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開幕前にまだ試合を行っていないチームにランキングを付けるのは簡単ではありません。机上の空論となる場合はいつの時代もあるわけで、今年もそれに漏れることなく開幕時のトップチームの内の数チームが期待を裏切る形でランキングから消えていきました。第6週目を終えた現時点でその不名誉なチームの仲間入りを果たしてしまったのがスタンフォード大ミシガン州立大、そしてUCLAといえます。

先々週には全米7位に位置するもののワシントン大に44対6と大差で敗れてランクを15位まで落としたスタンフォード大は先週末ワシントン州立大と対戦。この試合に勝ってワシントン大との敗戦の帳尻合わせをしたかったところですが、逆に返り討ちにあり42対16とまたもや大敗。

この試合ではRBクリスチャン・マカフリー(Christian McCaffrey)を怪我で後半欠きランオフェンスが沈黙。しかしマカフリーが健在だった前半も彼に見せ場はほぼ無く、マカフリーの調子云々ではなくオフェンシブライを含む全ユニットの問題と見るべきでしょう。またQBプレーも相変わらずチグハグでそれが更に輪をかけてランオフェンスに悪く影響を及ぼすという悪循環を繰り返しました。

オフェンスもダメならディフェンスも大して相違なく、2試合連続で40点以上の失点。オフェンスが点を取るのに苦労している上にディフェンスもこんな調子ではスタンフォード大の今季に望みは残念ながらありません。恐らくマカフリーのハイズマントロフィーへの夢も限りなく潰えたと言っていいでしょう。昨年の活躍を考えると寂しい限りです。

昨年プレーオフに進出したミシガン州立大は開幕2連勝を飾るもウィスコンシン大、インディアナ大、そして先週末のブリガムヤング大と立て続けに3連敗。2戦目のノートルダム大戦では勝利を奪いはしましたが、今となってはノートルダム大が2勝4敗と大苦戦している事を考えれば、大して価値のある勝利ではなかったと言わざるを得ません。

スタンフォード大とミシガン州立大に共通して言えるのは、QBの経験が明らかに薄いということです。スタンフォード大はケヴィン・ホーガン(Kevin Hogan)、ミシガン州立大はコナー・クック(Connor Cook)という先発の座を4年間守ったベテランがそれぞれチームを去り、彼らの後継者たち(スタンフォード大はライアン・バーンズ、ミシガン州立大はタイラー・オコナー)が先駆者たちに追いつけていないのです。

ここ2週間ランキングから漏れているものの、シーズン前の期待度からして上に挙げたチームと同じくらい過大評価を受けていたのはUCLAです。プレシーズンには16位から出発した彼らでしたが、開幕戦でテキサスA&M大に敗れてランクから姿を消すとスタンフォード大、そして先週末のアリゾナ州立大にも敗れて3敗目を喫してしまいました。

テキサスA&M大は当時ランクされていませんでしたが現在まで全勝でトップ10入りを果たしていることを考えると、彼ら相手にオーバータイムの末に惜しくも敗れたことは逆に評価されるべきかもしれませんが、大苦戦しているスタンフォード大に敗れたことはそれを帳消しにしてしまっています。

QBジョシュ・ローゼン(Josh Rosen)は400ヤード以上を投げ2つのTDを奪いましたがINTも1つ犯し、さらに怪我で2度もサイドラインに引っ込まなければなりませんでした。チームとしては合計4つのターンオーバーを献上し、トータルのランヤードはなんと23回のキャリーでマイナス1ヤード。いくらローゼンが400ヤード投げてもこれでは勝てるはずもありません。

UCLAがシーズン前の期待を裏切り続けるのは何も今年に限ったことではありません。ジム・モーラ(Jim Mora)監督就任以来リクルーティングは成功し、確実に力をつけてきてはいるものの、Pac-12カンファレンスでのタイトルを獲るまでには至っていません。モーラ監督の去就に影響するとは思いませんが、そろそろUCLAファンや上層部はトロフィーの一つや二つを拝みたいと思っている頃でしょう。