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これまでのニュースを一挙に紹介【12月25日】

これまでのニュースを一挙に紹介【12月25日】

メリークリスマス!・・・といっても日本は既に26日になっていますし、こちらもそろそろ日付が変わろうとしていますが。

今年は珍しくクリスマスイヴとクリスマス当日にボウルゲームがありませんでした。ひょっとしたら視聴率が悪くてこの両日に試合を開催することを避けたのかもしれません。

ところでここまで1週間以上の間に起きたのにご紹介できなかったニュースが結構溜まっているのでそれをここでざっくり紹介したいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

アラバマ大の次期OC

アラバマ大の現オフェンシブコーディネーター、マイク・ロックスリー(Mike Locksley)氏はアラバマ大のシーズンが終わり次第メリーランド大の新監督になるべくアラバマ大を離れることがわかっていますが、ニック・セイバン(Nick Saban)監督は現QBコーチのダン・イーノス(Dan Enos)氏をロックスリー氏の後釜に指名しました。

QBトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)ならびにジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)らを直接指導したイーノス氏を昇格させたのはロックスリー氏のオフェンスを引き継ぐという言う意味では一番理にかなっていると言えます。それにしてもアラバマ大はここ3年間でレーン・キフィン(Lane Kiffin、現フロリダアトランティック大監督)、スティーブ・サーキジアン(Steve Sarkisian、現アトランタファルコンズOC)、ブライアン・デイボール(Brian Daboll、現バッファロービルズOC)、そしてロックスリー氏とOCが目まぐるしく入れ替わっています。それにも関わらず常に全米優勝争いに絡んでくるというのはすごいことですよね。


D.J.ダーキン氏がアラバマ大に?

そのアラバマ大ですが、セイバン監督はかつて他のチームで監督の経験がありながら、結果が出せずに解雇されたりその他の問題で解雇されたりシたコーチたちを積極的に入閣させ彼らにセカンドチャンスを与えることでもよく知られています。上に挙げたキフィン氏、サーキジアン氏、ロックスリー氏もそうですが現オレゴン大マリオ・クリストーバル(Mario Cristobal)監督、コロラド大の新監督であるメル・タッカー(Mel Tucker)氏など数え上げればキリがありません。

そして今回アラバマ大の施設でその姿を見せたのが元メリーランド大監督のD.J.ダーキン(D.J. Durkin)氏です。ダーキン氏はメリーランド大OLジョーダン・マクネアー(Jordan McNair)の死亡事故に関するスキャンダルの末シーズン途中に解雇されていましたが、彼がアラバマ大に現れたことでセイバン監督がダーキン氏に救いの手を伸ばしたのだと言われていました。

【関連記事】メリーランド大、ダーキン監督を謹慎解除するも翌日解雇に

しかしセイバン監督はダーキン氏はあくまで見学のために訪問していただけで彼をアラバマ大が雇用したという事実はないというコメントを発表していました。流石にセイバン監督でもダーキン氏が背負っている過去の重さゆえ、彼が解雇された直後に再就職の斡旋をすることはいいアイデアではないと悟っていたのかもしれません。が、結果的に近い将来ダーキン氏がアラバマ大に入閣したとしても過去の例からすれば驚くことでもありませんが。

ミシシッピ大の新DCにマッキンタイヤー氏

今季多くのディフェンスカテゴリーで全米100位以下という無様な姿を見せてしまったミシシッピ大ですが、マット・ルーク(Matt Luke)監督はディフェンシブコーディネーターだったウェスリー・マックグリフ(Wesley McGriff)氏を解雇。そしてその後継者に元コロラド大監督、マイク・マッキンタイヤー(Mike MacIntyre)氏を起用することを決めました。

1998年から2002年までミシシッピ大でアシスタントコーチを務めたこともあるマッキンタイヤー氏は2010年にサンノゼ州立大の監督に就任してチームの再建を成功させると2013年からコロラド大の監督に就任。2016年にはPac-12南地区を制して10勝を挙げるなどしましたが今年は絶不調でシーズンが終わる前に監督の座を追われていました。しかしコーチとしての腕は評判が高いため、ミシシッピ大ディフェンスのリビルドには適任と言えそうです。

アーバン大の新OCにメンフィス大のディリンガム氏

アーバン大はオフシーズンにOCチップ・リンジー監督を元ルイジアナ州立大監督でありカンザス大の新監督であるレス・マイルズ(Les Miles)氏にヘッドハントされてしまいましたが、その後釜にメンフィス大のOCであるケニー・ディリンガム(Kenny Dillingham)氏を引き抜くことに成功しました。

現在若干28歳と超若いディリンガム氏ですが、その才能と勤勉さが認められて今季メンフィス大のOCに抜擢されました。アーバン大は今年オフェンスのタレントを十分に生かせずに失速しましたが、果たしてこの若き指導者であるディリンガム氏がチームを生き返らせることが出来るでしょうか?

ジョージア大QBフィールズが転校か

今季ジョージア大でQBジェイク・フローム(Jake Fromm)のバックアップを務めていたジャスティン・フィールズ(Justin Fields)が転校する方向で話を進めていることが分かりました。

2018年度のリクルーティングランキングではクレムソン大のQBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)に次ぐ全米2位の評価を受けていたフィールズですが、今年は絶対的先発QBフロームのバックアップに甘んじ、出場機会を与えられても彼の真価を活かせるようなチャンスをもらえませんでした。

そこでフィールズは今後あと2年もフロームのバックアップを務めるよりも転校して試合出場の機会を求めることで気持ちが固まっているようです。そしてその転校先はいまのところオハイオ州立大が有力視されています。今のところ彼自身の口からは何も発せられていませんが、ボウルゲーム(シュガーボウル、対テキサス大)には出場したいそうなので彼の進退はその後に発表されることでしょう。

アラバマ大も同じようにデキるQBが二人もいますが、彼らはタガヴァイロアとハーツを上手く共存させることに成功していますから、ジョージア大のこの騒動が際立ってしまっています。そしてさらに言えば、リクルーティングで成功してもその選手たちをチームに留めることの難しさを物語っていると言えます。特に1人しか出場できないQBのポジションはなおさらです。

元TCUロビンソンがミズーリ大へ

今季テキサスクリスチャン大の先発QBを任されたショーン・ロビンソン(Shawn Robinson)ですが、10月中旬にシーズンを棒に振る方の手術を受けてそのまま先発の座をマイケル・コリンズ(Michael Collins)に譲ることになりました。そしてそのロビンソンはシーズン後にチームを去ることを決意。そしてその転校先はミズーリ大に決まりました。

ミズーリ大といえば、今シーズンクレムソン大で先発の座を追われてトランスファー(転校)することになったQBケリー・ブライアント(Kelly Bryant)の新天地でもあります。ただブライアントは既にクレムソン大で学位を取得しているため、大学院転校生としてプレーするので2019年から出場が可能ですが、ロビンソンはトランスファーの規則により2019年は出場することが出来ません。しかしブライアントが来季先発QBとなることが予想されていることを考えると、ロビンソンがミズーリ大を選んだのは賢い選択と言えます。ブライアントはあと1年しかプレーできませんから、彼が卒業した後の2020年にロビンソンがブライアントの後継者としてミズーリ大を率いることは十分に考えられるからです。

もっともロビンソンのテキサス大でのパフォーマンスは良くもなく悪くもなくという感じでしたから、2020年に彼が自動的に先発QBの座を与えられるという確固たる保証もなさそうですが。

ミシガン大QBパターソン、来季チームに残留へ

有能選手が4年生シーズンをスキップしてプロ入りの道を選ぶことはよくあることですが、それが必ずしもいい選択というわけではありません。プロ入りを宣言すればたとえドラフトで誰からも指名されなかったとしても大学に戻ってくることは出来ません。そのボーダーラインにいる選手はむしろ大学に留まって来るシーズンでNFLのスカウトたちを唸らせるようなパフォーマンスを見せたほうがプロ入りできる可能性が高い場合もあります。

だからかとはわかりませんが、この度ミシガン大QBシェイ・パターソン(Shea Patterson)は来季もミシガン大にとどまることを宣言しました。パターソンは5つ星リクルートとしてミシシッピ大に入部しましたが、たったの1年でミシガン大へトランスファー。もしプロ入りを決意していれば3年生のパターソンは今季ドラフト入りすることも出来ましたが、もう1年ミシガン大でプレーすることを選んだのです。

彼の場合はドラフトでの株を上げるために来年さらにミシガン大で磨きをかけることを選んだのでしょうね。

オハイオ州立大マイヤー監督、引退後の再就職先は?

1月1日に行われるローズボウル終了後オハイオ州立大の監督を退きコーチ業界から引退することを表明しているアーバン・マイヤー(Urban Meyer)監督。絶頂期で引退を表明したのは、彼の健康状態のこともあるにせよ、たいへん惜しまれることですし、また本当に彼がこのまま現場を離れてしまうのか疑心暗鬼になっている声も聞かれます。

そんな中大学側はマイヤー監督は引退後大学体育局の長である体育局長の補佐(アシスタントAD)に就任することが明らかにされました。オハイオ州立大はマイヤー監督がコーチの道を初めてあるき出した場所であり、彼にとっては大変な思い入れがあることでしょう。そんなチームにとどまることがデキるのは例え現場の仕事ではなくても理解できる話です。

彼はその他に大学の授業で教鞭をとるという話も出ていますし、こうなればいよいよマイヤー監督が本当に現役引退してしまうんだと思わされます。

アラバマ大とクレムソン大の危機?

12月29日に行われるカレッジフットボールプレーオフ(CFP)に出場予定のアラバマ大とクレムソン大に黄色信号です。

アラバマ大はこの度先発OLのデオンテ・ブラウン(Deonte Brown)ら合計3人をチームの規則違反を犯した故にオレンジボウルに連れて行かないという処分を下しました。またクレムソン大はスターDLデクスター・ローレンス(Dexter Lawrence)ら合計3人が薬物検査に引っかかってしまったということで、追加の検査の結果如何ではローレンスはコットンボウルに出れないかもしれないということで、これはブラウンの欠場よりも何倍もクレムソン大にとっては痛いことです。

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