2019年オフシーズンニュースまとめ【その8】

オルソンのファンドレイジング

ここ最近のサザンカリフォルニア大といえば、昨年は負け越し、新たにオフェンシブコーディネーターに起用したクリフ・キングスバリー(Kliff Kingsbury)氏がNFLアリゾナカーディナルズの新監督就任のため1ヶ月も経たないうちにチームを離れることになったり、はたまた多くの選手がチームからトランスファー(転校)する事態に陥ったり・・・。クレイ・ヘルトン(Clay Helton)監督にとってはいよいよ結果が出なければ後がないという状況になってきました。

そんな感じであんまりいい話がないサザンカリフォルニア大ですが、そんな中でも唯一と言っていいほどのポジティブな話題を提供してくれたのがロングスナッパーのジェイク・オルソン(Jake Olson)です。盲目ながら憧れのサザンカリフォルニア大に入部したオルソンは周囲の助けもあり過去2年間に数試合出場を果たし、多くのファンに感動を与えてくれたのです。

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そんなオルソンも昨シーズンでカレッジキャリアを終えたのですが、彼のあくなき挑戦はまだ終わらなかったのです。

というのも先日行われたサザンカリフォルニア大でのプロデー(Pro Day、NFLドラフトのための選手の見本市)に参加。その目的は彼自身も患った網膜芽細胞腫(Retinoblastoma、非常に稀な眼球内に発生する悪性腫瘍)の治療のための研究費を集めるためのファンドレイジングでした。またその基金は網膜芽細胞腫と診断された子どもたちに治療を受けさせるためにも使われるということでした。

プロデーではベンチプレスに挑戦。見事225パウンド(約102キロ)を17回も挙げることに成功したのです。その結果集めた総額は5万7000ドル(1ドル100円計算で約570万円)まで上ったのです。目標は25万ドル(約2500万円)でしたのでそれには遠く及びませんでしたが、それでもオルソンのそういった意気込みは再び多くの人々の心を掴んだのでした。

元テキサス大の名手、ジョーンズ氏が他界

1970年代、テキサス大の元WR兼RBとして活躍し、またその俊足を活かして陸上競技にも参加したことのあるジョニー・「ラム」・ジョーンズ(Johnny ”Lam” Jones)氏が先日長期にわたるガンとの闘病生活の末亡くなられたということです。享年60歳でした。

1976年から1979年までテキサス大でプレーしたジョーンズ氏は1978年と1979年シーズンにオールアメリカンに選出されたこともある名選手。また陸上選手としても1976年のモントリオールオリンピックに1年生ながら4x100mリレーのアメリカ代表選手として参加。6位入賞を果たしました。

LTが母校へ恩返し

テキサスクリスチャン大卒業生の中でもおそらく知名度ナンバーワンであるのが「LT」ラダニアン・トムリンソン(LaDanian Tomlinson、元サンディエゴチャージャーズ)氏です。RBとして活躍し後に大学並びにプロでの殿堂入りを果たした名選手だったトムリンソン氏ですが、この度母校であるテキサスクリスチャン大に大規模な恩返しをすることを発表しました。

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TCU時代のトムリンソン氏

今回大学側と連携して設立されたのが「ラダニアン・トムリンソン・学生アスリート育成基金」であり、この基金に集められたお金は学生アスリートたちが卒業後に社会に出て成功していくための手助けをするために使われるということです。その基金設立に尽力したのがこのトムリンソン氏だったわけです。

テキサスクリスチャン大がまだ今で言う「グループオブ5」カンファレンス群に属していた頃から活躍していたトムリンソン氏。彼の活躍がテキサスクリスチャン大が現在Big 12カンファレンスで名を馳せるまでに至った礎を築いたといっても過言ではありません。そんなスター選手が母校へ恩返しをするというこの粋な計らいが格好いいですよね。

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