエデルマンはケント州立大でQBとしてプレー。そして1歳しか違わないマクヴェイ監督とは実は大学時代に対戦した経験があります。大学で対戦したことのある二人が、一人は選手としてそしてもう一人が監督として再びスーパーボウルという大舞台で相見えるという不思議な構図になっているわけです。

2007年に対決したマクヴェイ監督(白ユニフォーム#18)とエデルマン(紺ユニフォーム#1)

といってもマクヴェイ監督の現役時代は4年間でトータル312ヤードと主力とはお世辞にも言えない選手でした。一方のエデルマンはQBとして3年間で4997ヤードのパス、2483ヤードのランとデュアルQBとして活躍。プロではWRとして2009年からこれまでペイトリオッツ一筋でプレーし今ではチームに無くてはならない選手になりました。

そんなエデルマンがマクヴェイ監督の当時を覚えているはずはありませんが、今回同じMAC出身としてマクヴェイ監督のHCとしての業績を手放しで称えています。

「本当に信じられません。彼は本物です。私とほぼ同い年であるのにチームをスーパーボウルに導いたのですから。それは彼がどれだけこのゲームを理解し、それだけの努力をしてきたということを示しているのです。何と言っても彼は自分と同じMAC出身の人間なんです。」

そしてマクヴェイ監督の倍歳を取っているペイトリオッツのビル・ベリチック(Bill Belichick、66歳)監督も「彼のオフェンスはクリエイティブだが、基礎がしっかりしていてよく指導されているチームだ。」とマクヴェイ監督の手腕を絶賛しています。

非常に楽しみな対決ですね。



この記事が気に入ったらポチッ!
この記事が気に入ったらポチッ!
Share on facebook
シェアする 0
Share on twitter
ツイートする
Share on pocket
Pocket
  • Instagram
Share on google
Google+