第52回スーパーボウル!

NFLの第52回スーパーボウルがいよいよ今週末に迫りました。今年は13勝3敗のAFCチャンピオン、ニューイングランドペイトリオッツと同じく13勝3敗のNFCチャンピオン、フィラデルフィアイーグルスの対決となりました。すでに両チームは開催地であるミネソタ州ミネアポリスに乗り込んで最終調整に入っています。

当サイトはカレッジフットボールのサイトではありますが、今回は昨年と同様この頂上決戦にて対峙する両チームの先発メンバーの出身大学を見てみたいと思います。

ニューイングランドペイトリオッツ(13勝3敗)

QBトム・ブレディミシガン大
RBディオン・ルイスピッツバーグ大
WRブランディン・クックスオレゴン州立大
WRクリス・ホーガンモンマス大
WRダニー・アメンドーラテキサス工科大
TEロブ・グロンコウスキーアリゾナ大
LTネイト・ソルダーコロラド大
LGジョー・サニーノースカロライナ州立大
Cデヴィッド・アンドリューズジョージア大
RGシャック・メイソンジョージア工科大
RTマーカス・カノンTCU
DEエリック・リーサウスフロリダ大
DEトレイ・フラワーズアーカンソー大
DTローレンス・ガイアリゾナ州立大
DTマルコム・ブラウンテキサス大
LBカイル・ヴァン・ノイBYU
LBエランドン・ロバーツヒューストン大
LBデヴィッド・ハリスミシガン大
CBマルコム・バトラーウエストアラバマ大
CBステフォン・ギルモアサウスカロライナ大
Sデヴィン・マッコーティラトガース大
Sパトリック・チャンオレゴン大
Kスティーブン・ゴツカウスキーメンフィス大
Pライアン・アレンルイジアナ工科大

NFL史上最高峰QBの一人に数えられるトム・ブレディ(Tom Brady)はミシガン大出身。彼のカレッジフットボーラーとしての最後の試合(2000年オレンジボウル)を生で観戦したことがある筆者にとって、彼が未だに最前線で活躍しているのは驚きとしか言いようがありません。

また今年のペイトリオッツの24人の先発メンバーのうちドラフトで第1巡目でピックされた選手はたったの5人(クックス、ソルダー、ブラウン、ギルモア、マッコーティ)。更に言えばドラフトされずにフリーエジェントでプロの世界に飛び込んだのが5人もいます(アンドリューズ、ホーガン、アメンドーラ、リー、アレン)。

面白い経歴の持ち主はクリス・ホーガン(Chris Hogan)です。彼の生い立ちをみてみると大学はペンシルバニア州立大出身となっていますが、実は彼はフットボール選手としてではなくラクロス選手としてペンステートに通っていたのです。そして卒業後にFCSモンマス大へ編入し1年間カレッジフットボール選手としてチームに加入しますが、そこで彼の高い身体能力が発揮され活躍。その後はドラフト外のフリーエージェント選手として数々のチームを渡り歩きますが、2016年度からペイトリオッツの一員になると小柄でスピードのあるWRを重用する同チームで頭角を現し、今では必要不可欠な選手にまで成長したのです。

また前出のブレディもドラフトでは第6巡目というギリギリのところでペイトリオッツに拾われた、決してドラフト当時は逸材だと思われていなかった選手でした。しかし今では彼の右に出るQBはいないところまで上り詰めましたから、ペイトリオッツとしてはなんともお買い得なドラフトチョイスだったことでしょう。

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フィラデルフィアイーグルス(13勝3敗)

QBニック・フォルーズアリゾナ大
RBレガレット・ブラウントオレゴン大
WRアルション・ジェフリーサウスカロライナ大
WRトレイ・スミスメリーランド大
WRネルソン・アゴローサザンカリフォルニア大
TEザック・アーツスタンフォード大
LTジェイソン・ピーターズアーカンソー大
LGアイザック・セウマロオレゴン州立大
Cジェイソン・ケルシーシンシナティ大
RGブランドン・ブルックスマイアミ大(OH)
RTレーン・ジョンソンオクラホマ大
DEブランドン・グラハムミシガン大
DEヴィニー・カリーマーシャル大
DTティム・ジェニガンフロリダ州立大
DTフレッチャー・コックスミシシッピ州立大
LBマイケル・ケンドリックスカリフォルニア大
LBジョーダン・ヒックステキサス大
LBナイジェル・ブラッダムフロリダ州立大
CBジェイレン・マイルズルイジアナ州立大
CBロナルド・ダービーフロリダ州立大
Sロドニー・マクラウドバージニア大
Sマルコム・ジェンキンスオハイオ州立大
Kケイレブ・スタージスフロリダ大
Pドニー・ジョンソンルイジアナ州立大

フィラデルフィアイーグルスは途中9連勝を含む快進撃を続けましたが、そんな最中に第14試合目に先発QBカーソン・ウェンツ(Carson Wentz、元ノースダコタ州立大)が膝の前十字靭帯(ACL)を断裂する大怪我を負い戦線離脱。それにより彼らのプレーオフの望みは薄くなったかと思われましたが、2012年から2014年までチームで先発を務め以降他チームを渡り歩いた後に2017年のオフシーズンにチームに復帰したニック・フォールズ(Nick Foles)がウェンツの抜けた穴を埋め、ウェンツほどの活躍はありませんでしたが見事にチームはプレーオフに進出。プレーオフでもディビジョナルタイトルゲームでアトランタファルコンズに、NFCタイトルゲームではミネソタバイキングスに競り勝ち見事2004年度シーズ以来のスーパーボウル出場を決めました。

イーグルスの先発メンバーでドラフト第1巡目で選ばれたのは3人(ジョンソン、グラハム、ジェンキンス)。一方ドラフトに引っかからなかったのは3人(ブラウント、ピーターズ、マクラウド)。ペイトリオッツのと合わせて見ても分かるのは、ドラフトのファーストラウンダーだからと言って活躍するというという保証はないということ、またドラフトで声がかからなかったり6巡目や7巡目でギリギリピックされた選手でも状況次第ではスーパーボウルに出場する可能性だってあるということです。

私もNFL観戦はできる限りしますが、やはりカレッジフットボールのファンですのでどちらかというとカレッジで活躍した選手がどこまでやれるのか?という見方をしがちです。そう考えると今回の両チームの先発メンバーを見て大学時代の活躍を覚えているのは、ブレディ、ブラウント、ジェンキンスぐらいです。ブラウントに関していえば彼のプレー云々よりもボイジー州立大戦で見せた「場外乱闘」に始まる素行の悪さがあったから覚えているようなものです。

(ナレーションを聞いていると分かると思いますが、ブラウントの乱闘を制止しようとしているブロンドのコーチは先日ネブラスカ大の監督に就任したスコット・フロスト氏です)

カレッジ時の活躍を覚えていない、というのは自分自身に見る目がないからだというのがもっともな意見なのでしょうが(苦笑)、ドラフトなどでもてはやされた大卒の選手が今後どれだけ長くプロ生活を送れるかなんていうのは本当にわからないですよね。ドラフトされたからといってシーズン開始前のファイナルロースターに残れるなんて保証はどこにもないのですから。

兎にも角にもアメリカのスポーツイベントで最大級のスーパーボウルは2月4日午後6時半(日本時間2月5日午前8時半)キックオフの予定。昨年に続く二連覇(チーム史上6度目)を狙うペイトリオッツか、1960年以来の栄冠を手に入れたいイーグルスか。非常に楽しみですね!

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